写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第868列車 「 最後の活躍!引退する1753編成を狙う 2019・春 能勢電鉄紀行その2 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

本日は夕方に近畿車両から出場する

東京メトロ13000系甲種輸送へ参戦の予定で

お仕事の段取りを組んでいたのですが、午後になって

予期せぬ受注が入りまして段取りが総崩れに。

 

結果、涙の非鉄デーと相成ってしまいました。

 

せっかく連日となります甲種輸送ウィークの〆にと

楽しみにしていただけに、残念でありますが

悔やんでも仕方がございませんので気持ちを

切り替えて更新して参りたい所存でございます。

 

 

さて、今回の更新は本日とうとう引退となりました

のせでんの古豪、1753編成が最後の活躍におきまして

ヘッドマークを掲出しておりましたのでご報告させて

いただきます。

 

 

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2019-04-29 1700系1753編成  絹延橋ー滝山

 

引退告知のヘッドマークを掲出し、妙見口へと

向かいます1753編成。

 

 

阪急2000系から転用改造されました

能勢電鉄の1700系電車、当初は9編成が導入され

かつては阪急で主力だった車両が、第2の故郷でも

主力と期待される存在となりました。

 

しかしながら近年は経年劣化が進み、昨年までで

4編成が廃車となっておりました。

 

そして今回、阪急から新たにやって来た7200系の

7201編成が導入されるのを機に現状で最若番となる

1753編成が現役から退く事になったのでございます。

 

 

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2019-04-29 ありがとうヘッドマーク  絹延橋ー滝山

 

表題をトリミングし、ヘッドマーク部分を

クローズアップしてみます。

 

マークは実写の1753編成を図案化した

デザインなのですが、興味深い事にマークに

描かれます先頭車両にも実際のマークが掲出されて

いるのでございます。

 

つまり、そのマークの中にも、更にその中にも、と

無限に1753編成が描かれる(だろう)という粋な

デザインとなっておりました。

 

子供時分に母親の鏡台で合わせ鏡をすると、自分が

限りなく何人にも増えるのが楽しくて、よく

遊んでいた事を思い出します。

 

あの時は鏡に写る自分のうち、一人だけポーズが

違うのを見つけて怖くなり遊ばなくなったのでした。

 

きっと気のせいだと、今となっては思うのですが

当時の鏡台が処分されたので確認が出来ないのが

残念でございます。

 

 

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2019-04-29 1700系1753編成  滝山ー絹延橋

 

川西能勢口方、1703号車に掲出されます

マークは図案が異なっておりました。

 

 

昔の阪急電車は皆、こんな感じの前面デザインで

活躍しておりました。

 

系統板や行先板を掲出するのも当たり前な時代も

過去のモノ、最近では幕からLEDに代わり、

鋭さの増したデザインとなりました。

 

それはそれで格好いいのですが、こうした古い意匠の

お顔を見ておりますと懐かしく、ホッコリとした気分に

なるのでございます。

 

私がそれだけオッサンになったという事なので

ございましょう。

 

 

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2019-04-29 勇退ヘッドマーク  滝山ー絹延橋

 

コチラのマークには勇退の文字と共に、

現在の1703号車と改造前、阪急時代の姿である

2005号車が並ぶデザインになっておりました。

 

勿論、1703号車には実車と同じマークが掲出されて

いるので1753号車と同様、マークの中にも

同じ1703号車がいる、という無限増殖が楽しめます。

 

また、2005号車の姿は急行の種別板を掲出した姿で

屋根上のクーラーや貫通扉右上の行先表示幕、

スカートなどが当時と異なるのが判ります。

 

あ、パンタも無いですね。

 

 

この編成が引退する事で残り4編成となりました

能勢電1700系。

 

ラスト1編成のまま活躍を続ける3100系と、果たして

どちらが先に引退するのかが目下の所気になる所で

ございます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!