写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

通達153 「 甲42 マヤ35形軌道検測車の甲種輸送を狙う EF200篇 」

この記事をご覧いただき、ありがとうございます。

 



楽しみにしていた、昨晩の新造旧型客車 35系4000番台の甲種輸送ですが

ゲリラ豪雨と暴風の影響で大幅遅延の挙句、非常に残念な結果となりました。


自然の所為なので仕方がありません…

 


気を取り直し。


今回の更新は

GWも終わり平常に戻った日に実施された

甲種輸送のネタでございます。

 

甲種輸送というネタは私にとって、

鉄を始めた中学時代、今から30年くらい前の事ですが

鉄にのめり込むきっかけとなったものでございました。

 


忘れもしない、小学生の時でした。


時代は国鉄末期の80年代初頭。

下校中に、それまで見たこともない銀色の車体に緑の帯を巻いた電車が

東海道本線を上って行きました。

 

しばらくしてそれが、山手線でデビューした205系だと知りました。

 

クラスの友人たちに山手線が地元大阪の線路を走って行ったんや!と

語っても一様に信じてもらえず、幻でも見たのではと思いかけていました。

 

所が、中学になって鉄の友人や先輩が出来、知識量が格段に増えたことで

子供時分に目撃した山手線205系が、川崎重工で製造され自力回送で東京へ向かう

ほんまもんの山手線205系だった事が判りました。

 

あの時の感動は筆舌に尽くしがたいモノでした。

小学生の時に見た光景が、花が開く様に鮮やかになる、そんな経験でした。



それ以来、

私は関西を走る甲種輸送を中心に

その姿を追い求める様になったのです。

 

 

鉄道車両が企業で製造され、国鉄/JRや民鉄各社へ

引き渡されるという事も、どうにも魅力的に映ります。


 例えるなら、

赤ん坊が産道を抜けておぎゃあ!と産声をあげるまさにその最中が

甲種鉄道車両輸送であり、

その姿を記録する事にこそ、私は喜びを感じているのです。

 


さて、前置きで熱く語ってしまいましたが、

今回はJR北海道が導入した新型の軌道検測車両、マヤ35形の

新製甲種輸送を撮影いたしました記事でございます。

 

 

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2017-05-08 70列車  東姫路

 

吹田機関区のEF210 141号機が牽引する70レ。練習に撮影しております。

 

この日は、日中に日立製作所笠戸工場で製造されたマヤ35が下松を出発し、

神戸貨物ターミナルでマルヨした後、北陸本線経由で北海道まで輸送されるので

直流機関車の牽引シーンを撮影すべく仕事終わりに姫路市までやってきました。

 

 

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2017-05-08 223系V14編成  東姫路

 

東姫路駅山陽本線の姫路駅と御着駅の間に近年、開業した新しい駅で

この界隈での闇鉄にはちょうど良い駅形と明るさを有しています。

 

貨物列車など編成の長い場合は、

後端が闇に飲まれてしまうのが惜しい点です。

 

 

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2017-05-08 8862列車  東姫路

 

微ブレしております。


23時前という遅い時間にもかかわらず、

6名ほどの鉄さんがいらっしゃってました。

 

私とお話をして下さった兵庫在住の鉄さんは当日にSNSでこのネタを知り、

30分ほど車を走らせて撮影に来られた、と仰っておられました。

 

マヤの車体は側面屋根部分に取っ手の様な形状の出っ張りが付いておりました。

一体何の為にあるのか、興味が湧きます。

 

 

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2017-05-08 同上  東姫路

 

EF200 19号機が牽引する甲種輸送。やっぱり微ブレですね。

 

甲40で緩急車として新潟へ行ったヨ8000が、

GW前に吹田へ戻ったその足で

広島へ下っておりましたのはこの甲種の為でございました。


 

闇鉄の難しさは変わらず、画像の出来は今一つでございます。

 

マヤ35形の、

緑一色で特異な姿はとりあえず記録する事が出来ました。

 

 

次回は、

吹田から牽引機を交代して北陸本線へ向かう途上のシーンを記事と致します。

 

 

 

 

 

 

それでは、

この記事をご覧いただき、ありがとうございました!