写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第411列車 「 併用軌道さんぽ・阪堺電気軌道 モ601形を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

本日はポツリ、と雨粒が落ちてきそうなものの、

何とか日没までは堪える事が出来ました関西。

 

有り難くない事に本日も非鉄でございます。

 

5085レにはムドが付いていて撮影意欲はそこそこ

高かったのですが、役所へ行ったりお得意先へと

伺ったりで時間が取れず、でございました。

 

仕方がございませんね。

 

 さて、今回の更新は日常ネタとしてお馴染?の

感が出て参りました併用軌道さんぽシリーズで

ございます。

 

今回の主題はモ601形という車両でございまして、

この車両は2013年に1001形が導入されるまでの

15年間、阪堺社線のニューフェイスとして君臨して

おりました電車でございます。

 

登場は1996年で、増備の終わった1998年までの間に

7両が導入され、現在も全車が現役でございます。

 

 

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2018-01-02 モ601形607号車  住吉鳥居前細井川

 

広告の文字から不動産関連の会社と思われます

恵幸商事の水色に包まれた607号車。

 

 

1001形とモ161形を除く他の形式の車両も

そうなのですが、阪堺電車の車両には皆、車体の

全面を用いた広告のラッピングが施されております。

 

元の塗装がどんなものであったか、覚えて

いらっしゃる鉄さんも案外少ないのでは

ないのでしょうか。

 

 

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2018-01-02 モ601形604号車  住吉鳥居前細井川

 

阪堺電車の中で最も両数の多い岡崎屋質店の

ラッピングを施された604号車。

 

文字の大きさ、色使いなど、いかにも大阪!と

いったイメージのデザインに思います。

 

スーパー玉手のデザインにも通じるものが

ある様に思います。

 

私も大阪人として生まれ育った者でございまして、

こういう感性には親和性を感じてしまうのです。

 

  

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2018-01-02 モ601形606号車  細井川

 

こちらは別の車両、606号車でございます。 

 

他形式も含め、このラッピングの車両は頻繁に

見掛ける事が出来ます。

 

もういっそ、阪堺電車の標準塗装にしても

いいのでは?と思ってしまうのですが、あくまでも

広告ラッピングでございます。

 

 

モ601形は阪堺社線において比較的新しい車両

なのですが、実は制御機器やブレーキなどは

大阪市電から移籍したモ121形のものを流用して

落成している為、完全新造車ではありません。

 

車体やモーターなどは新造されているものの、

専用軌道区間ブイブイ走る際の乗り心地は、

ちょっと独特の個性があるのです。

 

 

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2018-01-02 モ601形603号車  住吉鳥居前細井川

 

窓が中折れ式の様でございまして、内側に

開いております。

 

 

こちらはセレモニーホールのラッピングを

施した車両でございます。 

 

艶やかで綺麗なデザインなのですが、冷静に

見ておりますと葬儀屋とは思えない派手な

デザインでございます。

 

 

ラッピングデザインに目が行きがちですが、

この603号車は他の車両と違い、何故かパンタが

シングルアームタイプに換装されております。

 

Z形パンタの車両が多いのですが、経年劣化か

故障によるものか、交換する際に形状が変更された

ものと思われます。

 

 

同形式の車両でも様々なラッピングに身を包む

阪堺電車の車両群、一両一両の個性もあり

眺めていても飽きません。

 

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!