写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第492列車 「 それは、紛れも無くヤツさ!タンゴエクスプローラーを狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

次の祝日は2ヶ月以上も先…

 

今朝、起床して愕然と致しました。

 

 

そう考えると、まとめて祝日があるよりも

6月などに分散配置して欲しくなりますね。

 

 

昨夜から降り出した雨が今朝もアスファルト

黒く染める関西。

 

お陰で気温は低め、過ごし易い一日となりました。

 

 

さて、本日の更新は昨夕の丹後半島にて

山間に立ち込める雨雲の下、孤高のシルエットが

動き出せばそれは紛れも無くヤツさ、という事で

撮影して参りましたご報告となります。

 

その名は「タンゴエクスプローラー」。

 

コブ○ではありません。

 

 

第3セクターとしては初めてとなります、

新造観光特急型車両として1990年にデビューを果たし、

当初は京都と天橋立を結ぶ特急としてJR山陰本線

乗り入れ、99年からは福知山線経由で新大阪まで

乗り入れましたこの車両。

 

惜しくも2011年にJR線内への乗り入れが廃止され、

経年劣化から丹鉄線内での定期運用も終了と

なりました。

 

この数年は西舞鶴車両基地で塗装が剥げ、廃車に

なるのも時間の問題では、と思う程に朽ちて

いたのですが今回、3日~6日の限定で、

丹後の海(KTR8000形)に代わり代走運用に就くと

発表があったのでございます。

 

 

今年のGW後半は私も仕事の都合や家族運用が入り、

中々自由な鉄活が出来ず撮影が出来なかったの

ですが、運用最終日となります昨日、琵琶湖畔での

撮影から車を走らせ丹後半島へ向かう事が

出来ました。

 

 

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2018-05-06 KTR001形第2編成  丹後大宮ー与謝野

 

琵琶湖畔から山科陸橋までの追っかけ後、

ここ丹後大宮の撮影地には列車が通過する20分前に

到着する事が出来ました。

 

先客は1名、ベテランの風貌をされた鉄さんが

いらっしゃいました。

 

今にも降り出しそうな雲の下、雨が降る前に列車の

通過を迎える事が出来、二人して喜んでおりました。

 

 

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2018-05-06 KTR700形705号車  与謝野ー丹後大宮

 

いわゆる青鬼、と呼ばれる丹鉄の一般型気動車

 

その中でも最もベーシックな塗装の車両が

やって参りました。

 

このKTR700形は大型のパノラミックウィンドウを

備えた側面と、0系新幹線と同型のシートを客室に

持つ、何気に豪華な仕様の普通列車なのです。

 

こんな車両が当たり前に走っている丹鉄、実に

羨ましいですね。

 

 

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2018-05-06 KTR700形705号車  与謝野ー丹後大宮(後打ち)

 

この列車が丹後大宮に到着すると、交換でいよいよ

タンゴエクスプローラーがやって来るのでございます。

 

コトコトと走り去る姿も愛らしい青鬼ちゃん。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20180506221915j:plain2018-05-06 4006D  丹後大宮ー与謝野

 

重低音のディーゼルエンジンを響かせて、主役の

登場でございます。

 

シャンパンゴールドの車体には、赤錆や染みなど

経年による痛みが目立ってはおりました。

 

ですが、外観からも判るハイデッカー仕様の客室、

高反射率の側面窓を採用し乗客のプライバシーに

配慮したサービス、前面のおでこ付近に設けられた

展望窓など、往時そのままの姿でございました。

 

練習撮影したKTR700形の客室窓と比べて見てください。

 

タンゴエクスプローラーの車内は全く見えません。

 

 

どうしても架線の無い非電化区間で撮影したくて

強行軍で丹後半島まで足を伸ばしたのですが、

その甲斐があった一枚となりました。

 

 

列車はこの後、天橋立を経由して宮津から福知山を

目指します。

 

私の帰宅ルートと方向が重なる為、上手くすると

追っ掛けが出来るのでは、と目論見まして

昨年の丹鉄訪問時に撮影した喜多付近へ

行ってみる事に致しました。

 

 

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2018-05-06 4006D  喜多ー辛皮

 

こちらはJRの電車が乗り入れる関係で電化されており、

架線の下を走る姿となりました。

 

ここへ到着した時には雨が降り出しておりまして、

止む無く傘を差しての撮影でございましたが、

狙い通りの一枚が撮影出来まして、満足致しました。

 

所でこの車両、どことなくデザインが蛇のコブラ

似ている様に思うのですが、そう思うのって

私だけなんでしょうかね?

 

 

代走運用がコレっきりとなるのか、今後も充当されるのか、

KTR001形のこれからにも注視したいと思います。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!