写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第446列車 「 併用軌道さんぽ・阪堺電気軌道線 モ351形を狙う 」

この列車にご乗車いただき、ありがとうございます。

 


 春の嵐、という言葉が相応しい突風が吹きまして、

晴れ間と雨模様が目まぐるしく入れ替わるお天気に

なりました本日の関西。


私は徹頭徹尾の非鉄でございまして、この記事を

更新する今以て今日は1度もカメラを触る事が

ありませんでした。



さて、そんな訳で今回の更新はお正月に撮影を

致しました阪堺社線における車両のご紹介記事を

お届けいたします。

 

もう桜が咲こうかという時期に、未だお正月の

撮影記とは…と我ながら恐縮いたします。

 

ですが折角の写真、供養と思ってお付き合い

願えれば幸いでございます。


 

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2018-01-02 モ351形351号車  細井川

 

まずはモ351形のトップナンバー、351号車で

ございます。

 

私がこの世に生を受ける以前の、昭和37年に登場し、

総勢5両が製造され今でも全車が現役で活躍して

おります。

 

最古参のモ161形に似た、丸みを帯びた車体ですが、

運転席の窓が左右に比して大き目に取られて

いる点が特徴となります。



モ701形や601形はパンタグラフ路面電車

定番であるZ型パンタを搭載しておりましたが、

このモ351形は菱形パンタを載せていて一層の

親しみが湧いて参りました。

 

 

モ351号車は最多両数を誇るあの質屋とは異なる

質屋のラッピングを施してありました。

 

こちらは対照的に落ち着いた印象の

デザインでございます。

 

質草になる様なのモノを何も持っておりません私に

とっては、質屋など縁の無い事でございますので、

宣伝効果はありませんが。

 

 

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2018-01-02 モ351形353号車  住吉鳥居前細井川

 

住吉大社の脇を我孫子町へ向けて走り去るモ353。

 

林檎を想起させる色合いのラッピングは

不動産会社がクライアントとなっておりました。

 

側面上部の街並みをデフォルメしたデザインが

小気味良くて好ましく感じます。

 

 

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2018-01-02 モ351形353号車  細井川住吉鳥居前

 

今度は天王寺方面へやって来た所でございます。

 

行先表示にはLEDが使われており、おでこだけは

車両の丸みを帯びたレトロチックな外観に

そぐわない近代的な風貌となっておりました。

 

 

モ351形には前面腰部に堺市の古墳群が

世界遺産登録へ推薦される事が決まったという

お祝いの副票が取り付けられておりました。

 

前方後円墳型の副票がちょっとオシャレで、

私は気に入っているのでございます。

 

 

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2018-01-02 モ351形355号車  住吉鳥居前細井川

 

デタ―!

最早このラッピングを見なければ阪堺に来た、と

言えない程のお馴染みとなったデザイン。

 

車体上部には、創業90年の…と書いてありまして、

モ161形と同い年になる事業所さんだという事が

判ります。

 

90年もの間、事業を存続させるというのも凄い事で

ございます。

 

並々ならぬ企業努力と知られざるドラマ…

そんな想像をして少し楽しい気分になりました。

 

質草も持たない私には縁が無ry…

 

 

今回の撮影ではモ351形は5両中3両しか

撮影する事が出来ませんでした。

 

いずれ機会があれば、352、354号車も

撮影したいと思います。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!