この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
雲一つない抜ける様な青空の下、本日はお仕事に
邁進しての非鉄デーでございます。
そんな訳で特に何も記す事の無い前説。
ダラダラと駄文を綴りましても仕方が
ございませんし、もうさっさと本編へ
参りましょうかね。
さて、今回の更新はことでんに在籍します4両の
レトロ車が、全て連結されて仏生山から
琴平までを運転されました臨時列車の撮影について
ご報告させていただきたいと思います。
2019-05-05 23号+500号+300号+120号 羽間ー榎井
今回のハイライト。
懸念しておりました光線は、狙い通り面に陽が射す
状況となり、あらかじめ確保しておりました構図で
仕留める事が出来ました。
この構図は1081f+23号の撮影時から、既に沢山の
鉄さん方が陣取っておられたのですが、私は夜明け
前から場所だけは確保しておりましたので問題なく
撮影する事が出来ました。
ほぼ大正生まれのレトロ車両達が令和の世を走る姿は
圧巻の一言でございます。
編成は手前から、20形23号、5000形500号、
3000形300号、1000形120号と続くのですが
各形式とも在籍車両は1両ずつなので、もう
号車表示だけでも十分かと存じます。
来年のGWで引退の決まりました23号の、晴舞台と
なります今回の特別運行。
赤い電車とのコラボに続き、4連レトロの先頭に
立つ姿をも狙えまして幸せでございます。
2019-05-05 23号+500号+300号+120号 羽間ー榎井
引いた構図でもう一度。
パンタグラフを4丁振りあげて進む姿は
とても迫力あるシーンとなりました。
ハイライトの方は全体的な構図を優先して
組みましたので、串パン上等な出来となりました。
そこで、引いた構図では串パンを避けた構図で
仕留められるか、に意識を割いてみました。
2019-05-05 500号+300号+120号 羽間ー榎井
この4両の中で、手前(左端)の500号だけが
昭和3年の落成でして、残り3両は大正末期に
製造されているそうでございます。
車齢90歳オーバーでございます…
真ん中の300号が渋いブドウ色1色で、車体裾部には
リベットが打たれ、屋根がラウンドタイプである
など、私の好みにドストライクでございました。
しかも前後の客用扉横の、恐らく戸袋窓が近年、
製造当初の円形に復元されたそうでレトロ感が
一層高まります。
2019-05-05 1000形120号 羽間―榎井
各車とも非冷房の為、窓を全開にして
半ば身を乗り出すような姿勢の乗客も目につきます。
そんな中、最後尾となります120号の一番後ろ、
乗務員室の窓からもニョキリと手が生えております。
沿線から手を振るファンへ、乗務員さんも一緒に
手を振り返して下さっているのでございます。
当然私もこのショットの後は全力で手を振って
レトロ車4両の稀有なシーンをお見送り致しました。
2019-05-05 1200形1205編成 羽間ー榎井
オマケの練習電。
うどんとソフトクリームをいただき
満腹になって金毘羅宮の参道から戻りますと
光線が丁度良い塩梅へ変化しておりました。
この列車の次が本番でございましたので、気を
引き締めて露出や構図の調整をして挑んだ1枚で
ございます。
こういった派手な色合いだと、インバウンドで
我が国へやって来る外国人などにも
受けが良いかも知れませんね。
今回の撮影を持ちまして、夜明け前から
滞在しておりました祓川公園のポイントを後にし
次なるポイントにて引き続きレトロ列車を
狙う事と致します。
居並ぶ鉄さん方にご挨拶のお声を掛け、車を
走らせて次のポイントへと向かうのでございます。
その模様はまた、改めて。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!