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昨日に続き、本日も快晴!
近所の中学では体育祭があり、賑やかな嬌声が楽しそうに聞こえます。
こんな陽射しの中で歓声をあげて運動する、なんて私には無理だわ…と
思いつつ、先日の遠征では土砂降りの雨の中で傘も無く
SLを狙う方が余程アレだった事に思考が至り、
まだまだ若い子に負けてへんやん!と
一人で勝手に息巻いていた本日の私。
あ、メトロマン3の甲種輸送には本日も無事、参戦を果たす事が出来ました。
さて、貨物を愛好する者には当たり前な話でございますが、
「ムラサキ」という用語は今の若い鉄さんなどには余り意味が通じないのですね。
これも当たり前ですが、「キ」だけが残りまして、「ムラサ」がほとんど無い
現状ですから仕方がありません。
貨車に付けられる重量換算記号であります、ムラサキ。
居酒屋さんではありません。
↑それ、村さ来やし
国鉄時代にはワム、ワラ、ワサ、ワキなんて貨車がゴロゴロしておりました。
細かく解説いたしますと、
ム…自重14-16t
ラ…〃 17-19t
サ…〃20-24t
キ…〃25t以上
に対応する貨車に付けられております。
何故ムラサキ、なのかと申しますと
換算記号を付けるにあたり、簡潔で語呂が良く他とは被らない、という事で
採択された様でございます。
案外、テキトーな感じですよね。
ちなみにワムやワキなど、頭にワが付く貨車は
ワゴンのワから由来しておりまして有蓋車、
長物車であるチキのチは、木材を指すティンバーのチ、なんだそうでございます。
私、実はチョウブツのチだと思い込んでおりました。
昔はコンテナを載せる二軸貨車のコム、なんて形式もありました。
では、コンテナを載せる25t以上の貨車といえば…
コキ、でございますね。
2017-08-22 8865列車 京都貨物ー向日町(操)
この日は広島更新風の塗装をまとう、ロクヨンセンの1049号機がやって参りました。
検査明けの青いコキ101-103+コキ100-103、コキ101-104+コキ100-104の
2ユニット4両と、くすんだ色合いに見えるコキ104-1633、コキ107-1058、更に最後尾には
安治川口のチキ6306と6168が付いた8両となっておりました。
愛知機関区に現存する広島更新風の釜は、この1049号機と1046号機がございます。
以前の更新で1046号機の方は記事にもしておりまして(通達193、194)
そちらは8865レで来阪して8864レで帰区しておりました。
今回は、その後の様子を見るに岡山への出張運用のために
配車された模様でございます。
2017-08-22 8865列車 京都貨物ー向日町(操)
回送されるコキの、101の下には何処からどこまで回送されるのかが記された
回送票が入っておりまして、
元画像を拡大すると川崎貨物駅から新南陽駅まで、となっておりました。
また、103の数字の3の下にある緑の縦ラインが入った札は、
列車指定票と申しまして、いつ、どの列車で回送されるのかが判ります。
定期の貨物列車ではこれらの票は入りませんので、それだけでも
ちょっとしたお得感がある様に思えてしまいます。
ムラサキのキだけが生き残るいまの貨車業界でございますが、
JR貨物の12フィートコンテナの小豆色、
もしかしたらこのムラサキに因んでの配色だったりするのでしょうか?
2017-08-22 8865列車 京都貨物ー向日町(操)
たまたま傍にいらっしゃった鉄さんの後ろ姿が入ってしまいました。
こちらは安治川口常備のチキ6000形という貨車でございます。
興味深い事にこのチキ6000、この日は吹田まで運ばれて、
翌日の1182レで一旦梅小路まで戻り、そのままその日の1881レで再度吹田へ。
そこから1883レで安治川口へと戻る、とてもややこしい返却ルートになっておりました。
何故、この様なややこしい方法が取られるのか、恐らくは
吹田貨物ターミナルの配線に関係しているのだと思うのですが、
正確な理由は判らず、鉄道の、一層の奥深さを感じるのでした。
すみません、未解決で終わります。
どなたか、謎を解明して下さーーいっ!
それでは、
この記事をご覧いただき、ありがとうございました!