写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第425列車 「 総括!2017年度甲種鉄道車両輸送の撮影を振り返る 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

昨夜から今朝にかけ、暴風雨となりました関西。

 

明けて本日は快晴かと申しますとそうでもなく、

晴れたり曇ったりしておりました。

 

私は本日も残念ながら非鉄となったのですが、

日中は名古屋と九州を結ぶ福山通運の1社買切り

コンテナ貨物である56レにEF66 27が充当され、

沿線は大変賑わった様でございます。

 

強風の影響で2時間遅延での関西通過だとか。

 

撮影された諸兄のご苦労、大変なものと

拝察致します。

 

 

さて、本日から甲種輸送は2018年度がスタートと

なります。

 

輸送番号のトップバッターとなる甲1は7日に

中京地域で実施予定だそうでございます。

 

この輸送番号は必ずしも順に実施される訳では無く、

その都度追加される設定に応じ実施されていまして

ややこしく感じる時もございます。

 

 

今回の更新では、拙ブログの最優先課題であります

甲種輸送の撮影につきまして、今後2018年度の

甲種輸送を撮影して参りますその前にここで一度、

2017年度に実施された甲種輸送の撮影機会を

総括しながら、振り返りたいと思います。

 

 

甲種輸送は年間を4期に分けて計画が立案されて

おりまして、各期毎に発注者、JR貨物

JR旅客会社の担当者が会議の場を設けて事前に

実施予定を打ち合わせます。

 

第1四半期を3~6月、第2四半期を7~9月、

第3四半期が10~11月、第4四半期を12月~2月と

分けているそうでございます。

 

早い段階で実施が決定したものは基本計画分、

その後に決定したものを追加設定分となっており、

基本計画分は輸送番号が若く、

追加設定分は大きくなっております。

 

 

それでは、まず

2017年度の第1四半期の模様から

振り返って参ります。

 

 

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2017-03-04 甲30 東武70000系71702f  長岡京ー向日町

 

2017年甲種撮り初めは、東武70000系の第2編成からと

なりました。

 

 

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2017-03-17 甲64 コキ107形8両  東淀川ー吹田貨物(タ)

 

続いては2017年度も大量増備が進みました

コキ107形の甲種輸送を撮影しておりました。

 

この年、愛知機関区から転属したばかりの

DE10 1750号機が先頭に立ちます。

 

 

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2017-04-06 甲35 箱根登山鉄道3100形3101+3102  長岡京ー向日町

 

大きな窓が特徴の、箱根登山鉄道の3100形は

3000形の片運転台型となる新形式車両でございました。

 

 

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2017-04-08 甲36 東京メトロ13000系13103f  長岡京ー向日町

 

4月から9月まで毎月2本が製造された、東京メトロ

13000系。

 

続々と増備されている印象でございました。

 

 

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2017-05-09 甲42 マヤ35形  長岡京ー向日町

 

5月には、下松の日立製作所笠戸事業所において

製造されたJR北海道の新鋭検測車両マヤ35形が

登場致しました。

 

 

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2017-06-02 甲50 東京メトロ16000系16135f  山崎ー長岡京

 

37本が新製投入された16000系、2017年度は

川重から3本が出場しておりましす。

 

 

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2017-06-20 甲60 南海8300系8708f+8307f  吹田

 

近畿車両からは6月に4編成12両の出場がございました

南海8300系

 

この日は雨天の撮影となりました。

 

 

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2017-06-29 甲58 DD200-901号機  桂川西大路

 

第1四半期の〆はDE10、DD51の後継と目される

新鋭機関車の試験機が新製出場しています。

 

 

第1四半期は4か月と期間も長く件数も多いので

充実しておりました。

 

中でも箱根登山鉄道3100形、JR北海道のマヤ35形と

JR貨物のDD200-901号機は新形式として注目を

集めております。

 

あ、35系客車も甲種輸送されたのは6月でございました。

 

 

ここからは第2四半期へと移ります。

 

 

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2017-07-04 甲103 261系気動車構体4両  山崎ー長岡京

 

2017年は3度、261系気動車の新製出場がございまして

そのうち2回は構体として仮台車を履き、

新潟トランシスまで輸送されております。

 

