写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第832列車 「 赤と青!EF510が牽くカモレを狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

国鉄が敷設した鉄道路線には、3種類の

電化方式がございます。

 

ご存知の方も多いでしょうし諸兄に対しては

釈迦に説法となりそうなのですが、関西や関東など、

電化初期に採用された直流方式と、後年に費用の

負担が少ない事から採用された交流方式、更に

交流でも50kHzと60kHzの差異があります。

 

関門トンネル門司駅東北本線黒磯駅など、

交流と直流の転換区間を境にして、かつては

機関車の交換が見られたりしました。

 

そんな我が国の異なる電化方式を気にせずに

突っ切って運用出来ます機関車が、交直両用形と

される形式でございます。

 

3つの異なる方式に対応し、電化区間ならどこでも

走れる性能を与えられました。

 

国鉄時代に製造され、今でも活躍する交直両用形の

代表と申しますと、やはりEF81でございましょうか。

 

このEF81、製造に際しては車体のエクステリアや

走行機器などの諸々を、当時は万能な決定版機関車と

されたEF65形直流電気機関車からコピーする形で

受け継いだ経緯がございました。

 

いわば、交直両用版のEF65と申しても良いもので

ございます。

 

従って試作車も作られず、イキナリ量産先行車の

EF81 1が登場しました。

 

立食いではありませんが、

901号機が存在しないのはちょっと残念にも

思えますね。

 

そんなEF81も仕業数の低下と経年劣化により、

現在定期運用で見られますのは九州地区の

JR貨物のみになります。

 

かつては富山機関区に山ほど在籍したEF81が

日本海縦貫線を走り回っていたものでございます。

 

貨物列車の先頭にEF81が見えると、残念な気分で

シャッターを押さなかったくらいでしたから。

 

 

さて、今回の更新はネタ撮影に際しまして、練習に

狙っておりますカモレから、現在の交直両用形式の

2大巨頭、EF510をピックアップしてみましたので

ご報告申し上げます。

 

このEF510、実はEF81と同様に製造に際しまして

走行機器などの機械的な面を、当時最新鋭とされる

直流機関車EF210から応用しております。

 

その為、JR貨物が製造する機関車としては唯一、

試作車である901号機が存在しない形式となります。

 

EF510-1が量産先行車として製造され、若干の

マイナーチェンジを経て2号機以降の量産車が

投入されているのでございます。

 

また、JR形としては初めて旅客会社と貨物会社、

2社で採用された電気機関車でもあります。

 

赤い車体の0番台に対し、交直両用機としては

珍しい青い車体をしたブルトレ牽引機として

活躍しました500番台。

 

今では双方ともJR貨物の釜として貨物列車の

先頭に立っております。

 

 

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2019-03-30 3099列車  桂川駅付近

 

降りしきる雨の中を北陸へ向かう、EF510-502が

牽引する貨物列車。

 

 コンテナにつきましてはほとんど知識の無い

私ですが、北陸方面の貨物には白いコンテナの

割合が高い様に思います。

 

 

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2019-03-30 4058列車  京都貨物ー向日町(操)

 

赤い車体の0番台、EF510‐15に牽かれて

大阪を目指す貨物列車。

 

同じ日の早朝にも撮影しておりました。

 

この日は朝の内曇りでしたが、

午後からはお天気が崩れてしまいました。

 

 

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2019-03-30 223系4連+221系6連  桂川駅付近

 

練習電に撮影しておりました普電。

 

異形式が連結される編成は統一感こそ無いものの

ちょっとワクワクする様に思えます。 

 

 

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2019-03-30 281系HA604編成  桂川駅付近

 

オマケ。

 

ラッピング2編成目となりますハローキティはるか、

「折り紙」編成でございます。

 

てっきり6両の短編成で来ると思っておりましたら

後ろに3両の付属編成がくっついていて構図が

カツカツになってしまいました。

 

 

本来なら様々なEF510の写真で記事を盛り立てる

所なのですが、実際は練習電大集合的な記事なので

サブタイトルに偽りあり、的な内容となりました(汗

 

北陸ではEF81に代わり活躍しますEF510

 

昔の様にありふれた日常を邪険にせず、丁寧に

記録して行く姿勢を改めて心に刻みたいと思います。 

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!