この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
本日も非鉄となりました。
雪も降り積もる事なく、平穏に過ごして
おります関西。
近畿でも北部などでは積雪が50センチ近く
あるそうです。
そんな話を耳に致しますと、私の暮らす地域は
恵まれているな、と感謝の念に駆られます。
さて、今回の更新は久方ぶりとなります
日常ネタでございまして、
昨年の大みそかに撮影しておりました、
特急列車のお話をさせていただきます。
関西を発着する山陰本線系統の特急は、
地図上にX字状に描かれるルートで
運行されております。
Xの下側は大阪と京都でございまして、
上側は近畿の北部となります、城崎温泉と
真ん中の交差する部分が福知山に該当し、
それぞれ運行されているのでございます。
そんな関西と山陰を結ぶ特急系統で
ございますが、京都からの各方面へ
充当される列車には287系が、大阪からの
列車には289系がそれぞれ使用されております。
つまり、京都発着の特急に289系を
使用した列車は現在、運行されていない
という事なのですが稀に臨時列車として
289系が乗り入れる機会がございます。
今回の更新ではそんな珍しい機会を
捉えましたご報告となります。
2017-12-31 KTR8000形6両 亀岡ー馬堀
昨年のGWに宮津へ遠征いたしました折
以来となります京都タンゴ鉄道のKTR8000形。
著名なデザイナーの手により、丹後の海という
愛称とシックな内外装に生まれ変わりました。
正直申しますと、同じ特急料金を支払うなら
287系や289系より、コレに乗車したい!と
思う内装でございます。
非鉄の友人が以前、この車両に乗車し驚いた旨を
熱く語っていた事からも、この車両の
リニューアルは大成功だと思われます。
JR線に乗り入れ、特急まいづるの一部列車として
運行されている為、日に何度かは山陰本線でも
撮影が可能でございます。
289系の京都までの回送を狙うべく
この区間の定番撮影地となっております
西谷踏切で撮影を続けます。
瑞風が運行される様になりギャラリーが
増えたためか、このポイントには高い
フェンスが張られるようになってしまいました。
踏み台を用いてフェンスをクリアし、
構図を確保致します。
2017-12-31 221系K8編成 亀岡ー馬堀
練習電で撮影した221系はプレーンな風貌の
K8編成でございました。
少し露出がオーバー気味に感じましたので、
この後設定を変えております。
2017-12-31 221系K15編成 亀岡ー馬堀
お次は2丁パンタを上げるK15編成が
やって来ましたが陽が陰りアンダーに…
12月に入り各線区では、霜取り用に
設置されたパンタを上昇させ、2丁の
パンタグラフを上げる様子が見られます。
阪急や近鉄などの民鉄車両を彷彿とさせます
先頭車2パンタの姿はこの時期ならではと
申せます。
この後、実は寒さにやられて尿意が堪え切れず、
信号が閉塞している間に近くのコンビニへ
トイレを借りに駈け込んでおりました。
戻ってきますと目の前をちょうど、
289系が走り去る所でございまして
今までの練習電は何だったのか、と
落胆いたしました。
そこで、気を取り直し京都からやって来る
列車を捉えるべく、場所を移します。
越えた京都と丹波を隔てる山々をバックに、
京都を出発したKTR8000形を狙います。
列車は6両でございますのでピッタリと
構図に収まるのですが、どうしても側面の
光線が弱いのです。
濃い色の車体ですとこの様に側面が陰ります。
何とかせねばと、この時の私は光線の事ばかりを
気にしておりました。
これが痛恨のミスを招きます。
2017-12-31 289系FG410編成 保津峡ー馬堀
お日様が都合よく陰り、よし!と
喜んだのも束の間、見事に右スカの
構図でございました。
ウッカリ289系も6両と思い込み、先ほどの
kTR8000形に合わせ、6両構図のまんまで
本番に挑んでしまいました。
大失敗となってしまったのでございます。
トリミングでもすればいいのでは、と
思われるかもしれないのですが、
4両であればシャッターの切り位置を
もっと奥側にする事で柵やワイヤーなどの
構造物を回避した構図が取れるはずで
ございました。
こうして、2017年最後の撮影は悔しい失敗で
幕を閉じ、新たな年を迎える事に
なってしまったのでございます。
除夜の鐘をききながら、来年は失敗を減らすぞ、
と決意を新たにしたものの、年が明けても
相変わらずな様子となっておりますのは
皆様ご存じの通りでございます…
日々の努力が大切だと痛感する今日この頃で
ございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!