この時期になりますと植生の勢いが激しく、撮影地が

限られて参ります。

 

 

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2017-08-01 甲109 相模鉄道20000系20101f  山崎ー長岡京

 

相模鉄道の新形式車両、20000系の登場で

ございました。

 

先頃営業に入りました本形式、今後は量産車が続々

登場してくるのでしょう。

 

 

2017年度はロクロクの牽引した甲種が2回、

その内、私が撮影する機会がございましたのは

これっきりとなりました。

 

 

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2017-09-26 甲128 小田急電鉄3000形サハ3381+デハ3431  山崎ー長岡京

 

第2四半期の最後を飾った甲種は小田急

通勤型車両の中間車2両でございます。

 

コスモスが咲き乱れ初め、車両が樹に隠れるのも

構わずに目線を下げての構図を取りました。

 

最若番のPFである2050号機の牽引で松田へ

向かうシーンでございます。

 

 

この他、第1四半期に引き続き東京メトロ13000系

東京メトロ16000系が出場しておりました。

 

 

続いての第3四半期は10,11月のわずか2か月と

なっておりました

 

 

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2017-11-10 甲160 西武鉄道40000系40104f  山崎ー長岡京

 

実施件数自体も非常に少ないシーズンとなりました。

 

2016年度に2編成が出場しておりました40000系が

この時期に2編成、追加増備で出場しております。

 

2回とも新鶴見の、この時点では唯一の国鉄色であった

2139号機が牽引を担当しておりました。

 

 

コスモスも散り際間近となりました裏調子にて、

厳しい光線を何とかサイドに寄って確保しようと

した結果でございます。

 

 

最近の話になりますが、最終シーズンとなります

第4四半期でございます。

 

12月こそ繁忙期で件数が少なくなっておりましたが

2018年に突入した途端、怒涛の設定件数と

なりました。

 

 

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2018-01-10 甲197 GV-E400形3両  長岡京ー向日町(後打ち)

 

量産先行車となります、JR東日本

電気式ディーゼルカーが登場となりました。

 

画像データが消失してしまったのが痛恨のミスでして

非常に悔やまれます。

 

 

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2018-01-28 甲210 京浜急行電鉄 新1000系1620-1625  長岡京ー向日町

 

2017年度増備分はステンレス車体に全塗装を施す

いかにも京急といった外観となりましての出場で

ございました。

 

2018年度増備分も引き続き同様の措置となる様でして

楽しみでございます。

 

 

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2018-02-05 甲227 EH800-11  山崎ー長岡京

 

恐らくこれ1度きりとなるのでしょう、EH800が

京都鉄道博物館で展示されるという企画が実現し、

こうして関西を走行する姿が記録出来た事に

喜びを感じます。

 

身勝手な要望ですが、今後は広島のEF67

門司のEF81 303を展示してほしいものでございます。

 

 

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2018-02-10 甲216 H100形2両  山崎ー長岡京

 

JR東日本のGV-E400形と同設計となります

JR北海道の新形式車両、H100形も2両が新製出場して

おります。

 

第4四半期の注目は何と言ってもキハ40系を

駆逐する為の刺客となるGV-E400、H100の2形式が

登場した事、そして夢の企画であったEH800の

鉄博展示回送でございます。

 

 

ここでは取り上げておりませんが、他にも

あいの風とやま鉄道が発注した521系1000番台など

注目の甲種が何件かございました。

 

 

東京オリンピックへ向け、またその後の

鉄道躍進へ向けて多くの車両が今後も新製されるかと

思われます。

 

それに伴い、既存車両の他社への譲渡など、

甲種輸送の多様なシーンには今後も期待が高まります。

 

 

関東や九州など、簡単には行く事が出来ない

地域での実施もございますが、まずは地元関西で

出来る限り撮影機会を逃さずに記録して

参りたい、とそう思います。

 

課題としましては、夏から晩秋にかけての撮影時に

植生や光線を如何に上手く処理出来るか、

でございますね。

 

撮影チャンスを得ても、ヘッポコ写真では仕方が

ございませんので、2018年度は機会を活かして

しっかりと結果を出せる様に心掛けねば、と思います。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!