写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第961列車 「 京都の赤い思ひ出!博物館収蔵の50系客車を狙う 2019・梅雨 京都ぶら鉄紀行その14 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

私が撮り鉄を始めましたのは中学の1、2年生の頃で

ございまして、当時はもちろん一眼レフなど買って

もらえず親の持っていた小さなカメラで撮影して

おりました。

 

ですのでこの時分は、撮影するというよりは乗る、

見る、記録する、といった意味合いが強かったので

今の様に構図を考えたり光線を意識したりといった

撮り鉄とは一線を画す小僧でございました。

 

そんな時代の関西では、和田岬線関西本線の亀山

界隈で未だに旧客が運用され、草津線山陰本線

京都近郊ではレッドトレインと呼ばれます赤い色の

50系客車が普通列車として走っておりました。

 

当時から釜好きだった私は電車や気動車よりも

好んで客レに乗車し、風情を楽しんでいたのですが

今でも残る12系よりも、早々に消滅した50系の方に

強い思い入れが有ったのでございます。

 

 

さて、今回の更新はそんな私の郷愁を刺激する

懐かしの50系客車に、京鉄博で再会を果たしました

ご報告となります。

 

予告では扇形車庫の模様をお届けする、と

申し上げていたのですが、そちらは少しだけ

先延ばしにさせて下さいませ…

 

 

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2019-06-30 オハフ50 68  京都鉄道博物館

 

蒸気機関車が集う扇形車庫の隅に、ひっそりと

佇みます50系客車の姿でございます。

 

側面中央の窓下に設けられたサボ受けには

「客車休憩所」と書かれたボードが入れてあります。

 

なんとこの50系、車内で休憩が出来る様に設えてある

私には何とも感慨深い車両でございました。

 

 

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2019-06-30 50系車内  京都鉄道博物館

 

当時と変わらぬ内装のまま、解放されている

50系の車内でございます。

 

安全の為でしょう、窓は嵌め殺しになる様に

ストッパーが追加されておりました。

 

真ん中の座席には私のカメラバックと傘が一緒に

写っております。

 

現行の223系や225系に比べますと、どうしても

ちゃちな座席に見えるのですが、機関車に牽かれて

走りますと客車ならではの静かな走行音が上質な

時間をもたらすのでございますよ…

 

 

この50系客車、関西では京都近郊や姫新線などで

目にする事が出来ましたが、実は九州の久大本線

四国島内、東北本線、更には北海道でもJR化後

しばらくはその姿を見られたのでございます。

 

特に青森と函館を結んでおりました快速海峡号に

使用された、青い塗装に変更された50系51形は

最後まで普通客レとして残った列車でございます。

 

 

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2019-06-30 旧客車内  京都鉄道博物館

 

唐突ですが館内2階には旧客車内が展示物として

設置されておりました。

 

木造の床、背もたれなどには今の車両には無い

温かさを感じます。

 

普通列車として運用されます旧客への乗車経験は

柘植から亀山への往復で2,3回くらいしか

無いのですが、学生時代に小野田支線でクモハ42へ

乗車した際にこの様な車内を見て懐かしく、

それでいて新鮮に感じた事を思い出します。

 

 

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2019-06-30 JR貨物コンテナ御開帳  京都鉄道博物館

 

館内2階では施設関連の展示が多く、物流の

コーナーには実物のコンテナがこの様に

展示されておりました。

 

日常では中を見る機会の無いコンテナが

開けっぴろげになっておりましたので、

すかさずシャッターを切ります。

 

コキ100系に5つ並べられます12ftサイズの

コンテナですが、中は存外に広く感じました。

 

私の自室くらいはあるのではないでしょうか。

 

 

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2019-06-30 コンテナの説明書き  京都鉄道博物館

 

オマケ。

 

スーパーやデパートのバックヤードに沢山

置いてますカートが、コンテナには4つほど

並べて入る様でございます。

 

実際、コンテナには軽自動車まで

運べるそうでございます。

 

いつも楽しみなこちらのブログさまで、この様な

記事がございますのでご紹介させていただきます。

 

 

発見や郷愁など、短い時間に心のふり幅が

大きくなります鉄道博物館

 

もう少しだけご紹介は続きます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!