この記事をご覧いただき、ありがとうございます。
急激に速度を増し、関西は日中の内に通り過ぎてしまった台風22号。
しかしながら、先週の21号によって地盤の緩んだ箇所が、
この雨で崩落する危険もありますので、くれぐれも油断の無きよう
山間部や斜面周辺への用心をして下さいね。
さて、今回の更新は以前から挑戦してみたかったお題、
夕景を走るトワイライトエクスプレス瑞風を、茜色の空を主題として撮影する、
というものでございます。
客車で運転されていた時代、トワイライトエクスプレスは
ですが、気動車化、クルーズトレイン化された現在では、関西でも
夕空の中を走る姿を捉える事が出来る様になりました。
そこで今回は、以前から温めていた関西の夕景を走る瑞風を撮影してみよう、
という事で、山陰本線へ足を運びました。
今の時期ですと日没前の茜色に染まる空を狙うのは、
周遊コースの列車が適しております。
高速の出口からほど近かい、いつものヤギチヨでは
山陰上りコースですと通過時間が早いため夕景が得られません。
また、周遊コースの場合ヤギチヨでは太陽が山影に入り、
列車も周囲も黒潰れになりそうです。
ですので今回のポイントは馬堀駅そばの西川橋踏切付近と致しました。
2017-10-27 287系FA06編成 亀岡ー馬堀
瑞風の露払いとしてやってきた287系特急。
この日このポイントには、私よりも先に来られていた年配の鉄さん、
幼児を連れた年配の男性、さらに主婦二人、と
予想外にギャラリーが沢山いらっしゃいました。
287系が通過の時点で、日没間際の光線でした。
短編成の特急ですので、構図と露出を設定から少し変え、
画面を心持ち明るくします。
車体裾部に線路際の柵が映り込み、
2017-10-27 8270D 亀岡ー馬堀
こちらが今回のお題に挑戦した結果でございます。
練習電を参考に、露出をもう一段落としてみます。
日没後数分して通過、というベストタイミングでしたので、
前面は敢えて黒潰れさせ、ヘッドライトが浮かび上がる様にしてみました。
反対に側面は残照を受けて車体窓下のラインが際立つ様に、
出来るだけ広く夕空を配して、黄昏時を強調しております。
今回の出来は、露出も構図も文句なく狙い通り、満足いく出来栄えとなりました。
画面左上のケーブルさえ無ければ、
RM誌にでも投稿していた所でございます。
そう、
ケーブルが気になる、というのが唯一の
心残りとなってしまいました。
撮影地がここしか思い当たらず、選択ミスというよりは
致し方がないかな、と諦めて開き直ります(笑)
2017-10-27 8270D 亀岡ー馬堀(後打ち)
おまけのバックショット。
日が沈んでいるので、ただ暗い中にくっきりと浮かぶ4つの赤い目、が
異様な絵面でございます。
展望デッキの曲面ガラスに夕日がわずかに反射して、
ほんのりと温かなアクセントに。
なんて自分で言っててはいけませんね(汗
いずれまた、このお題で再挑戦する機会があるかと思います。
その際には、もう少し良い絵が投稿出来る様に、今後も励んで参ります。
それでは、
この記事をご覧いただき、ありがとうございました!