写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第921列車 「 木造架線柱を潜る嵐電を狙う 2019・梅雨 京都ぶら鉄紀行その4 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

今朝も出勤前にチョイ鉄となったのですが、朝陽が

チラッと射し込むお天気となり、果たして

今もまだ梅雨なのか、と疑ってしまいたくなる

空模様が続きます近頃の関西。

 

まとまった雨に見舞われるのは辛い所なのですが

余りにも降らないと、この先夏場の水不足さえ

懸念となります…

 

洛北と呼ばれます地域の有名な心霊スポット、

深泥池から、タクシーがある夜に女性を乗せて

走りながらミラーを見ると、乗せた筈の女性が

消えて座席だけがしっとりと濡れていた、という

怪談がございます。

 

深泥池からタクシーに乗るという噂の幽霊も、

日照りが続きますと乗車後の座席が濡れてない!と

いうホラーかギャグかが判らない展開に

なりそうですよね。

 

因みにガチでホラーなのは、その後に運ちゃんは

車内をクリーニングし、自費でメーター分を

払わないといけない、という点にある様な

気が致します。

 

給料前の金欠時期とかに遭遇すると

泣くに泣けませんよ、コレ…

 

 

さて、今回の更新はそんな降りそうで降らない

最近のお天気が羨ましくなります、雨の日曜と

なりました鉄活のご報告となります。

 

お目当てとなりますヤマト運輸のチャーター列車も

撮影し終えまして、さて嵐電からはそろそろ

撤収しましょうかとかわつる氏にご相談致しますと

千鳥配置になった有栖川駅のホームの真ん中、

踏切の傍に建つ木製の架線柱を撮影しませんか、と

嬉しいご提案をいただきました。

 

私は専ら車両にしか目が行かず、線路脇の構造物に

しっかりと目を向けられるかわつる氏の視点に

また一つ、学びをいただく事となりました。

 

そんな訳で、木製架線柱を列車が潜るシーンを。

 

 

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2019-06-30 モボ631形633号  有栖川ー帷子ノ辻

 

深泥池とか清滝トンネル、老ノ坂峠や一条戻橋など

心霊スポットとお化けの話には事欠かない京の町で

このキャラが一番怖がられるんじゃないかと

思われますラッピング車両がまたしても登場。

 

側面の夕子の顔をスワイプしてみて下さい。

 

見てみるとほら、夕子の目は瞳孔が開いてますよ… 

 

しかも少しブレているので妖しさ満点でございます。

 

 

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2019-06-30 モボ101形102号  車折神社ー有栖川

 

前照灯を輝かせ、有栖川駅へとやって来ました

大宮行きのモボ102号。

 

日曜とは申しましても朝の繁華街へ向かう列車には

沢山の乗客が列を成しておりました。

 

 

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2019-06-30 モボ101形102号  有栖川駅

 

露出が下がり随分と暗い絵なのですが、午前8時を

過ぎた辺りでございます。

 

 

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2019-06-30 モボ101形102号  有栖川-帷子ノ辻

 

丁度パンタグラフが木製架線柱に掛かります

タイミングでシャッターを切りました。

 

流石にかなり暗い露出ですが、室内灯を柔らかい

光で演出する事が出来ないかと試みておりました。

 

満員の車内なので判りにくいのですが、

タングステン灯の温かな光が漏れて見えます。

 

 

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2019-06-30 モボ631形633号  有栖川駅

 

最後の最後にやって来ましたのが、今回の表題を

飾りました夕子ラッピングでございました。

 

その1の表題でも夕子ラッピングでしたので、

初めと終わりを同じ車両でまとめる事となりました。

 

 

背景に据えた岩田山が雨に煙ってしまい

よく見えなくなっております。

 

そう、ここへ来て雨足が強まりまして

本格的に降り出したのでございます。

 

 

ちなみにこの写真、駅の広告看板には夕子の商品が

写っております。

 

なんだか生八つ橋が食べたくなってしまいます。

 

 

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2019-06-30 モボ631形633号  有栖川ー帷子ノ辻

 

表題の次のコマとなります。 

 

露出を確保する為に軽く流していたのですが、

帰宅して画像を確認致しますと、前面の夕子、

側面の夕子の他に私の立つホーム上に設置された

2枚の鏡の中にもそれぞれ夕子達が虚ろな眼差しを

こちらへ向けておりました…

 

でもね、それらは別にホラーでも何でもないのです。

 

 

お気づきでしょうか、一番ホラーなのは車両。

 

ヘッドライトも室内灯も消えたまま走り去る車両…

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!