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本日よりJR各社で発足30年目のダイヤ改正が実施されました。
2017年度はいつもよりちょっと早い3月上旬となり、
昨日は方々でさよなら企画が繰り広げられた事でしょう。
今改正で消滅した列車として私が個人的に残念だと感じるのは、
新潟と糸魚川を結ぶ臨時快速(でも毎日運転)列車と
岡山から下関へ走る各駅停車でしょうか。
前者は使用車両が国鉄時代に製造された485系特急型で、快速種別なので普通運賃で利用できるお得な列車でした。また、最後の485系一般車両を使用した列車でもありました。
新潟は遠いので結局一度も乗車する機会はありませんでした。
後者は、昨日までは日本最長を誇る運行距離を走行する普通列車で、
夕方に岡山を発ち深夜に下関へ到着するというスジでした。
使用車両も115系という国鉄型でしたのでMT54モーター音を満喫する音鉄、
懐かしの乗り心地を満喫する乗り鉄にとっては
ある種のパラダイスの様な列車だったのではないでしょうか。
こちらも私は未乗車でした。
パラダイスといえば、今回の更新は鉄道ファンにとってのパラダイス的な場所へ
行って参りました。
この地を訪れたのは私が中学の頃、1989年~90年辺り以来でした。
その当時は「トンボ列車」という名称で旧型客車が現役で運行されていたのです。
さて、その表題である和田岬線。
全長3キロ弱の支線で、始発の兵庫駅の次が終点の和田岬駅という短い単線なのです。
しかもデータイムは営業列車の運行が設定されておらず、日曜に至っては朝・夕に各一往復しか設定が無いのです。
しかしながらJR西日本にとってこの支線、黒字収益となっております。
なぜならば、平日の朝夕に和田岬駅を利用する通勤客が平均一万人も
いらっしゃるからだとか。
和田岬駅から国道を挟んで南側に三菱造船所があり、
その社員や関係者が通勤に利用する事で収益を上げている路線なのでそうです。
首都圏にある鶴見線の海芝浦駅みたいな感じですね。
そんな和田岬線、なぜ鉄道マニアにとってパラダイスなのかと言うと、
この支線の沿線には川崎重工兵庫工場が存在するからなのです。
この兵庫工場では、日夜我々が利用する鉄道車両が製造され、
工場から兵庫駅を経て各地へ甲種輸送されたり、陸送や船便で出荷されていきます。
しかも、工場の敷地外から屋外に留置されている製造途中の車両が見えるのです。
2017-02-26 京阪13000系13725号車 川崎重工兵庫工場(敷地外から撮影)
こちらは兵庫工場の北門と言われる、JR線とつながる搬出口になります。
よく見ると車体下部までしっかり出来上がった状態で台車のみ
コロ台車を履いております。
京阪13000系は陸送されるので、その準備でしょうか。
この車両は昨日、トラックに牽かれて搬出されたようです。
この画像の右手にはこんな風景が。
2017-02-26 川崎重工兵庫工場 北門前建屋(敷地外から撮影)
右手の建物の外側に並んだ部品類。
「wasaki」と見える看板の手前には車両の妻面扉と思われるパーツが並んでいます。
他にもその扉の型枠と思われる鉄板が奥の壁沿いに立てかけてありますし、
画像ではわかりませんがこの建屋の奥には山陽電鉄の車両が留置されていたり、
製造中のE7系新幹線車両があったりと、
ここで車両が製造されている!と実感できる景色を堪能できるのです。
所で、私はこの日、鉄活をしに兵庫へとやって参りました。
決して工場見学をしに来たのではありません。
実はこの日、キヤ141系が和田岬線の軌道検測をするという事で、
その撮影に来たのです。
2017-02-26 試9955D キヤ141第1編成 兵庫ー和田岬
和田岬線のハイライト、和田旋回橋を渡るキヤ141を狙いました。
線路を跨いで反対側からだと編成がちゃんと入るのですが、今回は光線重視で撮影。
日曜という事でこの旋回橋には30人くらいの鉄さんが来られておりました。
ちなみに、列車を待っていると例によって道行く女性から
「なんか珍しいの、来るんですか?」と聞かれました。
毎度、どう返答すべきか悩みます。
旋回橋での撮影後は折り返しを狙うべく移動。
2017-02-26 試9956D キヤ141系第1編成 和田岬ー兵庫
キヤ141の手前下方に分岐する線路が川重から兵庫駅へ伸びる出場線で、
先ほどの北門画像を撮影したのはこの辺りになります。
撮影が終了し、次なるネタを捉えに移動をするのですがその前に。
和田岬に来たので折角だからここで昼食を摂る事にしました。
ここは兵庫港のそばで神戸卸売市場もほど近い、魚介の宝庫だったりするのです。
あまりお高いお料理は食べられない身分なので、
この日の昼食は格安でうまいと評判の海鮮丼をいただく事に。
和田岬駅からすぐの所に店を構える神戸市内のチェーン店、「市場 駅前」で
海鮮丼(上)をいただきました。
この値段でこの味なら十分に満足!というお味です。
これ、千円しないのですよ。
それでは、
この記事をご覧いただき、ありがとうございました!