この記事をご覧いただき、ありがとうございます。
今朝こそ朝練、でございました。
目覚ましはちゃんと作動して、朝4:00に起床。
家人の寝静まる我が家を、コソーッとまるで怪盗ルパンばりの静かさで
抜け出します。
現場について、意気揚々とバックを開けてカメラを取り出したのですが、
そこでふと違和感が。
妙にカメラが軽く感じるのです。
なんと、前夜に充電する為取り外したバッテリーを、カメラに装填し忘れ
自宅に置いて来てしまいました!
動かないカメラを持つ私の横を、凸凸重連が走り去ります。
財布を忘れたサザ×さん状態でございます。
他の鉄さん達が、凸凸の機関士さんが、みんなが私をあざ笑っています…
射し込む太陽までが、私の愚挙を笑っているかの様でございます…
今日はいい天気…と、韜晦するしかありません。
準備はしっかり、確認をする、という教訓を得たのでございました。
さて、そんな訳で今日もアンニュイな気分でのスタートとなったのですが、
この日の空模様はやっぱり雨天。
そりゃ、前回の更新と同じ日なので当然でございます。
前回までの流れで立川、八王子を経て高尾までやって参りまして、
ここで15分ほど乗り換え待ちの時間がありました。
駅前のコンビニで軽食と飲料を購入し、ホームへ戻ります。
ここから私が乗車致しましたのは、高尾を16:24に出て
長野県の松本へ20:00に到着する、445Mという列車でございました。
この間、大月で7分停車する以外のバカ停は無く、
松本までひたすら揺られ続ける事となる、ちょっぴりハードな列車でございます。
充当される車両は、211系6両貫通編成で運転されておりました。
甲信越地域に導入された211系はBOXシートを装備するセミクロスシート車の編成と、
集団お見合いの様な横長の座席である、ロングシート車の編成が混在しており、
運用を把握でもしていない限り、どちらの編成が充当されるかわかりません。
今回は長距離移動という事で、セミクロスシート車を切望をしておりました所、
ラッキーな事に希望通りの車両がやって参りました。
ですが高尾からの乗客は多く、座席に座れはしたもののお弁当を広げる様な
状況ではありません。
仕方がなくのんびりと、車窓を眺めながら列車に揺られて行きました。
大月を過ぎた辺りから乗客はまばらになりまして、
勝沼あたりで事前に用意していた軽食をいただく事に。
お天気であれば、雄大ななんちゃらアルプス?に沈む
夕焼けを浴びながら、のおやつタイムとなったのでしょうが、
この日は雨模様でしたので、ぶどう畑の広がる車窓はモノトーンでございました。
甲府を過ぎた辺りからは周囲の景色にも帳が下りて参りまして、
薄暗い状況となり、窓には美麗な甲州の山並みではなく、
くたびれたオヤジの姿が映り始めます。
黒髪の乙女が映っていればガン見するのですが、冴えない自分の
ニヤケ顔を見つめていても嬉しくありません…
あ、口元に食べカスがついておりました。
いつの間にか車内灯が点灯し、夜の入口へとやって来た頃に
ホームに備え付けられた、足湯でおなじみの上諏訪駅へ到着でございます。
これまた私が学生の頃は、入浴無料の温泉が備えられていて旅の垢を
落としたものでしたが、今では足湯になり。気軽さが好評となっております。
そんな上諏訪を過ぎ、塩尻を越えますと、
あとわずかで終点の松本へ。
この日は特急が遅延した影響で5分ほど遅れていたのですが、
乗り換える列車も待っていてくれるらしく一安心でございます。
なぜ、一安心なのかと申しますと、
松本から最終目的地である長野までの乗車列車こそ、この日のハイライトだったから
なのでございます。
お手元に時刻表をお持ちであれば是非、開いてみて下さい。
松本20:05発長野行の2537Mという快速列車がございます。
時刻表には快速表示の他に、グリーン車のマークが付いているのです。
そう、この快速列車は特急あずさの間合い運用で、E257系を使用した、
18切符で特急車両へ乗車が出来る、豪華快速だったのでございます。
松本ではわずか5分の乗り換えでこの豪華快速が発車してしまうので、
遅延にやきもきしておりましたが、無事、乗車することが出来ました。
夜20時を過ぎた長野行きの列車内は、豪華快速でもガラガラでございまして、
リクライニングを倒して豪華さを堪能しながら長野駅へ向かいます。
唯一、残念なのは、この路線の見どころである姨捨駅を
スルーしてしまう点でございました。
あの超豪華列車、トランスイート四季島でさえ停車させる姨捨駅を通過する豪華快速。
なんだか偉そうに思えて来ます。
