写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第374列車 「 元国鉄編成!紅葉?の嵯峨野観光鉄道を狙う 」 

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

お正月休みも明け、成人の日の連休も終わり、

学生さんも含めて世間では今日から本格的な

1月度がスタートを切りましたね。

 

 

そんな1月ではございますが、拙ブログではまだ

12月のネタを消化しきっておりません…

 

という訳で12月も初旬、「紅葉」という単語が

しばし耳に残る様な季節の写真で申し訳ございませんが

本日の更新は、観光シーズンも末期となった

保津峡を走る嵯峨野観光鉄道を軽くご紹介いたします。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20180101195513j:plain

2017-12-03 嵯峨野トロッコ列車  トロッコ亀岡トロッコ保津峡

 

この記事のハイライトから。


昨年から鉄へと復帰し、以来ずっと撮影したいなと

思っていながら機会に恵まれなかった

ネタの一つに、この列車がございます。

 

ピークに比べてほとんど落葉してしまい、赤も黄色も

まばらにしか残らない沿線でございますが、

少しでも紅葉を取り入れようと構図を山中心に

組んでみました。 

 

今、見返すと中心に常緑樹が大きく居座っていて

紅葉らしさが弱い絵面でございます…

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20180101195658j:plain

2017-12-03 保津川下り  保津峡

 

トロッコ列車が走る線路のすぐ下には、嵐山の

渡月橋へと通じる保津川が険しい渓流と

なっております。

 

亀岡から嵐山までの遊覧に、観光客が乗船する

保津川下り。

 

至る所に突き出た岩を華麗に避けながら川を下る

様子を、撮影ポイントで眼下に眺める事が出来ます。

 

 

私も小学校時代に遠足で保津川下りへ乗船した事が

ございました。

 

バスで亀岡市までやって来て、川下りしながら

当時まだ国鉄だった旧山陰本線をひたすら眺めていた、

そんな思い出のある保津川下り。

 

私、生粋の鉄でございますね…

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20180101195741j:plain

2017-12-03 嵯峨野トロッコ列車  トロッコ保津峡トロッコ亀岡

 

推進運転でトロッコ亀岡へ向かう列車を。

 

撮影地へ到着した時点では、まだベストな位置に

お日様がいらしておりませんでしたので

取り敢えず練習に撮影しております。 

 

 

電化と同時に新線へと切り替わり廃止となった

旧ルートの山陰本線を観光用に再利用している

遊覧路線が嵯峨野観光鉄道でございます。

 

元々山陰本線の嵯峨野駅(現 嵯峨嵐山駅

から保津峡を抜けて馬堀駅へ至るまでの

線形は、保津川に沿って

山肌を縫う様に線路が敷かれ風光明媚で

尚且つ険しい区間となっておりました。

 

プレイした事がある諸兄もいらっしゃるかと思いますが、

一番最初の「電車でGO!」というゲームには

山陰本線亀岡ー嵯峨野間が収録されて

おりました。


その区間を走るのが、嵯峨野トロッコ列車でございます。

 

 

電化によって敷設された新線は、山々をトンネル7つで

真っ直ぐに突っ切るルートとなり、この区間

大幅な時間短縮に寄与しております。 

  

 

f:id:kyouhisiho2008:20180101195837j:plain

2017-12-03 嵯峨野トロッコ列車  トロッコ亀岡トロッコ保津峡

 

本番ではこんな感じがベストかな~、と

影の位置がまだ多いので本番には至らない

カットを練習撮影しております。

 

今度は推進運転ではなく、DE10がトロッコ客車を

牽引して嵐山方面へ向かうシーンでございます。

 

 

かつての山陰本線を、廃線としてしまうのは

観光的損失ではないか、として第3セクター方式で

運行が開始されたのが嵯峨野観光鉄道でございました。

 

3月から12月の運行期間は毎時1本の

観光トロッコ列車を運行しております。

 

路線は全線が単線となっておりまして、

嵯峨嵐山駅に隣接するトロッコ嵯峨から終点となる

馬堀駅に近いトロッコ亀岡までを往復する列車を、

往路(トロッコ亀岡行)はDE10の動力を

客車前部に設けた運転台で操作して進み、

復路はDE10が牽引する形で戻ってきます。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20180101195934j:plain

2017-12-03 嵯峨野トロッコ列車  トロッコ保津峡トロッコ亀岡

 

煤煙を後方へたなびかせ、

推進運転でトロッコ亀岡を目指す列車。

 

陽が傾いて、段々とベスト位置へ

光線が近づいて参りました。

  

約2時間ほど待って、ようやく太陽が

待ち望んだ位置へと到達し、本番の撮影となりました。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20180101200046j:plain

2017-12-03 嵯峨野トロッコ列車  トロッコ亀岡トロッコ保津峡(再掲)

 

光線を反射させないようにグッと露出を下げ、

木々の彩りを意識いたします。 

 

ゆっくりと進んでくるDE10の姿が、置きピン位置へと

至った刹那、シャッターを切り納得の一枚が得られました。 

 

 

 嵯峨野トロッコ列車は、

JRから譲渡されたDE10 1104号機と、貨車である

トキ25000形を改造、元々の無蓋貨車の面影など

全く残らない立派なトロッコになった5両の客車で

編成を組んでおります。

 

特にトロッコ亀岡方の先頭車、SK200-1は運転台を持ち、

推進運転するDE10を遠隔操作して運行しております。

 

また、機次位に連結されている車両だけは窓が無く、

壁面も柵になっていて景色が他の車両よりも

ダイナミックに楽しめる工夫が為されています。

 

奇抜な塗装の外観としっかりとした構造で判り難いのですが

これらは立派な、元国鉄車両なのでございます。

 

 

余談で申し訳ございませんが、私、 

大学時代は京都市内で過ごしていた為、実は

デートでも何度か利用しておりましたトロッコ列車

 

当時お付き合いしておりました女性と

乗車した際に、以前に乗車した時の思い出を

うっかり披露してしまい、

「それ、誰と乗った時の話??ねぇ。」などと

怒らせてしまったのも懐かしい事でございます…

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!