この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
皆様、新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
拙ブログは2017年の元旦からスタートしているの
ですが、2017、2018年とお正月ネタとして
103系を持ってきておりました。
奈良線には2018年に相次いで
今では2編成しか残っておりません。
ウグイス色の103系も魅力的ではございますが
そちらは別の機会に譲りまして、他線区へ目を
向けてみますと、関西圏にはまだ103系が
活躍している地域がございます。
そんな訳で今回の更新は関西のみならず、
全国的に唯一残る事になりました6連貫通の
彷彿とさせますスカイブルーの塗装を
まといます明石区のR1編成をご紹介致します。
2018-12-25 103系R1編成 兵庫
見えております。
103系の右奥にあります傾斜した線路が、
おります。
2018-12-25 103系R1編成車内 兵庫
車内には中刷り広告も無く、見事なまでに
スッキリとした様子でございます。
一駅だけの短距離をピストンで運行されている
車両ですから、広告の出稿を受けていない
可能性もございますね。
広告の無い素の103系車内は、博物館でも
見られますが、乗車出来るのは極めて稀な
機会でございましょう。
おそらくこの路線でしか味わえないかと存じます。
天井には扇風機も残る車内には、リニューアルされた
とはいえ国鉄の残り香を感じさせました。
2018-12-25 103系R1編成 大久保
朝と夕方に設定されております和田岬線の運用に
向かう為、明石区を出区し一旦大久保駅へと入線、
折り返して兵庫へ向かうシーンを狙います。
検査の際と川重から出場します甲種がある日は
明石区へ回送されるのでございます。
ちょっとシャッタータイミングをミスってしまい
カツカツになってしまいました…
2018-12-25 103系R1編成 大久保
意外、と言う程でもないのかも知れませんが
この日は甲種輸送もあった為でしょうか、多くの
鉄さんが103系にシャッターを切っておりました。
2018-12-25 103系R1編成 大久保
上のコマからしばらく待ちますと、運転士が
乗り込みましてテールライトが消灯し
代わりにヘッドライトが点灯します。
さぁ、今から走り出すぞ、といった様子が
年始に相応しいかなと思い、この写真を
最後に据えてみました。
前面の窓押さえが黒ゴムになったり、戸袋窓が
埋められたりといった今風の姿になりながらも
この時代にスカイブルーの6連103系を撮影
出来るのは有難い事でございますね。
思い返しますと、1980年代の終わり頃まで
和田岬線はDE10がプッシュプルで旧客を牽いて
走っていましたし、大震災まではキハ35形を
改造した車両が運用に就いておりました。
都会の中にあって世間から隔絶された
古き時代の車両達が、その最後に瞬く路線こそ
和田岬線なのかもしれません。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!