写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第440列車 「 EF66 30が牽引する8091レを狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

昨夜から降り出した雨が本日も続きました関西。


いよいよダイヤ改正が明日に迫り、各所では

別れを惜しむファンの姿が目につく様になったのでは

ないでしょうか。



関西では阪和線を走る205系羽衣支線103系

それぞれ223系や225系に置き換わると発表されて

おります。


205系は奈良への転入も決まっている様ですし、

今後は奈良線103系4連が桜井・和歌山線105系

共々、一層の注目を集めるものと思われます。


私も今後はブームに乗って、リアルタイムでの

奈良線和歌山線の今、をお伝えしていこうかと

考えております。



さて、今回の更新は昨晩撮影致しました、

チキ5500形を牽くEF66 30の姿を捉えました

ご報告となります。

 

 

ご存じの諸兄もいらっしゃろうかとは存じますが、

この列車は、北九州の新日鐵住金において

製造されます世界で最も長いとされる150Mの

レールを輸送する列車となりまして、八幡製鉄所

製造された150Mレールは静岡の西浜松や東京の

越中島ございますレールセンターまで

貨物列車として運ばれ、JR東海東日本へ

引き渡されます。

 

通常のレールは50Mの長さでございまして、

今までは50Mのレールを溶接してロングレール化

していたのでございます。

 

ですが、溶接処理したものですと溶接個所の

耐久性に劣化が見られるのと、手間が掛かる為、

現在では新幹線を中心に新日鐵製の

ロングレールが供される様になりました。

 

そこで新日鐵八幡製鉄所から、各地の

レールセンターまで150Mレールを運搬する為に

薄緑色のチキ5500形を9両固定編成とした専用の

貨車が仕立てられまして、九州と東京・静岡を

往復しているのでございます。

 

 

列車番号からもお分かりのように8090レ、

8091レは臨時列車として設定されておりまして

現在も週に1度程度の頻度で運転をされております。

 


残念ながら関西ではレールを積載した8090レを

撮影する事が難しく、中国地方か東海管内以東で

ないと狙えないのです。


しかしながらレールを卸した後の返空は夜間と

なりますが、関西でも撮影が可能でございます。

 

そんな150Mレールを輸送する列車、今週の

積載列車である上り8090レは丸鮫のEF66 106が

牽引を担当しておりまして、返空となる

8091レにも同機が充当されれば撮影しようかな、

と考えておりました。

 

所が、昨日運転されました返空の8091レには、

なんと!残り2両となりました最後のEF66 0番台で

ある30号機が充当されたのでございます。

 


 これは撮影しておきたい!とテンションが

上がりまして仕事を終えて夜の高槻駅へと撮影に

やって参りました結果がコチラ。

 

 

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2018-03-15 8091列車  高槻

 

久々の30号機撮影がネタ列車牽引という、嬉しい

巡り合わせでございました。


残念な時は2編成が併結されて18両となり、

編成が構図に入りきらない事もあるのですが、

今回は9両1編成のみでしたのでスッキリ構図で

撮影する事が出来ました。

 


中望遠のレンジで撮影していた為、ハイビームの

影響を受けてフレアが発生しておりますのが

気になると言えばなる、という感じです。

 

 

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2018-03-15 サンダーバード号  高槻

 

拡大すると判るのですが、練習電は

グダグダでして、形式も編成番号も

分からない写真になってしまいました。

 


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2018-03-15 223系W8編成他12両  高槻

 

練習電をもう一発。


先日のD51配給と同様にパチンコ店のネオンと

思しき3色のライトが編成後部を飾ります。

 

ですが今度は編成のお尻が切れてしまう体たらく…

本番への不安が高まりました。

 

 

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2018-03-15 8091列車  高槻

 

本番は辛うじて失敗を回避する事が出来ました。


冒頭のコマの一つ前、コチラが今回の

ハイライトとなる一葉でございます。

 

置きピン位置にてシャッターを切りましたので、

冒頭の写真よりも写りは鮮明になっております。

 

 

ご一緒致しました鉄仲間さんとも

話していたのですが、闇鉄の辛い所は

ハイビームの影響をモロに受ける点で

ございましょう。

 

後ろと前にそれぞれ鉄さんがスタンバイ

されていた為、立ち位置的に中望遠レンジでの

撮影でしたので、どうしてもハイビームが

躱せず、フレアを出してしまう結果となったのです。

 

まあ、折角のいいネタでございましたので

ハイビームのフレアも含め、闇鉄らしさと考えれば、

これもまた一興。

 

そんな風に考えておきましょうかね。



撮影後、同じ場所にいらっしゃった鉄さんが

大きな荷物を持っておられたので、ついどちらから

お見えになられたのかと伺いますと、埼玉から

いらっしゃったとのお答えが。


私も東京遠征で8090レを撮影した経験があるので、

何だか他人事とは思えなくなったのと、私のブログ

仲間でもある友人が住む埼玉から来られたと判り、

つい嬉しくなってしまいました。


よく考えたら大宮とか川越とか所沢とか、埼玉も

広いんですけどね。


お若い鉄さんでしたので、アレコレと世話を焼いて

変なオッサン認定されるのも困る為、一言旅の

無事を願う言葉を送って別れました。


ほんの細やかな一期一会の出会いではありましたが、 

 気持ちの良い時間を過ごせました事に

感謝致します。



それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!