写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第855列車 「 アニメラッピングのKTR705と鋼索線を狙う 北近畿グルリ旅その2 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

GWもいよいよ残す所あと1日となりました。

 

遠方へ出向かれていた方々も、そろそろ自宅で

のんびりとして疲労を取り除こうかという頃合い

ではないでしょうか。

 

私の場合は数少ない連休を目一杯活かすべく、

明日の夜まで遊び歩いている訳ですが。

 

 

昨夜の更新も冷めやらぬ本日、早速グルリ旅の第2回

更新をお届けさせていただくわけでございますが

今回はいわゆる溜め回、というヤツでして鉄分濃度が

すこーし低めになっております。

 

次回の更新でドバァーっと鉄らしい更新を実施する

つもりでおりますので、何卒ご容赦のほどを。

 

 

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2019-04-22 駅案内板  豊岡駅

 

但馬楽座に宿泊致しました翌日、養父駅から

豊岡駅へとやって参りました。

 

目的は丹鉄線への乗車でございます。

 

駅のホームはJR山陰本線の豊岡と同一敷地内に

有りまして、乗り換えもスムーズなのですが

接続が悪い様でございます。

 

この日は普電で養父から豊岡へ参りまして、

丹鉄線に乗り換えるまで豊岡駅のホームで

1時間近く時間を潰す事となりました。

 

また、丹鉄線のホームにはトイレが無く、一旦

駅の敷地外へ出て駅前の公衆トイレを利用せねば

ならないので、JRから乗り換えの場合は予め

JR線のトイレでお花を摘んでおいた方が

賢明かもしれませんね。

 

 

そんな訳で丹鉄にて長々と列車を待っておりますと

ようやく宮津方からやって来ました1両の単行気動車

 

それがコチラでございました。

 

 

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2019-04-22 KTR705  豊岡

 

青鬼、と愛称が付くブルーを基調にした普通気動車

KTR700形の705号が入線致しました。

 

 

一般車として運用されておりますこの車両、

ご覧の様にアニメのラッピングが施されておりました。

 

パッと見て、子供の頃に母親に怒られました

キャラものシールを張り付けた実家のタンスを

思い出します。

 

車体には何だかベタベタとシールが貼付され、折角の

KTR700が汚されている様に思わなくも無いのですが

私と同じようにホームで列車を待っていた

40代くらいの主婦の方や、高校生くらいの娘さんと

そのお父さんと思しき二人連れなど、乗客の皆さんが

スマホで一心不乱に車体にへばりついた

キャラクター達を撮影し始めました。

 

え?何これそんなに人気なの?というくらい

周囲の皆さまが食いついていらっしゃいまして

その食いつきっぷりにむしろ驚かされました。

 

が、驚きはこんなもので終わるものでは

ございません。

 

 

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2019-04-22 KTR705車内  豊岡

 

トイレに当たる手前左側の壁面には、大きく

キャラクターのアベックがあしらわれております。

 

きょうびアベックなんて言わねえな。

 

 

他にも広告類が全てアニメのシーンを印刷した

ものになっていたり、天井まで雪の結晶模様に

なっていたりという徹底ぶり。

 

1両丸ごとアニメの世界でございます。

 

 

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2019-04-22 KTR705車内  豊岡

 

座席に備え付のミニテーブルにまでキャラクターが。

 

ご存じの方も多いといますが、このKTR700形は

新幹線0系の座席を再利用しておりまして何気に

リッチな気分に浸れる普通車両でございます。

 

当然、進行方向に転換可能な仕様でして

リクライニングこそ無いものの、シートのゆとりは

充分で小1時間の旅が勿体ない程でございます。

 

 

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2019-04-22 KTR705車内  豊岡

 

ミニテーブルには裏面までキャラに

浸食されておりました。

 

思わず脳が震えてしまいます…

 

 

列車は定刻に豊岡を出発、非電化区間でございます

丹鉄線内をディーゼルエンジンを響かせてひた走り

目的地を目指します。

 

車窓は割愛しまして、早速目的地のご報告に

入らせていただきます。

 

何処へ向かうのか、ですか?

 

それはコチラでございます。

 

 

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2019-04-22 天橋立の全景  笠松公園

 

北近畿でも著名なの観光地の一つ、天橋立

やって参りました。

 

で、やはり鉄でございますので拙ブログとしても

コチラをご紹介するのは当然の事でございましょう。

 

 

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2019-04-22 ケーブルカー車両  府中駅

 

天橋立鋼索鉄道線、と申しますと堅苦しいですね。

 

丹後海陸交通が運営する

通称、笠松ケーブルでございます。

 

丹後海陸交通と申しますと宮津を中心に

バス路線を運営する会社として知られて

おりますが、鋼索鉄道も有しているのですね。

 

軌間は在来線や丹鉄線と同じ1067㎜なのですが

車体が小さい為随分と線路幅が大きく見えます。

 

麓側の駅に当たります府中駅では、駅ホームに

ケーブルカーの運転席が置いてありまして、

自由に触れられるのも嬉しい配慮でございます。

 

この日はお子様たちに人気で、私が近づく隙が

無く、遠目から見るだけになりましたが。

 

 

笠松ケーブルの車両、車体長は

全国のケーブルカーの中でも最短級だそうで

ございまして、8mも無いのだそうです。

 

このケーブルカーに乗車いたしまして、およそ

4分ほどで山頂の笠松公園へたどり着く事に

なるのでございます。

 

 

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2019-04-22 笠松ケーブル車内  府中ー笠松

 

若いお兄さんが運転する車内は、多くの観光客で

賑わっておりました。

 

窓の外、山頂を目指す線路には真ん中に

車両を引っ張り上げる為のケーブルが這っております。

 

 

山頂になります笠松公園、当然ただ景色を眺めに

登った訳ではございません。

 

ここへ来たならする事は一つ。

 

股のぞきでございます。

 

 

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2019-04-22 天橋立股のぞき  笠松公園

 

単に逆さまにしただけの写真なのですが

それなりの雰囲気は伝わりますでしょうか。

 

自室などで股のぞきをしても

何にも感じないのですが、ここへ来て台に乗って

股から景色を見ておりますとバランス感覚が狂い

倒れ込みそうになってしまいます。

 

私の隣で挑戦されていたお婆さんも、ふらついて

転びそうになっておりました。

 

ひょっとしたら年間、何人かはここでふらついて

怪我をする人もいらっしゃるのかも知れません。

 

天橋立、存外危険な場所でございますので、

股のぞきの際には細心の注意が必要ではないか、と

具申させていただきます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!