この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
GWもいよいよ残す所あと1日となりました。
遠方へ出向かれていた方々も、そろそろ自宅で
のんびりとして疲労を取り除こうかという頃合い
ではないでしょうか。
私の場合は数少ない連休を目一杯活かすべく、
明日の夜まで遊び歩いている訳ですが。
昨夜の更新も冷めやらぬ本日、早速グルリ旅の第2回
更新をお届けさせていただくわけでございますが
今回はいわゆる溜め回、というヤツでして鉄分濃度が
すこーし低めになっております。
次回の更新でドバァーっと鉄らしい更新を実施する
つもりでおりますので、何卒ご容赦のほどを。
2019-04-22 駅案内板 豊岡駅
但馬楽座に宿泊致しました翌日、養父駅から
豊岡駅へとやって参りました。
目的は丹鉄線への乗車でございます。
駅のホームはJR山陰本線の豊岡と同一敷地内に
有りまして、乗り換えもスムーズなのですが
接続が悪い様でございます。
この日は普電で養父から豊岡へ参りまして、
丹鉄線に乗り換えるまで豊岡駅のホームで
1時間近く時間を潰す事となりました。
また、丹鉄線のホームにはトイレが無く、一旦
駅の敷地外へ出て駅前の公衆トイレを利用せねば
ならないので、JRから乗り換えの場合は予め
JR線のトイレでお花を摘んでおいた方が
賢明かもしれませんね。
そんな訳で丹鉄にて長々と列車を待っておりますと
それがコチラでございました。
2019-04-22 KTR705 豊岡
青鬼、と愛称が付くブルーを基調にした普通気動車
KTR700形の705号が入線致しました。
一般車として運用されておりますこの車両、
ご覧の様にアニメのラッピングが施されておりました。
パッと見て、子供の頃に母親に怒られました
キャラものシールを張り付けた実家のタンスを
思い出します。
車体には何だかベタベタとシールが貼付され、折角の
KTR700が汚されている様に思わなくも無いのですが
私と同じようにホームで列車を待っていた
40代くらいの主婦の方や、高校生くらいの娘さんと
そのお父さんと思しき二人連れなど、乗客の皆さんが
スマホで一心不乱に車体にへばりついた
キャラクター達を撮影し始めました。
え?何これそんなに人気なの?というくらい
周囲の皆さまが食いついていらっしゃいまして
その食いつきっぷりにむしろ驚かされました。
が、驚きはこんなもので終わるものでは
ございません。
2019-04-22 KTR705車内 豊岡
トイレに当たる手前左側の壁面には、大きく
キャラクターのアベックがあしらわれております。
きょうびアベックなんて言わねえな。
他にも広告類が全てアニメのシーンを印刷した
ものになっていたり、天井まで雪の結晶模様に
なっていたりという徹底ぶり。
1両丸ごとアニメの世界でございます。
2019-04-22 KTR705車内 豊岡
座席に備え付のミニテーブルにまでキャラクターが。
ご存じの方も多いといますが、このKTR700形は
新幹線0系の座席を再利用しておりまして何気に
リッチな気分に浸れる普通車両でございます。
当然、進行方向に転換可能な仕様でして
リクライニングこそ無いものの、シートのゆとりは
充分で小1時間の旅が勿体ない程でございます。
2019-04-22 KTR705車内 豊岡
ミニテーブルには裏面までキャラに
浸食されておりました。
思わず脳が震えてしまいます…
列車は定刻に豊岡を出発、非電化区間でございます
丹鉄線内をディーゼルエンジンを響かせてひた走り
目的地を目指します。
車窓は割愛しまして、早速目的地のご報告に
入らせていただきます。
何処へ向かうのか、ですか?
それはコチラでございます。
やって参りました。
で、やはり鉄でございますので拙ブログとしても
コチラをご紹介するのは当然の事でございましょう。
2019-04-22 ケーブルカー車両 府中駅
丹後海陸交通が運営する
通称、笠松ケーブルでございます。
バス路線を運営する会社として知られて
おりますが、鋼索鉄道も有しているのですね。
軌間は在来線や丹鉄線と同じ1067㎜なのですが
車体が小さい為随分と線路幅が大きく見えます。
麓側の駅に当たります府中駅では、駅ホームに
ケーブルカーの運転席が置いてありまして、
自由に触れられるのも嬉しい配慮でございます。
この日はお子様たちに人気で、私が近づく隙が
無く、遠目から見るだけになりましたが。
笠松ケーブルの車両、車体長は
全国のケーブルカーの中でも最短級だそうで
ございまして、8mも無いのだそうです。
このケーブルカーに乗車いたしまして、およそ
4分ほどで山頂の笠松公園へたどり着く事に
なるのでございます。
若いお兄さんが運転する車内は、多くの観光客で
賑わっておりました。
窓の外、山頂を目指す線路には真ん中に
車両を引っ張り上げる為のケーブルが這っております。
山頂になります笠松公園、当然ただ景色を眺めに
登った訳ではございません。
ここへ来たならする事は一つ。
股のぞきでございます。
単に逆さまにしただけの写真なのですが
それなりの雰囲気は伝わりますでしょうか。
自室などで股のぞきをしても
何にも感じないのですが、ここへ来て台に乗って
股から景色を見ておりますとバランス感覚が狂い
倒れ込みそうになってしまいます。
私の隣で挑戦されていたお婆さんも、ふらついて
転びそうになっておりました。
ひょっとしたら年間、何人かはここでふらついて
怪我をする人もいらっしゃるのかも知れません。
天橋立、存外危険な場所でございますので、
股のぞきの際には細心の注意が必要ではないか、と
具申させていただきます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!