この記事をご覧いいただき、ありがとうございます。
蒸し暑い日中を凌ぐと、ようやく冷んやりとした夜の涼しさがやって来ます。
もうじき雫がこぼれて来そうな低い雲。
明日はまた、雨になるとの予報です。
天候だけは人間の力でどうにかなるものでは無い、
そう思い知らされたある日の出来事でございます。
さて、今回の更新は、6月頭に実施された今年最大の楽しみと言っても過言ではない
SLやまぐち号用に新製された旧型風客車、
35系4000番台の甲種輸送を記事と致します。
もともとはこの甲種輸送、GW前の4月下旬に設定されていたのですが、
何らかの事情により6月実施へと変更になっております。
スジは新潟トランシスから出場する吹田方面行きのいつもの列車なので、
闇鉄を敢行するために高槻駅へ、仕事終わりに向かいました。
所が。
高槻駅付近のパーキングで時間をつぶしている間に、ダウンバーストという
突風を伴う嵐が発生。
続けざまに炸裂し続ける雷、叩きつける雨粒、そして吹き荒れる強風。
この時近畿では雷の被害で数件が火災を被っておりました。
そんな状況でしたので、この時甲種が運転されていた湖西線では長時間に亘る
運転見合わせが発生してしまいました。
もはやこの日のうちに運転再開されるのかもわからない状況の中、
とりあえず高槻駅のプラットフォームで、闇鉄の準備をして待機します。
2017-06-01 1065列車 高槻
岡山機関区のEF210 5号機牽引で、雷雨の中をほぼ遅れ無しに吹田へ急ぐ1065レ。
この時点で湖西線は未だ運休状態でした。
甲種も近江塩津で抑止中、とされていました。
2017-06-01 5075列車 高槻
続行でやってきたのは、吹田機関区のEF66 102号機の牽く列車でした。
雨だれで前面中央に縦線が出来ておりました。
この頃には湖西線も70分遅れでの運転を再開し、
甲種の前走りを務める、同じく抑止されていた
特急サンダーバードもやってきました。
2017-06-02 1095列車 高槻
2次生産型の鮫ちゃんは角型ライトと腰のラインですぐにわかりますね。
日付が変わったこの辺りから風雨もかなり収まって来ておりました。
甲種もそろそろ来るころだと構えていたのですが、
ちょうど終電の時間となり、
私が立っているプラットフォームへ高槻どまりの普電が入線してきました。
この列車が客扱いを終えれば高槻駅の業務は終了、閉鎖となるので
退去しなければいけません。
しかし高槻駅に集う鉄はまだ見放されていませんでした。
ようやく甲種が通過する時が来たのです。
残念ながらホームには終電がまだ停車しておりましたので、
被り決定で私の気分はもう既にダウナー。
撮影する気も萎えており、取り敢えずシャッターは切った、という具合でした。
2017-06-02 9560列車 高槻
私はもう、やる気ナッシングな立ち位置、構図でございました。
案の定ぶれる釜のお顔。
2017-06-02 同上 高槻
今から思えば、この難しい構図こそちゃんと撮影しておけば良かったのですが、
この時は疲労とショックでもう泣きそうな気分でした。
おまけ。
2017-06-02 同上 高槻
とりあえずシャッターを切っただけ、まだ良かったのかもしれません。
こうして新しい客車が旧客そっくりな事が少しでも判るのですから。
この甲種は吹田貨物駅にて機関車を交換するので、当初の撮影計画では
この後、吹田以西にて再度の闇鉄を敢行するつもりでおりました。
思いもよらない自然の猛威によって、この時点で深夜1時前、
流石にこれから車を走らせて、吹田以西へ向かう熱意はありませんでした。
闇鉄するポイントも思いつきませんしね。
この後帰宅して、ふて寝をしたのは秘密です。
6月は1日から3日連続で甲種輸送が実施されたのですが、
この時点で幸先が悪く、不安になったものでした。
果たして、この日以降の撮影は上手くいったのか。
明日の更新はメトロ甲種です。
それでは、
この記事をご覧いただき、ありがとうございました!