とはいえ、姨捨駅周辺からの眺望である善光寺平の夜景は綺麗だった事でしょう。
推測でしかないのはこの時、
私はすっかり夢の中でございましたので…
疲労が溜まって来た私は、豪華さに安心してつい、寝落ちしてしまったのですが、
無事に長野へと到着する事が出来ました。
長かった長野への旅も終わり、今夜はここで宿泊となります。
それでは、
この記事をご覧いただ…と、
まとめに入りたい所でございますが、
本日の更新はここからが本番でございました。
長野駅へ到着してまず取った行動は、案の定、駅撮りでございました。
さっそく入線していた飯山線のキハ111(112)を撮影しておきます。
2017-08-14 キハ111(112)ー212 長野
この車両は2両で1編成となっている形式でございます。
国鉄型で言う所のキハ47、といった感じでしょう。
この車両が登場した頃から、
JR東日本の車両はお顔のデザインがのっぺりし出したように思います。
2017-08-14 キハ112(111)-212 長野(後打ち)
パッと見た感じ、尾灯が何処にあるのかわかりませんよね。
点灯前の状態でございましたので、しばらく考えてしまいました。
運転席と助士席の窓の上、行き先表示幕の隣に尾灯が設置してあるのです。
キハ111を撮影した後は115系でございます。
このカラーリングは見るのも撮影するのも初めてなのですが、生で見ても
115系らしくないな、と思ってしまいます。
JR西日本が、更新工事施工に際して実施したカフェオレ色も導入当初は
かなり違和感を感じたものでございましたが、赤とガンメタをした
実はそれが狙い、なのかもしれませんね。
JRからの脱却という意図で。
2017-08-14 383系A103編成他6両 長野(後打ち)
こちらは名古屋からやって来た特急しなの。
JR東海は小さいながらもしっかりと絵入りヘッドマークを継承している点が、
好感度が高いのです。
高感度撮影でマークは白飛びしてしまいましたが…。
判りにくい駄洒落を失礼致しました…
OYJ43型が勝手に起動しておりました。
この日はとりあえず、という感じで撮影しておきました、お目当ての山スカ色。
誰が呼んだか山のスカ色という事で、山スカと呼称される様になりました。
以前は中央本線に当たり前の様に棲息していた山スカ達ですが、
ついには絶滅し、信州DCに併せてしなの鉄道の1編成が復活致しました。
さしずめ、しなの鉄道の山スカは養殖、といった所でしょうか。
湘南カラーの115系は他にもあるのですが、
山スカはここでしか見られません。
本番は明日なので、この日は運転されている事を確認して、
宿へチェックインでございました。
そして翌朝。
2017-08-15 211系N331編成 安茂里ー川中島
北陸新幹線の高架がバックになる安茂里ストレートへやって参りました。
甲信越の新しい顔となった211系が走り抜けます。
2017-08-15 しなの鉄道115系S14編成 川中島ー安茂里
こちらは前夜も撮影したS14編成。
篠ノ井ー長野も乗り入れて走ります。
利便性を考えるとありがたい事ですね。
2017-08-15 E127系100番台A1編成他2連 川中島ー安茂里
主戦場を大糸線とする車両がこちら、マイルドなお顔をしたE127系でございます。
東北の主力、701系と同様の設計だそうなのですが、
こちらはおり、青系統の淡い帯を巻いており
それだけで優しい印象となる気が致します。
2017-08-15 しなの鉄道115系S16編成 川中島ー安茂里
残念な事に、シャッターを早く切り過ぎてしまい、右スカとなりました山スカ編成。
スカスカばっかり煩いでスカ?
この列車は長野へ着くと直ぐに折り返して来ますので、
もう一度チャレンジいたします。
2017-08-15 しなの鉄道S27編成他3連 川中島ー安茂里
こちらは露出が合わず暗くなってしまいました。
先頭は2両編成のS27。折角の2連を無駄にしてしまいました…
2017-08-15 しなの鉄道115系S16編成 安茂里ー川中島
最後のチャンス、日の丸気味ですがモノに出来ました。
ここでしか見る事が出来ない山スカ編成。
今回は取り敢えず記録した、的な出来栄えとなりましたが
この編成も数年は山スカをまとっているらしいので、
いずれは再履修したいネタでございます。
お天気の日に順光で、黒姫ー古間なんかで撮影したいですね。
今回はテキストの分量が多く、読み疲れた事と拝察申し上げます。
大変失礼致しました。
それでは、
この記事をご覧いただき、ありがとうございました!