写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第930列車 「 叡電の修学院車庫で休む車両を狙う 2019・梅雨 京都ぶら鉄紀行その8 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

モータープール、という単語は関西独自の文化だと

いう話をどこかで耳にした覚えがございます。

 

私も幼き日々に、モータープールとはどのような

設備のあるプールなのか、と両親に尋ねまして、

苦笑を返された覚えがございます。

 

夏になりますと水泳の授業が大好きだった当時の

私は、胸を躍らせて近所に林立するモータープールの

看板を眺めつつ親に聞いたものでございました。

 

ちなみにモータープールの看板に書かれている

月極、という言葉も読めず、大人になって駐車場の

契約を交わす際に「げっきょく」と読んでしまい

大恥を掻いたのでございました。

 

そう、こう見えてワタクシはモノを知らない

恥ずかしい生き物なのでございます (笑)

 

 

さて、今回の更新は修学院駅での撮影もマンネリと

なりまして、そろそろ新たな刺激?を求めて駅の裏手に

ございます叡電の修学院車庫へ移動してみました際の

ご報告でございます。

 

駅前の北山通りを白川通り方へ向けて歩きまして

白川通り北山の交差点を下ってすぐの角を今度は

西へ折れますと、右手に見えて参りますのが、

叡電の修学院車庫でございます。

 

丁度雨も小降りとなり、アスファルトに出来ます

水たまりを避けながら車庫の門へ差しかかります。

 

目立つ位置に停まっておりますのは叡電の人気

No.1と私が勝手に憧ております電動貨車でした。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190717234916j:plain

2019-06-30 デト1000形1001号  修学院車庫

 

京福電鉄時代に製造されました電動貨車でございます。

 

嵐電にも同形のモト1000形がおりまして、そちらは

日中も本線を走れるのですが、このデト1000形は

ATSが未装備の為に線路を閉塞した営業時間外にしか

本線へ出られないのでございます。

 

 

アイボリーとグリーンのツートンに彩られた車体から

漂う古豪感が溜まりません…

 

吊り掛け駆動を持つこの車両、足回りは京都市電の

600形からの流用だそうでございます。

 

台車がシンプルな形状ですが京都市電が今も息づく

時代の生き証人なのでございますね。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190717235240j:plain

2019-06-30 留置車両達  修学院車庫

 

門扉の色合いもツートンでございます。

 

この様に門が締まっておりましたので、カメラの

レンズを隙間から差し入れて盗撮しておりました。

 

叡電さん、ごめんなさい…

 

 

庫内にはダークグリーンの731号をはじめ、多くの

車両達が車体を休めておりました。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190718001118j:plain

2019-06-30 デオ720形721号他色々  修学院車庫

 

車庫から出町柳方には留置線が敷かれ、運用に

入らない車両達が並んでおります。

 

普段の私は本線を走る車両にしか興味が湧かない

偏屈野郎なのですが、今回はデト1001を見られた事で

テンションが上がってバシバアシと撮影しました…

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190718001510j:plain

2019-06-30 デオ720形723号  修学院車庫

 

この右横に先ほどのデオ721号が停まって

いるのですが敷地外の道路から望遠レンズで

723号のみを切り取りました。

 

マンガのキャラとコラボしているのでしょうか

前面にマークが、側面にキャラクターが描かれ

細やかながらアピールしておりました。

 

昨今はこの様なコラボが有効なのですかね。

 

私としましては、ジェラルド・バトラーとか

真田広之とかとコラボしたりすると、もっと受けが

良い様にも思うのですが。

 

そんなヘッドマークなら是非とも撮影したいなぁ。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20190718002645j:plain

2019-06-30 デオ720形722号  修学院車庫

 

こちらは小改造を受けた722号。

 

駅のホームから撮影出来る位置に

留置されておりました。

 

奇抜な色合いでございますが、もう落ち着いた

昔の色にはならないのでしょうか。

 

JR西のPFの様な尾灯になり、白目を

剥いた様な印象でございます…

 

 

街中ですとそこら中にございます駐車場ですが

電車の車庫、というのは限られた場所にしか

ございません。

 

普段は走行シーンにしか興味の無い私も、

この時は車庫に停まる車両達を眺め、何だか

子供時代のワクワク感がぶり返した様な気分に

なってしまいました。

 

車庫、いいものでございますね。

 

 

叡電の撮影もいよいよ佳境となりました。

 

次回は最終回でございます。

 

コチラもどうぞお楽しみに。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!