写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第731列車 「 最後の6連103系、スカイブルーのR1編成を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

皆様、新年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

拙ブログは2017年の元旦からスタートしているの

ですが、2017、2018年とお正月ネタとして

103系を持ってきておりました。

 

奈良線には2018年に相次いで

阪和線からの205系が投入され、103系

今では2編成しか残っておりません。

 

ウグイス色の103系も魅力的ではございますが

そちらは別の機会に譲りまして、他線区へ目を

向けてみますと、関西圏にはまだ103系

活躍している地域がございます。

 

 

そんな訳で今回の更新は関西のみならず、

全国的に唯一残る事になりました6連貫通の

編成、尚且つ関西ではかつての東海道緩行線

彷彿とさせますスカイブルーの塗装を

まといます明石区のR1編成をご紹介致します。

 

 

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2018-12-25 103系R1編成  兵庫

 

山陽本線支線となります和田岬線、その

和田岬から兵庫駅へ到着したR1編成。

 

画面の右端には山陽本線を下る207系の側面が

見えております。

 

103系の右奥にあります傾斜した線路が、

山陽本線和田岬線とを結ぶ連絡線になって

おります。

 

 

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2018-12-25 103系R1編成車内  兵庫

 

兵庫駅和田岬線ホームに停車するR1編成、

車内には中刷り広告も無く、見事なまでに

スッキリとした様子でございます。

 

一駅だけの短距離をピストンで運行されている

車両ですから、広告の出稿を受けていない

可能性もございますね。

 

広告の無い素の103系車内は、博物館でも

見られますが、乗車出来るのは極めて稀な

機会でございましょう。

 

おそらくこの路線でしか味わえないかと存じます。

 

天井には扇風機も残る車内には、リニューアルされた

とはいえ国鉄の残り香を感じさせました。

 

 

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2018-12-25 103系R1編成  大久保

 

朝と夕方に設定されております和田岬線の運用に

向かう為、明石区を出区し一旦大久保駅へと入線、

折り返して兵庫へ向かうシーンを狙います。

 

日中は兵庫駅に留置されている103系ですが、

検査の際と川重から出場します甲種がある日は

明石区へ回送されるのでございます。

 

ちょっとシャッタータイミングをミスってしまい

カツカツになってしまいました…

 

 

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2018-12-25 103系R1編成  大久保

 

意外、と言う程でもないのかも知れませんが

この日は甲種輸送もあった為でしょうか、多くの

鉄さんが103系にシャッターを切っておりました。

 

 

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2018-12-25 103系R1編成  大久保

 

上のコマからしばらく待ちますと、運転士が

乗り込みましてテールライトが消灯し

代わりにヘッドライトが点灯します。

 

さぁ、今から走り出すぞ、といった様子が

年始に相応しいかなと思い、この写真を

最後に据えてみました。

 

 

前面の窓押さえが黒ゴムになったり、戸袋窓が

埋められたりといった今風の姿になりながらも

この時代にスカイブルーの6連103系を撮影

出来るのは有難い事でございますね。

 

思い返しますと、1980年代の終わり頃まで

和田岬線はDE10がプッシュプルで旧客を牽いて

走っていましたし、大震災まではキハ35形を

改造した車両が運用に就いておりました。

 

都会の中にあって世間から隔絶された

古き時代の車両達が、その最後に瞬く路線こそ

和田岬線なのかもしれません。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!