この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
今朝は朝のうち雲が多いお天気でございましたが、
昼頃からは青空も広がる良い一日となりました。
気温も思ったほど暑くならず、過ごし易いので鉄活も
捗ったという諸兄も多いのではないでしょうか。
さて、そんなお天気の本日、私は早朝から神戸市へ
出掛けておりました。
拙ブログでは阪堺線モ161形161号車以来となる
私鉄の特ネタを仕入れて参りましたのでご報告を
させていただきます。
ボリュームのある撮影行となりましたので、明日と
合わせて前後篇とさせていただきます。
2018-05-20 1150系1151f 志染ー広野ゴルフ場前
恐らくは神鉄線内で最も長いであろう
志染ストレートを疾走するメモリアル塗装車。
広角レンズでの接近戦を仕掛けてみましたが、
この塗装、露出がとても取り辛いのでございます。
車体色を考慮して露出を抑えると足回りが沈み、
足回りを意識すると車体がオーバーになるので
中々うまく決めの一枚が得られません。
車体が膨張色の列車って初めてなのです、私。
このストレートでの撮影では、寸前まで曇っていた
筈の空が、列車が近づいて来たタイミングで陽が
差しまして残念な露出オーバーとなってしまいました。
前面には開業90周年を祝うマークを
掲示しております。
この日デビューとなりましたのが、神鉄の
開業90周年を記念したメモリアル塗装をまとう
1151編成でございました。
1950~60年代の戦後復興期に走っていた車両の
塗装をイメージした「スプリンググリーン」と
「シルバーグレー」のツートンを再現しての
塗り替えデビューでございます。
また車内には90周年にちなんだ掲示物を
展示した走る神鉄歴史館、といった設え
だそうでございます。
実は以前から興味を持っておりました神鉄社線、
この機会に訪れてみよう、と思いまして今後の
ロケハンもかねて回っております。
2018-05-20 メモリアルトレインの登坂シーン 木津ー藍那
順番が前後いたしますが、このカットが本日初めに
メモリアルトレインを撮影したものでございます。
神鉄社線は登山路線の一つとして数えられる程に
急勾配が続く線形でございます。
勾配を上り初め、急峻な六甲山系の山々を切り開いて
発展した神戸のニュータウンの合間を縫いながら
神戸市北部から三田、三木方面へ広がっております。
そんな神鉄の特徴が、カーブしながらの
坂道登坂でございましょう。
このポイントに限らず、至る所でこの様に
カーブしながら勾配を昇降する姿を見る事が出来ます。
2018-05-20 1150系1151f 木津ー藍那
このポイントでは側面の光線が少し弱かったので
サイド気味に構図を組んで前面が露出オーバーに
なっているのを誤魔化す手法を取りました。
前篇ではこれが最も良く撮影出来一枚でございます。
2018-05-20 1150系1151f 木幡ー栄
膨張色が色飛びするなら逆光で狙ってしまえ!と
いささか乱暴な思考で挑んでみました。
案の定、足回りが真っ暗けでございます。
次回、後編では午後からの光線で再挑戦致しました
様子をお届けさせていただきます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!