写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第497列車 「 105系と珍客を併せて狙う 桜井線紀行その3 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

拙ブログにて以前にチラリとお伝えいたしました、

広島車両所で施工されているEF210-107号機の塗装

変更について、今月15日に発売される鉄道情報誌にて

今後、全車に波及する旨が記されているそうで

ございます。

 

今見られるEF210の姿も、いずれは見られなくなる、

という事でございますから、釜屋の如くハコ釜や

ロクロク等を狙っていた私も今後は撮影対象が一気に

増える事態となりそうでございます。

 

 

本日は非鉄な一日となりましたので、更新は日常ネタを

お届けいたします。

 

 

さて、今回の更新は桜井線での撮影記第3弾と

なりまして、前回とは逆向き構図、桜井・高田方を

向いてやって来る列車を狙っております。

 

 

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2018-02-04 105系SW011編成  巻向ー三輪

 

屋根の上に御はじきの様に並んだベンチレーター、

田の字窓、戸袋窓が残る側面に常磐線時代そのままの

顔を持ったクハ105-9。

 

これぞ国鉄!と申しますか、外観を見ただけですと

まんま103系1000番台でございます。

 

側面に4つの客用扉を備える105系は、増備の為に

103系から改造されたグループとなります。

 

中でも国電顔、と称される103系1000番台の面は

パンダ顔とはまた異なる人気車両になっております。

 

1編成でナチュラルに2種類のお顔が楽しめる、

105系の素晴らしい点でございます。

 

 

コレを踏襲して今後導入される227系1000番台も、

和歌山方と高田方で面のデザインを変えて見ては

いかがでしょうかね。

 

片方は115系顔にしてみるとか。

 

外観は115系、中身は227系、なんて最高じゃない

ですか?

 

 

桜井線を経て和歌山へ向かう列車は、途中の

高田駅にて進行方向を逆向きに変えて進みますので、

和歌山線内ではこの国電顔は北向きとなります。

 

南に向いたシーンを狙うのは桜井線の方が

良い様に感じます。

 

 

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2018-02-04 105系SW007編成  巻向ー三輪

 

おいおいさっきと同じ写真並べてんじゃ

ねーよ、と思われました?

 

思われますよね、実は私も思いました。

 

それくらいパッと見では気にならない位の差異しか

無いのですが、こちらは戸袋窓が埋められた

延命工事を受けております。

 

側窓の桟も黒く塗られ、田の字が目立ちませんね。

 

屋根上には蒲鉾クーラーが載っております。

 

 

余談なのですが、蒲鉾の語源ってガマの穂から

来ていたそうでございますね。

 

更には、板付きの一般的な蒲鉾は後年に広まった

もので、本来はチクワが蒲鉾だったそうでございます。

 

チクワを焼き仕上げる際にガマの穂の様な形状で焼く

為にその様な由来となったそうでございます。

 

私が驚きましたのは、チクワと蒲鉾って形状が

異なるだけで原料も製法も同一だった、という点で

ございます。

 

何だか桜井線を走る105系と、103系の関係に

似ている様な気が致します。

 

 

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2018-02-04 回9521D  巻向ー三輪

 

特徴的な台車を履いたキクヤ141を先頭に

検測の為やって来たキヤ141の第2編成。

 

実はこの日に桜井線へやって来ました理由が、

この珍客を併せて撮影する為だったのでございます。

 

お天気だとサイドが少し弱い光線具合だったのですが、

運良く曇りましてフラットな露出で撮影する事が

出来ました。

 

 

キヤ141の様な被写体でしたら、拙ブログでは特ネタ

として扱うのですが、この時は他に撮影していたのが

105系ばかりでしたので、桜井線紀行のお楽しみとして

今回まで残しておりました。

 

多分に旬を過ぎてしまいましたが…。

 

 

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2018-02-04 105系SW012編成  巻向ー三輪

 

国電顔も捨てがたいとはいえ、やはり

105系と申しますとこのパンダ顔でございます。

 

このSW012編成は両端がパンダ顔でございまして

どちらを撮影しても安定のスタイルとなって

おります。

 

 

またしてもお日様が見えて参りまして、そろそろ

側面の当たり具合も厳しくなってきた所でございます。

 

次回は河岸を変えて撮影してみたレポをお届けする

予定でございます。

 

次回がいつになるかは未定でございますが…

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!