写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第861列車 「 レトロ車4連の特別運行を狙う 2019・春 琴電紀行その4 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

雲一つない抜ける様な青空の下、本日はお仕事に

邁進しての非鉄デーでございます。

 

そんな訳で特に何も記す事の無い前説。

 

ダラダラと駄文を綴りましても仕方が

ございませんし、もうさっさと本編へ

参りましょうかね。

 

 

さて、今回の更新はことでんに在籍します4両の

レトロ車が、全て連結されて仏生山から

琴平までを運転されました臨時列車の撮影について

ご報告させていただきたいと思います。

 

 

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2019-05-05 23号+500号+300号+120号  羽間ー榎井

 

今回のハイライト。

 

懸念しておりました光線は、狙い通り面に陽が射す

状況となり、あらかじめ確保しておりました構図で

仕留める事が出来ました。

 

この構図は1081f+23号の撮影時から、既に沢山の

鉄さん方が陣取っておられたのですが、私は夜明け

前から場所だけは確保しておりましたので問題なく

撮影する事が出来ました。

 

ほぼ大正生まれのレトロ車両達が令和の世を走る姿は

圧巻の一言でございます。

 

編成は手前から、20形23号、5000形500号、

3000形300号、1000形120号と続くのですが

各形式とも在籍車両は1両ずつなので、もう

号車表示だけでも十分かと存じます。

 

 

来年のGWで引退の決まりました23号の、晴舞台と

なります今回の特別運行。

 

赤い電車とのコラボに続き、4連レトロの先頭に

立つ姿をも狙えまして幸せでございます。

 

 

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2019-05-05 23号+500号+300号+120号  羽間ー榎井

 

引いた構図でもう一度。

パンタグラフを4丁振りあげて進む姿は

とても迫力あるシーンとなりました。

 

ハイライトの方は全体的な構図を優先して

組みましたので、串パン上等な出来となりました。

 

そこで、引いた構図では串パンを避けた構図で

仕留められるか、に意識を割いてみました。

 

 

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2019-05-05 500号+300号+120号  羽間ー榎井

 

この4両の中で、手前(左端)の500号だけが

昭和3年の落成でして、残り3両は大正末期に

製造されているそうでございます。

 

車齢90歳オーバーでございます…

 

真ん中の300号が渋いブドウ色1色で、車体裾部には

リベットが打たれ、屋根がラウンドタイプである

など、私の好みにドストライクでございました。

 

しかも前後の客用扉横の、恐らく戸袋窓が近年、

製造当初の円形に復元されたそうでレトロ感が

一層高まります。

 

 

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2019-05-05 1000形120号  羽間―榎井

 

各車とも非冷房の為、窓を全開にして

半ば身を乗り出すような姿勢の乗客も目につきます。

 

そんな中、最後尾となります120号の一番後ろ、

乗務員室の窓からもニョキリと手が生えております。

 

沿線から手を振るファンへ、乗務員さんも一緒に

手を振り返して下さっているのでございます。

 

当然私もこのショットの後は全力で手を振って

レトロ車4両の稀有なシーンをお見送り致しました。

 

 

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2019-05-05 1200形1205編成  羽間ー榎井

 

オマケの練習電。

 

うどんとソフトクリームをいただき

満腹になって金毘羅宮の参道から戻りますと

光線が丁度良い塩梅へ変化しておりました。

 

この列車の次が本番でございましたので、気を

引き締めて露出や構図の調整をして挑んだ1枚で

ございます。

 

こういった派手な色合いだと、インバウンドで

我が国へやって来る外国人などにも

受けが良いかも知れませんね。

 

 

今回の撮影を持ちまして、夜明け前から

滞在しておりました祓川公園のポイントを後にし

次なるポイントにて引き続きレトロ列車を

狙う事と致します。

 

居並ぶ鉄さん方にご挨拶のお声を掛け、車を

走らせて次のポイントへと向かうのでございます。

 

その模様はまた、改めて。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!