写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第563列車 「 特5 シキ801(B2梁)の特大貨物輸送を狙う 前編 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございますああ

 

 

大変暑ぅございますが、皆様体調はいかがでしょうか。

 

幸いな事に私も暑さで変調をきたす事無く、本日も一日

お仕事に追われておりました。

 

寒い冬も暑い夏も過ごしにくいので、春と秋を順繰りに

2回ずつ繰り返して欲しいモノでございます。

 

 

さて、今回の更新は夏の暑さがパない関西を抜け出し、

標高が高く涼しい長野県へ行って参りましたご報告と

なります。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20180717200832j:plain

2018-07-15 9495列車  下諏訪ー岡谷

 

背景が真っ白のド逆光となりました下諏訪カーブを、

後尾にヨ8000を連結した特大貨物列車が走り抜けます。

 

 

今回の連休(15日~16日)は特大貨物輸送が長野で

撮影出来るという事で、それをメインディッシュとして

14日の夜に関西を飛び出して夜通し走り、翌朝3:30頃に

撮影地へと到着致しました。

 

小1時間ほど仮眠を取って4時過ぎに撮影地へ布陣に

行きますと、既に8名の鉄さんがいらっしゃいました。

 

 

まだ日の出前の時間、それでも周囲が見渡せるくらいの

明るさでしたので、私もカメラを構える立ち位置を決め、

練習電がやって来るまでの1時間以上を茫洋と過ごす事に

なりました。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20180717202427j:plain

2018-07-15  夜明け前の下諏訪カーブ

 

太陽の出現位置は事前に確認していたのですが、

朝は雲が多く陽が射さない様だ、と目論見まして

ここへ布陣しておりました。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20180717202701j:plain

2018-07-15  下諏訪カーブの日の出

 

所が、夜明け前に稜線に掛かっていた雲は何故か

霧散してしまいまして、陽光が画面中央に輝きます。

 

気分は末期の吸血鬼の様でございます…

 

ぎゃああぁあ…ぁ…ぁ…、と陽の光に苦しむ鉄の

皆さん。

 

なんせド逆光でございますから、ここは最悪の

撮影地となってしまいました。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20180717203117j:plain

2018-07-15 211系N309編成  下諏訪―岡谷

 

太陽が直射して苦しむ一同を嘲笑うかの如く、

始発の練習電が通過して行きます。

 

この直ぐ後に目的の列車がやってきますが、無情にも

雲は残ってはおりませんでした。

 

 

逆光決定となり、もはや諦めムードの中でH級機関車の

独特なブロワ―音が響いてきます。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20180717203711j:plain

2018-07-15 9495列車  下諏訪ー岡谷

 

特大貨物輸送は最高速度が25Km/hに制限されて

おりますので非常にゆっくりとした足取りで目の前を

通過して行きます。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20180717204125j:plain

2018-07-15 シキ801B2  下諏訪ー岡谷

 

前と後ろの梁で荷の収まるグレーの容器を

挟み込みながら吊り掛ける方式のB梁を装備するのが

シキ800形大物車でございます。

 

主に発電所などで使用される変圧器を輸送する為に

用いられております。

 

車体に描かれておりますロゴからもお判りの通り、

この車両は日本通運が所有する私有貨車でして、

今回は東芝ロジスティクスからの発注で松本の変電所へ

変圧器を輸送する為に運用されておりました。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20180717204848j:plain

2018-07-15 9495列車  下諏訪ー岡谷(後打ち)

 

オマケ。

 

逆光でしたので、後打ちに切り替える鉄さんも

いらっしゃいましたから、構図内にはそうした

皆さんも一緒に写り込んでおります。

 

 

折角長野まで来たのですから、これで終わりには

出来ません。

 

列車は時速25キロ未満という低速ですので、

追っ掛けを敢行すべくこの場をすぐに

立ち去りまして次なるポイントへ移動する事に

致します。

 

 

という訳で、次回は後編をお届けいたします。

 

はたして、私は無事に追っかけが出来、

狙い通りの写真を撮影する事が出来るのでしょうか…

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!