この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
お正月休みも明け、成人の日の連休も終わり、
学生さんも含めて世間では今日から本格的な
1月度がスタートを切りましたね。
そんな1月ではございますが、拙ブログではまだ
12月のネタを消化しきっておりません…
という訳で12月も初旬、「紅葉」という単語が
しばし耳に残る様な季節の写真で申し訳ございませんが
本日の更新は、観光シーズンも末期となった
2017-12-03 嵯峨野トロッコ列車 トロッコ亀岡ートロッコ保津峡
この記事のハイライトから。
昨年から鉄へと復帰し、以来ずっと撮影したいなと
思っていながら機会に恵まれなかった
ネタの一つに、この列車がございます。
ピークに比べてほとんど落葉してしまい、赤も黄色も
まばらにしか残らない沿線でございますが、
少しでも紅葉を取り入れようと構図を山中心に
組んでみました。
今、見返すと中心に常緑樹が大きく居座っていて
紅葉らしさが弱い絵面でございます…
トロッコ列車が走る線路のすぐ下には、嵐山の
なっております。
亀岡から嵐山までの遊覧に、観光客が乗船する
保津川下り。
至る所に突き出た岩を華麗に避けながら川を下る
様子を、撮影ポイントで眼下に眺める事が出来ます。
私も小学校時代に遠足で保津川下りへ乗船した事が
ございました。
バスで亀岡市までやって来て、川下りしながら
そんな思い出のある保津川下り。
私、生粋の鉄でございますね…
2017-12-03 嵯峨野トロッコ列車 トロッコ保津峡ートロッコ亀岡
推進運転でトロッコ亀岡へ向かう列車を。
撮影地へ到着した時点では、まだベストな位置に
お日様がいらしておりませんでしたので
取り敢えず練習に撮影しております。
電化と同時に新線へと切り替わり廃止となった
旧ルートの山陰本線を観光用に再利用している
遊覧路線が嵯峨野観光鉄道でございます。
線形は、保津川に沿って
山肌を縫う様に線路が敷かれ風光明媚で
尚且つ険しい区間となっておりました。
プレイした事がある諸兄もいらっしゃるかと思いますが、
一番最初の「電車でGO!」というゲームには
旧山陰本線の亀岡ー嵯峨野間が収録されて
おりました。
電化によって敷設された新線は、山々をトンネル7つで
真っ直ぐに突っ切るルートとなり、この区間の
大幅な時間短縮に寄与しております。
2017-12-03 嵯峨野トロッコ列車 トロッコ亀岡ートロッコ保津峡
本番ではこんな感じがベストかな~、と
影の位置がまだ多いので本番には至らない
カットを練習撮影しております。
今度は推進運転ではなく、DE10がトロッコ客車を
牽引して嵐山方面へ向かうシーンでございます。
観光的損失ではないか、として第3セクター方式で
運行が開始されたのが嵯峨野観光鉄道でございました。
3月から12月の運行期間は毎時1本の
観光トロッコ列車を運行しております。
路線は全線が単線となっておりまして、
往路(トロッコ亀岡行)はDE10の動力を
客車前部に設けた運転台で操作して進み、
復路はDE10が牽引する形で戻ってきます。
2017-12-03 嵯峨野トロッコ列車 トロッコ保津峡ートロッコ亀岡
煤煙を後方へたなびかせ、
推進運転でトロッコ亀岡を目指す列車。
陽が傾いて、段々とベスト位置へ
光線が近づいて参りました。
約2時間ほど待って、ようやく太陽が
待ち望んだ位置へと到達し、本番の撮影となりました。
2017-12-03 嵯峨野トロッコ列車 トロッコ亀岡ートロッコ保津峡(再掲)
光線を反射させないようにグッと露出を下げ、
木々の彩りを意識いたします。
ゆっくりと進んでくるDE10の姿が、置きピン位置へと
至った刹那、シャッターを切り納得の一枚が得られました。
JRから譲渡されたDE10 1104号機と、貨車である
トキ25000形を改造、元々の無蓋貨車の面影など
全く残らない立派なトロッコになった5両の客車で
編成を組んでおります。
特にトロッコ亀岡方の先頭車、SK200-1は運転台を持ち、
推進運転するDE10を遠隔操作して運行しております。
また、機次位に連結されている車両だけは窓が無く、
壁面も柵になっていて景色が他の車両よりも
ダイナミックに楽しめる工夫が為されています。
奇抜な塗装の外観としっかりとした構造で判り難いのですが
これらは立派な、元国鉄車両なのでございます。
余談で申し訳ございませんが、私、
大学時代は京都市内で過ごしていた為、実は
デートでも何度か利用しておりましたトロッコ列車。
当時お付き合いしておりました女性と
乗車した際に、以前に乗車した時の思い出を
うっかり披露してしまい、
「それ、誰と乗った時の話??ねぇ。」などと
怒らせてしまったのも懐かしい事でございます…
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!