写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第718列車 「 レール積載!堅田工臨の復路を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

私が子供の頃、テレビで放映されておりました

マンガ日本昔ばなしは土曜夜のお楽しみの一つで

ございました。

 

常田富士夫と市原悦子が二人だけで紡ぐ映像と

音楽は、今でも様々な場面を思い起こさせます。

 

昔ばなしのフォーマットは大抵決まっておりまして

エンターテインメント、いわゆるエンタメに

則しつつ教訓を挿入する手法で、当時の私は大いに

影響を受けたものでございました。

 

そんなお決まりフォーマットに則ったストーリーの

一つに、お馴染みの童話であります「舌切り雀」が

ございます。

 

本来は日本語ですとタイトルが「舌切られ雀」に

なると思うのですけれど、そこは今回突っ込む

所ではございませんのでスルーしておきます。

 

でもまぁ、舌切り雀だと悪い子の舌を切り裂く

恐ろしい雀かと思ってしまいますよね。

 

首狩り族、みたいな。

 

リストラすっぞーって言いながら

オフィスにやって来るのですよ、きっと。

 

おや、誰か来た様ですね。こんな時間なのに…

 

 

舌切り雀の本筋はさておき、物語の展開は

良い爺さんと悪い婆さん、二人の選択の違いで

迎える結末がそれぞれ異なるという勧善懲悪な

構造となっております。

 

この物語、良い爺さんの相方が良い婆さんだったと

したら、お話はどのように進行したのでしょう…。

 

雀は舌を切られずに、いつまでも幸せに

暮らしたのでしょうか?

 

 

さて、今回の更新は月曜に白昼運転されました

凸牽引の工臨を撮影に行っておりましたので

ご報告申し上げます。

 

この日は午後からの5087レにカラシこと

2127号機が充当され、それと絡めて撮影すべく

イオンストレートへと赴きました。

 

お天気は陽が射したり曇ったり、雨がパラつく

気まぐれな空模様でございまして、列車が

来るまでその都度、設定を変更せねばならない

状況でございました。

 

 

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2018-12-17 工9574列車  桂川ー向日町

 

DD51 1183が牽引する堅田からの返却便ですが

使用済みの古レールが積載されておりました。

 

左上にチラリズムで晴れ間が見えておりますが

撮影ポイントは分厚い雲が少し緩んだ程度の

光線具合でございました。

 

 

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2018-12-17 683系T51編成他12両  桂川ー向日町

 

5087レ通過後には激Vとなる晴れ模様となり

架線ビームの処理をどうしようかと、嬉しくも

難しい問題に挑んでおりました。

 

所が暫くすると…

 

 

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2018-12-17 281系HA603編成  京都貨物ー向日町(操)

 

こないな(こんな)具合に曇ってしまいます。

 

奥は晴れ、手前が曇るマンダーラ

 

一句読めました。季語はございませんが。

 

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2018-12-17 工9574列車  桂川ー向日町

 

レンズを引いてもう一度。

 

お天気具合は残念なマンダーラとなりましたが

久し振りに定尺チキの積載姿を撮影出来て

満足する事が出来ました。

 

 

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2018-12-17 工9574列車  桂川ー向日町(後打ち)

 

オマケ。

 

バックショットはタイミングがずれてしまい

釜を架線柱に引っかけてしまいました…

 

 

良い婆さんならぬ1183(イイバーサン)が颯爽と

牽引するこの日の工臨

 

昔話に出てくるとしたら、きっと働き者のお婆さん

なのでしょうね。

 

良い爺さんと雀を乗せ、今日も元気に

各地へレールを運ぶ良い婆さんの物語、

それは今もまだ続いている物語なのでございます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!