この記事をご覧いただき、ありがとうございます。
ものっそい台風でございました。
皆さまのお住まい、周囲は大丈夫でございましたでしょうか。
大和川水系の河川氾濫による浸水被害や、強風による被害など、目を覆いたくなるような惨状に心が痛みます。
我が家はベランダの屋根に用いているトタン板が全て飛ばされ、
骨組みだけの姿になってしまいました。
ベランダだけで済んだのが不幸中の幸い、と胸を撫で下ろしております。
鉄道各線も大きな被害を被り、復旧までにしばらく時間を要する箇所も
多く見受けられます。
保線員さん方や作業に携わる方々の努力は並々ならぬものでしょう。
一日も早い復旧を祈念申し上げます。
さて、今回の更新はキハ120形の撮影第2回となります。
このキハ120形気動車、総数89両が山陰本線の鳥取界隈を除く
ほぼ全ての非電化区間で活躍しております。
しかも投入線区毎にカラーリングが異なるため、同じ形式でも外観のバリエーションに
富んでおり、撮影する側の楽しみの一つともなっております。
ここ関西本線では、私の縄張りから最も手近にキハ120形を撮影できるので、
非電化に飢えた時、こうしてフラりと訪れて気動車成分を補うのです。
2017-10-09 キハ120-13+キハ120-302 新堂ー佐那具
この線区には所属しておりませんが、キハ120形の1次車は全鋼製の200番台で、
現在はリニューアル工事を施され、順次タラコ色となっております。
画像の0番台と300番台はそれぞれ2次車、3次車となりまして
車体はステンレスボディとなりましたが、前面デザインは200番台と
変わっておりません。
お天気はもう一つスッキリしない曇天ですが、架線のない河川を渡河するシーンは
スッキリした構図で好きなのです。
オヤジすべりまくりですね…
2017-10-09 キハ120-305+キハ120-14 新堂ー佐那具
通達295の2枚目画像で亀山へ向かった2両が、今度は加茂へ向かうために
戻って参りました。
この区間は数本のキハ120形2両が、日中は亀山ー加茂をピストン輸送する運用ですので、
終日撮影していると何度も同じ車両に出くわします。
1時間に1本しかやってこない路線ですが、のんびりした風景の中をゆったりと
過ごしているととても優雅な気分に浸れます。
このキハ120、JR西日本として初めて導入した気動車なのですが
それまでの車両がデザインから設計までから立ち上げていたのに対し、
受注元である新潟鉄工所(現、新潟トランシス)のカタログ製品である
NDCシリーズをそのまま導入するという、JR初の既製品車両でもあります。
同様のNDCシリーズは地方の3セク路線などで多数の導入実績を持っておりますので
JR西日本としても懸念無く導入出来たのでしょう。
従って、キハ120形には兄弟と呼べる車両が他社線区に多数存在しております。
既に引退してしまいましたが、九州の松浦鉄道を走っていたMR-100型気動車は
その外観が塗装の違うキハ120‐200番台といった趣でございました。
また、岡山県の福塩線、伯備線を結ぶ井原鉄道で導入された車両は、
車体の少し長いキハ120と言われても違和感のない外観でございます。
こうした、似ている車両が多く存在するのもまたキハ120の魅力である、と
思っております。
地方に出かけた際には、こうした車両たちにも出会う楽しみを探してみるのも
良いかもしれませんね。
それでは、
この記事をご覧いただき、ありがとうございました!