この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
さて、今回の更新は併用軌道を走ります京阪3兄弟の
末っ子、800形のご紹介となります。
この形式は京阪線において、鉄軌道線のみと
なります本線系統も含めて唯一の
他社線乗り入れ車両でもあります。
御陵から先は乗り入れる形で太秦天神川まで
運行されております。
この地下鉄乗り入れに際しまして、地下鉄の
寸法に合わせる形で新造されました車両が
今回の主役、800形でございます。
2018-08-12 800形811編成 びわこ浜大津ー上栄町
2018-08-12 800形811編成 びわこ浜大津ー上栄町(後打ち)
逢坂峠を目指します811編成。
本線系統の車両と同じ、新塗装に包まれた編成で
ございました。
2018-08-12 800形803編成 上栄町ーびわこ浜大津
2018-08-12 800形803編成 上栄町ーびわこ浜大津
こちらは登場時からの独創的な塗装をまといます。
京阪らしからぬ爽やかなカラーリングは、登場当時
度肝を抜かれましたが、今ではこの色合いの方が
落ち着いた感じに思えます。
2018-08-12 800形803編成 びわこ浜大津ー上栄町
浜大津駅前の急カーブを曲がって峠への登り坂を
進みます。
石山坂本線の車両は2両編成で運行されますが、
こちらの京津線は地下鉄へ乗り入れる関係で4両で
1編成となっております。
2018-08-12 800形801編成 上栄町ーびわこ浜大津
びっくりカーブ、と呼ばれるくらいの狭い内径を持つ
駅前の大カーブを、低速で進入する801編成。
鉄道模型ですとお馴染みの折れ曲がり方ですが、
実車で4両の電車がここまで曲がるシーンは
中々お目に掛かる機会もございません。
2018-08-12 800形801編成 びわこ浜大津ー上栄町
寺町三条を舞台にしたアニメの副票を
付けます801編成。
浜大津を出発した列車は上坂町を出ますと、
峠越えに挑むため山岳路線の様相となります。
やがて四宮の手前で県境を越えて京都府へ入り
山科、御陵を過ぎますと京都市営地下鉄線へ
乗り入れ、そこから先は地下鉄電車として
運行されます。
つまり、路面電車→山岳電車→地下鉄と
わずか7~8駅の間に目まぐるしく線形が変わる
車窓の賑やかな路線となっているのでございます。
2018-08-12 800形813編成 上栄町ーびわこ浜大津
最後になります撮影は813編成でございました。
動画投稿サイトなどで楽しめます前面展望の動画を
視聴するのも楽しいものではございますが、この
路線だけは是非とも実際に先頭車両へ乗車され、
その景色を肉眼で、被りつきで見ていただきたい
ものでございます。
短い距離ながら、存分に楽しめること
請け合いでございます。
そして、何度も乗車したくなる面白さをもつ、
そんな魅力的な路線と車両が京阪京津線でございます。
この春のご旅行、浜大津への京阪旅などいかがですか?
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!