写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

通達069 「 最後のC56?春のSL北びわこ号を狙う 送り込み編 」

この記事をご覧いただき、ありがとうございます。

 



長野県を走る飯山線、そこで使用されているキハ110形にかつてキハ52や58が纏っていたカラーをラッピングする企画が実施されるそうです。

昔のKonicaカラーフィルムのパッケージに似ている気がして、私はこの塗り分けをコニカラーと呼んでおりました。


キハ52飯山線カラー車はまだ碓氷峠

EF63が走っていた頃、

信越本線飯山線が分岐する豊科の辺りで、DD16のラッセルと併せて撮影した事がありました。 


昨年は飯山線で44年ぶりにC11というSLが運行され、大変な好評だったとか。

飯山線の線形から見てもC11の様な小振りな釜だと高原を走る軽快な絵が映えるでしょうね。


今年もC11が走るのならラッピングと併せて飯山線に行きたいなぁと思ってしまいました。


 

さて、今回は2017年度春臨として運転されるSL、北びわこ号を撮影すべく

湖北へ向かった記事の更新となります。

 

とはいえ、本日の更新は北びわこ号ではなく、

その牽引機の送り込み回送を撮影した記事となります。

 

昨年秋にD51 200号機が本線試運転に向かう途中で不具合を起こし、

この2月には、

今回登板予定だったC57 1までが同じ様に試運転へ向かう途中で故障を起こしてしまいました。


神様の采配か、もう見られないと思っていたC56牽引の北びわこ号が再び走る!

という事で、今回はC56を堪能する撮影がしたいと北びわこ参加への計画を練っておりました。

 

C56形蒸気機関車D51やC57と違って

テンダー車(石炭車)を車体に一体とした小型の機関車です。

今回はこの小振り感が見る人に伝わるような画像を撮影しよう、というのが

私が立てたテーマでした。

 

では、どうすれば釜の大きさが伝わる画像になるのか、

テーマが決まってからは絵作りと撮影地の選定に苦心しました。

 

なにせ素人ですから、偉そうにテーマとか言っちゃっても

所詮お粗末な画像になるわけで…

 

 

予報では曇天だったのですが、幸い当日のお天気は早朝から快晴!

 

順光、とあらば予定していたポイントのひとつ、

瀬田川橋梁がイケる!と踏んで

朝の送り込み回送は国道1号線沿いの瀬田川橋梁へ。

 

この場所では、空気の澄んだ朝、鉄橋を渡る列車をサイドから狙うと、

遠く琵琶湖の対岸にそびえる比良山系の姿が雄大さを演出してくれるという

絶好のポイントなのです。

しかも今の時期なら冠雪した姿なのではないか!?と期待して現地へ向かいました。

 

 

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2017-03-05 223系  瀬田ー石山

 

アイレベルにカメラを構えると、右上の方に薄っすらと冠雪した山々が写ります。

まずは練習電で露出を合わせ、列車を待ちます。

 

 

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2017-03-05 京都大学ボート部  瀬田川

 

琵琶湖からの流れが格好の練習場となるのでしょうか、瀬田川橋梁周辺から琵琶湖までを

大学のボート部の男女が頻繁に漕いで行きます。


そうこうしているうちにやってまいりました、送り込み回送!

 

 

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2017-03-05 単9920列車  石山ー瀬田

 

まずは一枚目。

比叡山と大津の高層ホテルをバックに。

画角を広く取り、絞りを開放して背景をぼやかします。

すると、被写体は小さいながらもスポットライトを浴びたように浮き上がりました。

 

 

続いて狙っていた絵を…

 

 

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2017-03-05 単9920列車  石山ー瀬田

 

今回の北びわこ号はエスコート役にEF65 1135号機が充当されておりました。

 

PFに牽かれる姿をサイドから撮影するとC56の小ささ、可愛らしさが際立ちます。

加えて比良山系の冠雪した姿がバックに配置出来て満足する一葉となりました。

 

手持ち撮影の為、少し右に傾いた構図が難点ですね。

 

しかしながら、こうしてみるとまるで鉄道模型を見ているような、

そんな画像を撮影することが出来たかなと、喜んでおります。

 

 

この後、コンビニで朝食を摂って一路湖北を目指します。

 

 

 

 

それでは、

この記事をご覧いただき、ありがとうございました!