写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第454列車 「 京都丹後鉄道の観光列車くろまつ号に乗車す! 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 


心地よい風がそよぐ晴天となりました本日の関西。 


私は日中、仕事に追われての非鉄となりました。


幾つか小ネタがありましたが、月末かつ年度末という

ややこしい状況ゆえ、今日はカメラを握らずに業務を

優先した1日となりました。



さて、そんな本日の更新は一昨日となります水曜に

仕事を1日お休みし、観光列車に乗車して参りました

レポをお届けさせていただきます。


拙ブログの乗車記と申しますと、昨年夏の

ムーンライトながらへの乗車記事以来ではないかと

思います。


今回はアソコまでハイテンションとはいかず、

しっとりとした大人のムードで楽しんで参りました

ので、いささか物足りない文章となるかも

知れませんが、何卒ご了承下さいませ。



事の発端は先月にまで遡るのですが、会社で

加入しております商工関係の団体から、一通の

メールが届きました。


内容が親睦ツアーという事と日程が忙しい三末に

設定されておりましたので、ゴミ箱行きのメールかな、

と思いましたがよく読むとツアー内容が丹鉄の

くろまつ号へ乗車する、尚且つわが町からの

行き帰りを含めて参加費が一万円ポッキリ、という

破格の値段で提示されておりました。


この時点で私は後先考えずに参加のボタンを

クリックし、忙しい三末に仕事を1日休める様に

あの手この手で画策いたしまして、無事ツアーへ

参加する事が叶ったのでございます。


 

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2018-03-28  入場風景  天橋立駅改札口

 

わが町からツアーバスをチャーターし、

天橋立駅までやって参りました。


改札口の上には電光掲示板に

「団体 丹後くろまつ号」の文字が踊ります。


くろまつ号はこれまでにも拙ブログで2度程撮影して

おりますが、まさか私自身が乗車する機会を得るとは

思ってもみませんでした。


列車はここ、天橋立から2時間10分程で西舞鶴へ向かいます。


果たしてどんな旅になるのか、ワクワクしながら

乗車いたしました。


気持ちが逸ってしまい、乗車前にくろまつ号の

外観を撮影するのをすっ飛ばしてしまいました…


 

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2018-03-28 くろまつ号車内風景  天橋立

 

車内は和洋折中式のテーブル仕立て、定員30名の

カフェの様な造りとなっておりました。


進行方向左手には二人掛けテーブルが5脚、

右手には4人掛けテーブルが5脚という配列で

日本海を望む方向が二人掛けというのも4人掛けの

乗客が見やすくなる様にと、眺望に配慮が

なされておりました。

 

 

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2018-03-28 ランチコースお重  くろまつ号車内

 

私達のツアーは20名でして、今回は貸切となります。


従ってかなりゆったりとしたスペースになるハズ

ですが、眺望に配慮して二人掛けテーブルは全て

空席にして下さっておりました。


まだ出発前でしたが、皆既に腹ペコ青虫の様な顔で

お腹を空かせておりました。


目の前のお重に出発前からソワソワです。


時刻は13時前、待ち切れず葉っぱでも

食べられそうな塩梅ですよ…

 

 

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2018-03-28 グリーティングカード  くろまつ号車内

 

お重の側にはこの様なカードが添えてありました。


裏面にはスタンプが押せる様になってありまして、

乗車記念証になる様です。



列車には運転士の他にお給仕の女性が二人、

アテンダントが一人乗車され、ちょっと豪華な

食堂車といった風情でございます。

 

 

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2018-03-28 ランチコースメニュー  くろまつ号車内

 

ようやくお重を開けます。


存外、炭水化物が多めの内容に身体を気にする

お年頃のオッサン達は頰を引きつらせておりますが、

空腹には叶いません。


結局ガッツリといただく事になりました。



4人が一斉にお重を開くと、少し手狭になって

しまうのが難点でした。

 

 

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2018-03-28 ウエルカムドリンク  くろまつ号車内

 

ワンドリンクサービス、という事で、お米で

作られた地ビールのマイスターという銘柄を

いただく事に致しました。


私は下戸なので普段はお酒を口に致しませんが、

これは口当たりもまろやかで美味しく飲ませて

いただきました。


酒好きの仲間さんはお米の匂いがするから嫌だ、と

二杯目からは普通のビールに切り替えてましたので

人それぞれでございますね。


少女漫画の表紙の様なラベルが特徴のマイスター、

お米の星でマイスター?

 

 

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2018-03-28 壁掛け絵画  くろまつ号車内

 

食事を終え、車内を散策してとある場所へ。


壁には妙な絵が飾ってあります。


よく見てみますまと…

 

 

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2018-03-28 絵画詳細  くろまつ号車内

 

くろまつ号のデザインを担当された著名デザイナーの

サインが入っておりました。


でもこれ、一体何を表した絵なのでしょうね。

 

 

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2018-03-28 トイレ内景  くろまつ号トイレ

 

上の謎絵がある場所がコチラ、お手洗いで

ございます。


和式トイレにアタッチメントを取り付けた、簡易型

洋式便座でございました。


飲み食いした後は出す、自然の摂理ですもんね。

 

 

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2018-03-28 くろまつ貫通扉内景  くろまつ号車内

 

出すものを出した後はのんびり車窓を楽しみます。


貸切なので前面展望も堪能出来ました。

 

 

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2018-03-28 運転席内景  くろまつ号車内

 

運転停車中に、運転士さんにお願いして撮影させて

いただきました。


車両の事なら割とわかるのですが、機械関係は

サッパリでして、大して感想が出てきません。

 

 

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2018-03-28 由良川鉄橋展望  くろまつ号車内

 

乗車の中で一番のハイライトとなります、

由良川鉄橋の渡河シーン。


列車は橋の真ん中辺りでしばらく停車しまして、

長〜い鉄橋のおかげで視界がクリアな日本海

眺望を楽しませてくれるのです。

 

 

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2018-03-28 車内全景  くろまつ号車内

 

終着、西舞鶴の手前で20分ほど停車して、お土産の

購入タイムとなりました。



写真を拡大すると、奥にスタッフさん達が

いらっしゃるのが確認出来ます。


ガランとした車内ではスタッフさん達が綿密な

打ち合わせをされていらっしゃいました。


多分ね。

 

 

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2018-03-28 KTR707くろまつ  東雲

 

ここでようやく、くろまつ号の外観を撮影です。


鬼をイメージしてデザインされた丹鉄の車両、

丸目の三灯ライトがお洒落なんです。

 

 

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2018-03-29 難波オヤジとアテンドの田中さん  西舞鶴

 

列車の出発からビューポイント毎に丁寧な

アテンダントをして下さったのがこちらの田中さん。


丹鉄のHPなどでもそのお姿が拝見出来ますが、

今回は恥ずかしながらツーショットをお願いして

撮影させていただきました。


愛らしい見た目以上に喋くりも滑らかで仕草も

可愛らしく、ファンが大勢いらっしゃるのでは

と思わせる、光る個性をお持ちの女性でございます。


ウチの会社に引き抜きたいくらいです…



今回は意図的に、日本海の絶景写真を外して記事を

作成致しました。


ゆったり食事をしながら、美しい景色を堪能できる

素晴らしい列車でございます。


是非とも直接、皆様の目にあの美しい眺望を

焼き付けていただきたく、今回は割愛とさせて

いただきます。


最後になりましたが、今回のツアーを企画して

下さった商工関係団体の皆様にこの場をお借りして

感謝申し上げます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!