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本日も肌を焼く陽射しが、我々の鉄活を阻むが如く照りつけた関西。
皆様、無事に成果を上げられましたでしょうか。
近畿車輛からはついに10編成目となる13110fが出場し、甲種輸送されました。
私も例によって厳しい時間をやり繰りし、今回の甲種も撮影する事が出来ました。
さて、今回の更新は。
全国の貨物ヤードで貨車の入換や
非電化区間の貨物列車などに活躍している縁の下の力持ち、
そのDE10が老朽化してきており、新たな機関車を投入する必要が生じた事により
開発された新世代ディーゼル機関車の試作車両が完成いたしました。
第1四半期の最後の月である6月の甲種ラッシュの中でも
私がとても楽しみにしておりましたのがこの日実施された新世代の釜、
DD200-901号機の甲種輸送でございました。
本来なら吹田以西のポイントでDE10に牽引される姿こそ撮影したかったのですが、
お仕事の都合でそれは諦め、PF牽引となる吹田以東で待ちかまえます。
吹田以東はヨ8000が併結されるので一層、甲種らしさが増しますしね。
通達202の銀ゴトーと同様、お気楽練習となった5070レ。
この144号機は側面がかなり汚れており、JRFロゴも桃太郎の文字も
見づらくなっておりました。
甲種の前にプチ本番となる列車が来ますので、練習電で構図を合わせます。
そのプチ本番がこちら。
小浜線で活躍しているクモハ125-8が、吹田工場での検査を終えて
敦賀まで帰区する途上を狙いました。
丁度、甲種輸送の前走りスジだったので都合が良かったのです。
やってきましたDD200-901号機。
釜と釜の間には緩急車としてヨ8902が連結されております。
この、ヨが付いている事でメーカーの方が添乗していると判り、
単なる重単回送ではなく甲種輸送なのだと簡単に判別できるので、
ヨが付いている姿がレアなのです。
ヨの、かつての車掌車の出番は現在、特大貨物輸送と甲種輸送くらいしか
ありません。
オマケ。
パッと見るとHD300と大差がない外観ですが、
黄色と黒の警戒塗装がスカートに無いのと大型の車体で
本線用車両だという事も判ります。
セミセンターキャブの構造は先輩DE10を引き継いでますが、
より直線的なデザインはアメリカ辺りの機関車をイメージさせますね。
あと5年ほどしたら本線上からDE10という車両が消え去るかもしれない、
DD200の登場はそんなXデーが確実に訪れる先触れでございますね。
試作車なので、この後東京貨物ターミナルや新鶴見機関区界隈で試験を実施し、
数年たってからの量産になると思われます。
今すぐに、ではありませんが、DE10が引退する前にその姿を収めておきたいものです。
尚、この時一緒に新鶴見まで付いて行ったヨ8902は、
7月15日に8865レで吹田へ戻ってきておりますが、そちらはまた別の機会に。
それでは、
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