この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
先日、遠方に住む鉄の友人さんから
「貨物ちゃんねる」の見かたについて
教えて欲しいという旨のメールを
いただきました。
出来る限りご理解いただける様に
説明申し上げたのですが、何分にも
メールでのやり取りでございます。
私の文章ではどこまでご理解いただけるかも
不安でございました。
丁度、先日撮影した貨物列車の写真が
ございましたので今回の更新ではこれらを
用いて簡単な仕業と列車番号のおさらいを
してみようかと存じます。
列車番号と申しますのは、運行する列車が
どの時間帯にどの線区をどの種別で
走るのかを数字で表したものでございます。
ローカルな線区などではわずかな番号しか
無かったりも致します。
JR線では1~5999までの数字で定期列車を、
6000~9999までの数字で臨時列車を表します。
同一線区でなければ重複する事もママございます。
また、奇数が下り列車、偶数が上り列車を
表すので、3215列車の次に同一方向の列車は
3217列車がやって来る、という感じに
設定されております。
電報略号として列車をレと略して
使用するのですが客車のほとんど存在しない
現在では貨物列車意外にあまり用いる事が
ありません。
気動車は末尾にD、電車はMを付けるからです。
2018-01-28 1071列車 長岡京ー山崎
この日はキハ120の出場配給を撮影した後、
ご一緒させていただいた鉄さんが、30号機が
1071レに充当されてこちらへ来ている、と
教えて下さいました。
前日に調べた限りでは、30号機は吹A27仕業に
入っておりましたので、何かの間違いではないかと
思ったのですが、大御所鉄さんが詳細を調べられ、
ほんまに1071レで下っている事が判りました。
吹A27仕業は稲沢から東京(タ)へ向かう
列車の運用でして、順当に仕業をこなして
いるのであれば、その後数日は日中に関西で
撮影出来る機会がありません。
吹A31で1072レに充当されるまで待つ
必要があったのです。
所が何故か吹A27→岡A16に代走し、
この日の午前中に関西を下る姿を
撮影出来る機会に恵まれました。
通常は仕業番号の頭から順番に運用に
入るのでございますが、 時に遅延や故障など、
何らかの事情により別の仕業番号に
割り振られる事もございます。
この日は前日に大幅な遅延が発生して
おりましたので、その影響がこうした
ラッキーを生んだのかも知れません。
新井正で30号機を撮影した後、鉄仲間さん方と別れ
一旦帰宅しようと思ったのですが、別の鉄仲間さんが
下津林で撮影されておられたのでそちらに足を
伸ばしてご挨拶がてら、久々に配7992レを
撮影する事に致しました。
所が。
鉄仲間さんはいらっしゃらずボッチ鉄となりました。
モチベーションも下がり帰ろうかと思った矢先。
やって来たのは同じPFでも貨物釜。
しかも前面貫通扉が黄色の通称カラシと
呼ばれるネタ釜でございました。
この釜は前日の5087レで来阪する運用に
充当されていたのですが、大幅に列車は
遅延、この日の早朝に吹田へ到着した模様で
ございました。
そのまま四国へ向かう仕業へ入るとばかり
思っておりましたらこちらも遅延しておりました
5086レへ入り、トンボ返りで新鶴見へと
戻って行くシーンに遭遇したのでございます。
こんな事ってあるんやね~、なんて驚きつつ
シャッターを切ってみたものの、何だか
中途半端な出来栄えとなりました。
ちなみにこのカラシ、翌日に再び新A21仕業で
5087レに入り、今度は仕業番号通り四国へ
旅立っております。
代走で岡A16仕業に充当されていたヒャクロクの
5050レも、向日町で暫く抑止されての通過で
ございました。
裾に帯の無い初期型105号機は久々に見る
丸鮫でございます。
最後に代走で吹A136へと充当された新鶴見の
桃太郎、121号機。
仕業番号や仕業内容は貨物ちゃんねるのおかげで
詳細に判りますし、列車番号によるダイヤも
貨物時刻表や鉄道雑誌、その他ネットなどで
把握する事が出来ます。
貨物列車の撮影にはこうした資料やツールを
用いますと、狙った釜を効率よく撮影する事が
出来るのでございます。
インターネットが無かった時代、貨物時刻表を
片手に運用調査する友人がおりましたが、今でも
彼の直向きな情熱と行動力は尊敬に値すると
思います。
旅客列車については今でも地道な運用調査活動を
されていらっしゃる方々の成果で、私も鉄活を
楽しむ事が出来ております。
日々の鉄活も様々な先人や現役鉄さん達の成果の
上に成り立たせていただいているのだ、と
改めて感謝しながら、本日の結びとさせて
いただきます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!