写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第856列車 「 還暦の赤い電車!1081F+レトロ23号の臨時列車を狙う 2019・春 琴電紀行その1 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

とうとうGWという名のお祭りも

最終日を迎えました。

 

午後遅くに遠征先の四国から戻って参りました。

 

滞在先では晴天に恵まれ、昨日今日と撮影には

持って来いなお天気だったのですが、関西へ

戻って参りますと雷雨がお出迎え…

 

車から自宅へ戻る際には荷を濡らさない様に

気を遣います。

 

重装備だったので尚更でございます。

 

 

明日からは平日という事で、休みボケに

ならない様気を付けたい所でございます。

 

絶対にやりそうなミスとして、伝票の日付を

書く際に頭に「H」って記入しちゃいそうです。

 

 

さて、今回の更新は北近畿グルリ旅をお休みし、

昨日撮影して参りました写真をネタに記事を

拵えたいと思います。

 

たまの連休、しかも晴天という事で、以前から

計画しておりました拙ブログ初の四国上陸作戦を

今回は思い切って敢行する事に致しました。

 

最優先目標は、来年から順次引退する旨が

発表されました琴平電鉄の動態保存車両達で

ございます。

 

琴平電鉄ではHP上でこれらの車両が運行される

日程とスジを公開して下さっておりますので、

都合さえ合えば撮影は難しいものではありません。

 

 

また、この5日の運転では3月に

クラウドファウンディングで譲渡元の京急塗装へ

復元された1080形1081編成と、元近鉄(になる前の

大阪鉄道)から譲渡された20形23号車が併結運転を

実施すると発表されておりました。

 

電車ネタには疎い私なのですが、流石にこれは!と

思い4日の業務終了後、車を走らせて一路香川を

目指します。

 

 

香川へは中学時代、まだ宇高連絡航路だった頃から

青春18きっぷで何度も訪れているのですが、毎度

鉄道利用だったのでございます。

 

ですから今回、車で瀬戸大橋を渡るのは初体験と

なりました。

 

深夜の暗闇の中、彼方に見える坂出の町灯りが

煌びやかな宝石の様に美しく見え、つい

「おぉ…」と声が漏れてしまいました。

 

 

そんな訳でこの日メインで滞在する

ポイントへは夜明け前に到着。

 

ガラガラですので2か所ほど場所取りをして後、

夜が明けるのを車に戻って待つ事となりました。

 

ですが、陽が昇り始めますと次々に鉄さんが

いらっしゃいます。

 

良い場所、と思われるポイントはあっという間に

埋め尽くされてしまいました。

 

カシオペア信州ほどの賑わいでは無いものの、

関東や東北ナンバーの車もチラホラと見かける

集結っぷりに、人気のほどが伺えます。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190506194648j:plain

2019-05-05 1080形1081編成+20形23号  羽間ー榎井

 

京急から琴電へ譲渡された1080形のうち、

1081-1082の2両となる1081Fがこの春、

京急時代の赤い塗装になりました。

 

前面の貫通扉には60thを記念するヘッドマーク

付き、それだけでも十分に魅力的なのですが更に!

仏生山方にはレトロ車として動態保存されている

23号まで連結されるという豪華さ。

 

まるで仮面ライダーウルトラマン

共闘するかの如き豪華さでございます。

 

 

運行ルートから、背景に讃岐富士を配する構図で

狙うべくエアロケハンを繰り返し、練習電で何度も

シャッターの切り位置を確認しての本番。

 

全てが報われる一葉が得られました。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190506200300j:plain

2019-05-05 1081編成連結面  羽間ー榎井

 

撮影した写真を拡大して見ますと、

連結面の1081号車側腰部には英文字で

リバイバルKHKカラー、と記載が有りました。

 

KHKとはおそらく、京(K)浜(H)急行(K)の事に

なるのだと思うのですが、違っていたら

恥ずかしいので教えて下さい…

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190506200906j:plain

2019-05-05 1200形1203編成  羽間ー榎井

 

練習電。

 

ことでん琴平線の最もポピュラーな外観となる

アイボリーとイエローのツートンをまとう

1203Fでございました。

 

タイミングを合わせ、讃岐富士にちょっと先頭が

掛かった位置でシャッターを切ります。

 

 

丸亀製麺という、うどん屋チェーンを

ご存知でしょうか。

 

大阪に本社のございますうどん屋で、店内で

製麺まで行うリーズナブルなお店なのですが

その店内には讃岐富士が大きく描かれた広告が

掲示してあります。

 

うろ覚えなのですが、「讃岐富士を

富士と言い云々」なんて文言が添えられた壁面を

眺めながら、いつもうどんを食べるので今回は

生でじっくりと見る讃岐富士も、少し新鮮味に

欠けてしまいました。

 

そしてうどんが食べたくなる不思議…

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190506201858j:plain

2019-05-05 1200形1203編成  榎井ー羽間

 

背景に金毘羅山を背負った構図で

折り返しも狙います。

 

こちらは順光となるのですが、線路沿いに立つ

アパートの影が車両に掛かってしまいました。

 

 

高松方の先頭にはジャンパ栓類からホースが

生えているので、ゴテゴテした顔つきで

気に入っております。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190506202339j:plain

2019-05-05 1080形1081編成+20形23号  羽間ー榎井

 

引いた構図でもう一度。

 

還暦という事で赤いちゃんちゃんこならぬ

赤い塗装をその身にまとう1081編成。

 

ファンを意識して下さってのサービスでしょう、

鉄橋を渡り始める際に汽笛を鳴らし、随分と

ゆっくり渡って行きました。

 

お蔭でこちらも何カットもの撮影が出来ました。

 

ただ、讃岐富士は車両に隠れてしまうので

表題以外のコマはあくまでも予備的な感じと

なってしまうのですが。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190506202834j:plain

2019-05-05 20形23号の横顔  羽間ー榎井

 

オマケ。

 

車体もそうですが、台車の形状も魅力あふれる

デザインでございます。

 

 

この列車に限りませんが、レトロ列車の運行は

あくまでも臨時の増発列車という扱いでして

特別な料金や整理券も不要だそうでございます。

 

どう見ても鉄さんだろうと思しき一団が

23号に乗車されていらっしゃいますね。

 

1081編成の車内はガラガラだったのに対して

小さな車体の23号の乗車率の高さに驚きました。

 

 

引退までちょうど1年を切りました23号、

今度は撮影だけでなく乗車もしてみたいな、と

そんな事も考えてしまいます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!