写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第774列車 「 併用軌道さんぽ・京阪電鉄800形を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

さて、今回の更新は併用軌道を走ります京阪3兄弟の

末っ子、800形のご紹介となります。

 

この形式は京阪線において、鉄軌道線のみと

なります本線系統も含めて唯一の

他社線乗り入れ車両でもあります。

 

京津線と呼ばれます京阪三条浜大津を結ぶ

併用軌道区間の内、京阪三条と御陵の区間

廃止され、現在では京都市営地下鉄東西線

御陵から先は乗り入れる形で太秦天神川まで

運行されております。

 

この地下鉄乗り入れに際しまして、地下鉄の

寸法に合わせる形で新造されました車両が

今回の主役、800形でございます。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190213011409j:plain

2018-08-12 800形811編成  びわ浜大津上栄町

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190213011611j:plain

2018-08-12 800形811編成  びわ浜大津上栄町(後打ち)

 

びわ浜大津を出発し、緩い坂を登りながら

逢坂峠を目指します811編成。

 

本線系統の車両と同じ、新塗装に包まれた編成で

ございました。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190213011912j:plain

2018-08-12 800形803編成  上栄町びわ浜大津

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190213012005j:plain

2018-08-12 800形803編成  上栄町びわ浜大津

 

こちらは登場時からの独創的な塗装をまといます。

 

京阪らしからぬ爽やかなカラーリングは、登場当時

度肝を抜かれましたが、今ではこの色合いの方が

落ち着いた感じに思えます。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190213012255j:plain

2018-08-12 800形803編成  びわ浜大津上栄町

 

浜大津駅前の急カーブを曲がって峠への登り坂を

進みます。

 

石山坂本線の車両は2両編成で運行されますが、

こちらの京津線は地下鉄へ乗り入れる関係で4両で

1編成となっております。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190213012559j:plain

2018-08-12 800形801編成  上栄町びわ浜大津

 

びっくりカーブ、と呼ばれるくらいの狭い内径を持つ

駅前の大カーブを、低速で進入する801編成。

 

鉄道模型ですとお馴染みの折れ曲がり方ですが、

実車で4両の電車がここまで曲がるシーンは

中々お目に掛かる機会もございません。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190213013044j:plain

2018-08-12 800形801編成  びわ浜大津上栄町

 

寺町三条を舞台にしたアニメの副票を

付けます801編成。

 

 

浜大津を出発した列車は上坂町を出ますと、

峠越えに挑むため山岳路線の様相となります。

 

やがて四宮の手前で県境を越えて京都府へ入り

山科、御陵を過ぎますと京都市営地下鉄線へ

乗り入れ、そこから先は地下鉄電車として

運行されます。

 

つまり、路面電車→山岳電車→地下鉄と

わずか7~8駅の間に目まぐるしく線形が変わる

車窓の賑やかな路線となっているのでございます。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190213013834j:plain

2018-08-12 800形813編成  上栄町びわ浜大津

 

最後になります撮影は813編成でございました。

 

 

動画投稿サイトなどで楽しめます前面展望の動画を

視聴するのも楽しいものではございますが、この

路線だけは是非とも実際に先頭車両へ乗車され、

その景色を肉眼で、被りつきで見ていただきたい

ものでございます。

 

短い距離ながら、存分に楽しめること

請け合いでございます。

 

そして、何度も乗車したくなる面白さをもつ、

そんな魅力的な路線と車両が京阪京津線でございます。

 

この春のご旅行、浜大津への京阪旅などいかがですか?

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!