写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第564列車 「 特5 シキ801(B2梁)の特大貨物輸送を狙う 後編 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 


まだ7月半ばだというのにこの暑さ…一体8月になれば

どれだけ気温が上がるのでしょうか。


また、暑さに比例して強力な台風の懸念もあります。


穏やかに過ごしたいものですが…


 

さて、今回の更新は前回記事の続きとなりまして、

シキ801の特大貨物輸送を追っかけましたご報告と

なります。

 


前回、下諏訪カーブでド逆光での撮影でしたので、

次こそは順光での撮影を、と意気込みまして、

あらかじめ予定しておりました追っかけポイントの

塩尻駅発車シーンを撮影すべく、峠を越えて

やって参りました。

 

目論見通り間に合いまして、シキの塩尻到着前に

現着致しました。

 

 

撮影ポイントへ到着した時には、既に大勢の鉄さんが

待機していらっしゃり、隙間をぬって構図を決めます。

 

丁度、練習電が先に来ますので構図の確認と露出調整を

兼ねて撮影致します。

 

 

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2018-07-15 211系N303編成  塩尻ー広丘

 

おっしゃ順光!と喜んだのも束の間、なんと先頭車しか

構図内には収まりません。

 

左右の画角は架線柱に阻まれますのでコレが限界。

 

 

運転停車の為、特大貨物の列車は塩尻駅に15分ほど

停車しているのですが、この時点で既に発車まで

残り5分を切りました。

 

さぁどうしよう。


 

実は、こんな事もあろうかと次善の策を

用意しておりました。

 

代替撮影地の選定でございます。

 

ここがダメならこっちで撮ろう、という次点ポイントが

ここから車で5分程の場所にありました。

 

列車の速度を考慮すると、今から向かっても

間に合うはず!と考え、即座に移動致します。

 

 

次点ポイントへ到着するとすぐに踏切が鳴りだし、

遠くに列車が見えて参りました。

 

ギリギリセーフでございます。

 


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2018-07-15 9495列車  塩尻ー広丘

 

ヨーロピアンスタイルのEH200-21が牽引する、H級と

ほぼ同じ全長となりましたシキ801、そして

ヨ8000という特大貨物ならではの編成を、ようやく

順光で撮影する事が叶いました。

 

コレコレ、コイツを撮影する為に夜通し走って長野まで

やって来たのでございますよ!という気分で下諏訪での

溜飲が下がる思いでございました。

 

 

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2018-07-15 9495列車  塩尻ー広丘

 

ワンモアショット。

 

建物の影が車体に掛かってしまいましたし、

右端には架線柱がインしてしまっておりますが

まぁオマケですので。

 

あ、上にもビームがインしてますね…

 

 

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2017-07-15 特大貨物輸送シーン  塩尻ー広丘(後打ち)

 

シキ801が輸送します容器は、車体よりも頑丈に

作られたものでございまして、B梁によって

挟まれて運ばれます。

 

容器の底が線路に擦りそうなくらい低いですね。

 

また、シキ801は軸重を分散させているのでしょう、

車軸が片側8つ、合計16もございます。

 

H級機関車のブルーサンダーと合わせ、レールの

ジョイントを渡る際に響かせる音のすさまじさは

圧巻の一言でございます。

 

ダッダッダッダッダッダッダッと、他では聞けない

特有のジョイント音に痺れつつシャッターを切ります。

 

 

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2018-07-15 9495列車  塩尻ー広丘(後打ち)

 

緩急車には以前、HD300の甲種輸送で撮影した

ヨ8402が連結されておりました。

 

また会ったね、といった気分でございます。

 

 

こうして、何とかリカバーする事が出来ました

特大貨物輸送の撮影、無事に終える事が出来ました。

 

この後は他のネタを撮影する事になるので

ございますが、それらはまたいずれ日常ネタ

シリーズとしてご報告の機会を待ちたいと思います。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!