この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
昨夜から今朝にかけ、暴風雨となりました関西。
明けて本日は快晴かと申しますとそうでもなく、
晴れたり曇ったりしておりました。
私は本日も残念ながら非鉄となったのですが、
日中は名古屋と九州を結ぶ福山通運の1社買切り
コンテナ貨物である56レにEF66 27が充当され、
沿線は大変賑わった様でございます。
強風の影響で2時間遅延での関西通過だとか。
撮影された諸兄のご苦労、大変なものと
拝察致します。
さて、本日から甲種輸送は2018年度がスタートと
なります。
輸送番号のトップバッターとなる甲1は7日に
中京地域で実施予定だそうでございます。
この輸送番号は必ずしも順に実施される訳では無く、
その都度追加される設定に応じ実施されていまして
ややこしく感じる時もございます。
今回の更新では、拙ブログの最優先課題であります
甲種輸送の撮影につきまして、今後2018年度の
甲種輸送を撮影して参りますその前にここで一度、
2017年度に実施された甲種輸送の撮影機会を
総括しながら、振り返りたいと思います。
甲種輸送は年間を4期に分けて計画が立案されて
おりまして、各期毎に発注者、JR貨物、
JR旅客会社の担当者が会議の場を設けて事前に
実施予定を打ち合わせます。
第1四半期を3~6月、第2四半期を7~9月、
第3四半期が10~11月、第4四半期を12月~2月と
分けているそうでございます。
早い段階で実施が決定したものは基本計画分、
その後に決定したものを追加設定分となっており、
基本計画分は輸送番号が若く、
追加設定分は大きくなっております。
それでは、まず
2017年度の第1四半期の模様から
振り返って参ります。
2017-03-04 甲30 東武70000系71702f 長岡京ー向日町
2017年甲種撮り初めは、東武70000系の第2編成からと
なりました。
2017-03-17 甲64 コキ107形8両 東淀川ー吹田貨物(タ)
続いては2017年度も大量増備が進みました
コキ107形の甲種輸送を撮影しておりました。
この年、愛知機関区から転属したばかりの
DE10 1750号機が先頭に立ちます。
2017-04-06 甲35 箱根登山鉄道3100形3101+3102 長岡京ー向日町
大きな窓が特徴の、箱根登山鉄道の3100形は
3000形の片運転台型となる新形式車両でございました。
2017-04-08 甲36 東京メトロ13000系13103f 長岡京ー向日町
4月から9月まで毎月2本が製造された、東京メトロの
13000系。
続々と増備されている印象でございました。
2017-05-09 甲42 マヤ35形 長岡京ー向日町
5月には、下松の日立製作所笠戸事業所において
製造されたJR北海道の新鋭検測車両マヤ35形が
登場致しました。
2017-06-02 甲50 東京メトロ16000系16135f 山崎ー長岡京
37本が新製投入された16000系、2017年度は
川重から3本が出場しておりましす。
2017-06-20 甲60 南海8300系8708f+8307f 吹田
近畿車両からは6月に4編成12両の出場がございました
この日は雨天の撮影となりました。
2017-06-29 甲58 DD200-901号機 桂川ー西大路
第1四半期の〆はDE10、DD51の後継と目される
新鋭機関車の試験機が新製出場しています。
第1四半期は4か月と期間も長く件数も多いので
充実しておりました。
JR貨物のDD200-901号機は新形式として注目を
集めております。
あ、35系客車も甲種輸送されたのは6月でございました。
ここからは第2四半期へと移ります。
2017-07-04 甲103 261系気動車構体4両 山崎ー長岡京
2017年は3度、261系気動車の新製出場がございまして
そのうち2回は構体として仮台車を履き、
新潟トランシスまで輸送されております。
この時期になりますと植生の勢いが激しく、撮影地が
限られて参ります。
2017-08-01 甲109 相模鉄道20000系20101f 山崎ー長岡京
相模鉄道の新形式車両、20000系の登場で
ございました。
先頃営業に入りました本形式、今後は量産車が続々
登場してくるのでしょう。
2017年度はロクロクの牽引した甲種が2回、
その内、私が撮影する機会がございましたのは
これっきりとなりました。
2017-09-26 甲128 小田急電鉄3000形サハ3381+デハ3431 山崎ー長岡京
第2四半期の最後を飾った甲種は小田急の
通勤型車両の中間車2両でございます。
コスモスが咲き乱れ初め、車両が樹に隠れるのも
構わずに目線を下げての構図を取りました。
最若番のPFである2050号機の牽引で松田へ
向かうシーンでございます。
この他、第1四半期に引き続き東京メトロ13000系や
東京メトロ16000系が出場しておりました。
続いての第3四半期は10,11月のわずか2か月と
なっておりました。
2017-11-10 甲160 西武鉄道40000系40104f 山崎ー長岡京
実施件数自体も非常に少ないシーズンとなりました。
2016年度に2編成が出場しておりました40000系が
この時期に2編成、追加増備で出場しております。
2139号機が牽引を担当しておりました。
コスモスも散り際間近となりました裏調子にて、
厳しい光線を何とかサイドに寄って確保しようと
した結果でございます。
最近の話になりますが、最終シーズンとなります
第4四半期でございます。
12月こそ繁忙期で件数が少なくなっておりましたが
2018年に突入した途端、怒涛の設定件数と
なりました。
2018-01-10 甲197 GV-E400形3両 長岡京ー向日町(後打ち)
量産先行車となります、JR東日本の
電気式ディーゼルカーが登場となりました。
画像データが消失してしまったのが痛恨のミスでして
非常に悔やまれます。
2018-01-28 甲210 京浜急行電鉄 新1000系1620-1625 長岡京ー向日町
2017年度増備分はステンレス車体に全塗装を施す
いかにも京急といった外観となりましての出場で
ございました。
2018年度増備分も引き続き同様の措置となる様でして
楽しみでございます。
2018-02-05 甲227 EH800-11 山崎ー長岡京
恐らくこれ1度きりとなるのでしょう、EH800が
京都鉄道博物館で展示されるという企画が実現し、
こうして関西を走行する姿が記録出来た事に
喜びを感じます。
身勝手な要望ですが、今後は広島のEF67や
門司のEF81 303を展示してほしいものでございます。
2018-02-10 甲216 H100形2両 山崎ー長岡京
JR東日本のGV-E400形と同設計となります
JR北海道の新形式車両、H100形も2両が新製出場して
おります。
第4四半期の注目は何と言ってもキハ40系を
駆逐する為の刺客となるGV-E400、H100の2形式が
登場した事、そして夢の企画であったEH800の
京鉄博展示回送でございます。
ここでは取り上げておりませんが、他にも
あいの風とやま鉄道が発注した521系1000番台など
注目の甲種が何件かございました。
東京オリンピックへ向け、またその後の
鉄道躍進へ向けて多くの車両が今後も新製されるかと
思われます。
それに伴い、既存車両の他社への譲渡など、
甲種輸送の多様なシーンには今後も期待が高まります。
関東や九州など、簡単には行く事が出来ない
地域での実施もございますが、まずは地元関西で
出来る限り撮影機会を逃さずに記録して
参りたい、とそう思います。
課題としましては、夏から晩秋にかけての撮影時に
植生や光線を如何に上手く処理出来るか、
でございますね。
撮影チャンスを得ても、ヘッポコ写真では仕方が
ございませんので、2018年度は機会を活かして
しっかりと結果を出せる様に心掛けねば、と思います。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!