この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
暑さが戻りました…
台風一過と思い、暴風によって散乱した諸処の
片付けに入りました所、容赦なく照り付ける太陽。
何の仕打ちなのでしょうか、コレは…
非常に大きな被害をもたらしました今回の台風、
一夜明けました関西ではその被害の大きさが徐々に
明らかとなりました。
中でも、関西空港が連絡橋の損壊共々深刻な状況で
完全復旧までに長い時間を要する事が判りました。
復興へ向け、少しずつでも前へと進んで行く関西を
地元の一人として応援させていただきたく存じます。
さて、今回の更新は関西の応援よりも以前から
エールを送っておりました山陰DCの、木次線の
トロッコ列車奥出雲おろち号の復路を撮影して
参りましたご報告でございます。
この列車、往路では12系客車を改造した簡易
運転台の車輛が先頭になっているのですが、
復路は機関車が先頭になるので客車列車然とした
編成で撮影する事が出来ます。
2018-04-29 8422列車 出雲坂根ー八川
この場所、この構図で撮影する為に奥出雲まで
行って来たのでございます。
水鏡だけが惜しかったのですが、こればかりは
仕方がございません。
思い描いた絵をしっかりと決められて
満足でございました。
2018-04-29 8422列車 出雲坂根ー八川
雄大な緑の壁に、所々山ふじが彩りを添える
春の木次線。
この区間では勾配の緩い下り坂を、DE10が
アイドリングでやってきました。
奥出雲おろち号、備後落合からの復路は
なります。
2018-04-29 8422列車 出雲坂根ー八川
石州瓦を載せた赤い屋根がこの地方の特徴なので、
絡めての一枚を。
奥出雲おろち号は一枚の乗車券(と指定券)で、
2席を取得することが出来ます。
どういう事かと申しますと、機次位に連結された
通常スタイルの12系が控車で、最後尾の窓が無い
車輛がトロッコ車なのですが、急な天候不順などに
窓の無いトロッコ車両から控車へ避難出来る様、
どちらの車両にも座席が確保されているのです。
つまり、2両連結されているのですが、
実際の定員は1両分しかありません。
案外、儲けの薄い列車だと思いませんか?
2018-04-29 DE10 1161 出雲坂根ー八川
オマケ。
キャブにはタブレットキャッチャーが備わった
古き良き時代を今に伝えるDE10。
通常は同じ塗装のDE15が運用に
就いているのですが、今季は検査入場の為に
控え投手のDE10が登板となりました。
この秋には背景も、
瑞々しい緑から赤や黄色へ色づき、20周年の
ラストに相応しい舞台へと移ろう事でしょう。
山陰本線の列車を撮影するついでに足を伸ばし、
木次の客車列車も被写体に加えてみては
いかがでしょうか。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!