この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
モータープール、という単語は関西独自の文化だと
いう話をどこかで耳にした覚えがございます。
私も幼き日々に、モータープールとはどのような
設備のあるプールなのか、と両親に尋ねまして、
苦笑を返された覚えがございます。
夏になりますと水泳の授業が大好きだった当時の
私は、胸を躍らせて近所に林立するモータープールの
看板を眺めつつ親に聞いたものでございました。
ちなみにモータープールの看板に書かれている
月極、という言葉も読めず、大人になって駐車場の
契約を交わす際に「げっきょく」と読んでしまい
大恥を掻いたのでございました。
そう、こう見えてワタクシはモノを知らない
恥ずかしい生き物なのでございます (笑)
さて、今回の更新は修学院駅での撮影もマンネリと
なりまして、そろそろ新たな刺激?を求めて駅の裏手に
ございます叡電の修学院車庫へ移動してみました際の
ご報告でございます。
白川通り北山の交差点を下ってすぐの角を今度は
西へ折れますと、右手に見えて参りますのが、
叡電の修学院車庫でございます。
丁度雨も小降りとなり、アスファルトに出来ます
水たまりを避けながら車庫の門へ差しかかります。
目立つ位置に停まっておりますのは叡電の人気
No.1と私が勝手に憧ております電動貨車でした。
2019-06-30 デト1000形1001号 修学院車庫
京福電鉄時代に製造されました電動貨車でございます。
嵐電にも同形のモト1000形がおりまして、そちらは
日中も本線を走れるのですが、このデト1000形は
ATSが未装備の為に線路を閉塞した営業時間外にしか
本線へ出られないのでございます。
アイボリーとグリーンのツートンに彩られた車体から
漂う古豪感が溜まりません…
吊り掛け駆動を持つこの車両、足回りは京都市電の
600形からの流用だそうでございます。
台車がシンプルな形状ですが京都市電が今も息づく
時代の生き証人なのでございますね。
2019-06-30 留置車両達 修学院車庫
門扉の色合いもツートンでございます。
この様に門が締まっておりましたので、カメラの
レンズを隙間から差し入れて盗撮しておりました。
叡電さん、ごめんなさい…
庫内にはダークグリーンの731号をはじめ、多くの
車両達が車体を休めておりました。
2019-06-30 デオ720形721号他色々 修学院車庫
車庫から出町柳方には留置線が敷かれ、運用に
入らない車両達が並んでおります。
普段の私は本線を走る車両にしか興味が湧かない
偏屈野郎なのですが、今回はデト1001を見られた事で
テンションが上がってバシバアシと撮影しました…
2019-06-30 デオ720形723号 修学院車庫
この右横に先ほどのデオ721号が停まって
いるのですが敷地外の道路から望遠レンズで
723号のみを切り取りました。
マンガのキャラとコラボしているのでしょうか
前面にマークが、側面にキャラクターが描かれ
細やかながらアピールしておりました。
昨今はこの様なコラボが有効なのですかね。
私としましては、ジェラルド・バトラーとか
真田広之とかとコラボしたりすると、もっと受けが
良い様にも思うのですが。
そんなヘッドマークなら是非とも撮影したいなぁ。
2019-06-30 デオ720形722号 修学院車庫
こちらは小改造を受けた722号。
駅のホームから撮影出来る位置に
留置されておりました。
奇抜な色合いでございますが、もう落ち着いた
昔の色にはならないのでしょうか。
JR西のPFの様な尾灯になり、白目を
剥いた様な印象でございます…
街中ですとそこら中にございます駐車場ですが
電車の車庫、というのは限られた場所にしか
ございません。
普段は走行シーンにしか興味の無い私も、
この時は車庫に停まる車両達を眺め、何だか
子供時代のワクワク感がぶり返した様な気分に
なってしまいました。
車庫、いいものでございますね。
叡電の撮影もいよいよ佳境となりました。
次回は最終回でございます。
コチラもどうぞお楽しみに。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!