写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

通達233 「 青色の古豪たち、4扉の105系を狙う 2017和歌山線紀行 後篇 」

この記事をご覧いただき、ありがとうございます。

 



和歌山線

奈良県王寺駅より高田、五条を経て紀伊半島の付け根に位置する和歌山県の県庁所在地、和歌山駅まで紀ノ川沿いに下って左にに吉野、高野山を望みつつ結ぶ全線が単線となっている路線でございます。

 


奈良県和歌山県の県境付近から峠を下ると急峻な山の様相を強めて行きますが、橋本を過ぎて紀ノ川沿いに進みだすと果樹園が広がるゆったりとした山間部へと風景を変え、和歌山付近では王寺同様都市圏へと変貌いたします。

 


そんな和歌山線の主力は1984年に導入され、

旧型国電を一掃した2両編成の105系電車でして、カタコトと走るその姿は

とても愛らしく感じさせます。

 

 


さて、今回の更新では

和歌山線で撮影したご報告の後篇となります。

 

前篇では117系をターゲットにしておりましたが、こちらは主力である105系にまみれております。


可愛いんですよ、105系


 

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2017-08-06 105系SW011編成  西笠田ー笠田

 

先頭のクハ105は元常磐緩行線103系1000番台を転用した車両でして、運転台などもそのまま使用されております。

 

103系1000番台自体は203系が導入されて早々に首都圏から去ってしまいましたが、

その先頭車両は今もなお、和歌山線の主力として活躍しております。

 

 

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2017-08-06 105系SW013編成+SW007編成  西笠田ー笠田

 

前篇で撮影した117系の後、105系も2編成繋いだ4両でやって参りました。

 

こちらは先頭が戸袋窓を保有する編成で、

後方は更新工事を施工され、戸袋が埋められた編成でございます。

 

また、屋根の機器にも違いがみられ、

SW013編成はクハ105にボタン型のグローブベンチレーターが並ぶ姿ですが、

後方のクハ105はクモハ同様のクーラーが載せられておりました。

 

国電顔の105系は絵になります。


 

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2017-08-06 105系SP002編成+SW014編成  西笠田ー笠田

 

次にやって参りましたのは先ほどと同じく4連でありながら、

先頭車両は中間車改造にて新規の運転台を取り付けられているクハ104、パンダの様なお顔をした、通称パンダちゃんでございました。

 

しかも先頭の編成は、冬季の霜取り用にパンタグラフを増設した

クモハ105を有しておりました。

 

 

国電ライクな103系1000番台顔もいいのですが、

このパンダちゃん顔も捨てがたいのでございます。

 

 

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2017-08-06 105系SW009編成  西笠田ー笠田

 

こちらは屋根のクーラーもポピュラーな形状の編成でございました。

増結4連も見応えがありますが、和歌山線の山間を行く姿はやはり2両編が映えますね。

 

この時間でもう9時半を回っておりました。

日は段々と南天に向かい、前面の影が濃くなって参ります。

 

 

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2017-08-06 105系SW008編成  笠田ー西笠田

 

下り和歌山方面の撮影地を新たに開拓いたしました。

 

バックに新岡農園さんの看板が入るのさえ許容すれば、

4連も撮影可能でございました。

 

この後はこの日のメインであるお買いもの。

 

 

農家が直接品物を降ろしている道の駅にて、安くておいしい桃を買い漁りました。


ここ和歌山県は、西日本では桃の生産量が一位なのです。

 


その後、ブランチを取ろうと思いスマホコンシェルジュを立ち上げて、

音声入力で飲食店を探したのですが、

何故か40キロ先の和歌山市内のラーメン店ばかりがピックアップされます。

 

そこで、もっと近くで。と指示を出すと表示されたのがこちら。

 

 

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2017-08-06 モーニング¥600  喫茶MOTTO

 

笑ってしまいます。

もっと、と指示を出したらもっと、という店名の喫茶店を

近場で見つけ出すコンシェルジュ

 

結局近いのでここに決め、美味しいモーニングをいただきました。

 

目の前でコーヒーサイフォンを使ってコーヒーを入れて下さるこのお店。

食パンもフワッフワでお手製ハンバーグ、ドレッシングと

偶然にも、最高のお味を堪能致しました。

 

食後のコーヒーをいただいていると店主が、どこから来たのか?と

声をかけて下さり、そこから桃の話題になり、店主ご自慢の桃を試食させていただき、偶然来店していた果樹園の女性が話に加わり、その方のブドウ畑を案内いただき、

出荷前のナイアガラやピオーネを実食、お土産に山ほどブドウや桃のB品をいただいて

思わぬ収穫と経験をさせていただきました。

 

 

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2017-08-06 麗鳳(桃の品種) 新岡農園さん

 

傷のあるB品だから、とごっそりいただき、来夏には買い付けに来る旨を約束して

果樹園を辞し、帰宅の途に着きました。

 

この桃やブドウなど、家族も大喜びで、普段は鉄道写真にあまりいい顔をしなかった

家族たちもこの日は好意的に迎えてくれるのでした。

 

 

 

 

それでは、

この記事をご覧いただき、ありがとうございました!