写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第857列車 「 京都丹後鉄道の新車を狙う 北近畿グルリ旅その3  」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。



今日から本格的に令和元年の日常が

始まりましたね。


懸念された年号記載ミスは、

何とか免れる事が出来ましたが、何だか明日辺り

やらかしそうな気も致します。

 

 

さて、今回の更新は一日お休みをいただきました

北近畿グルリ旅の最終局面、いわば

クライマックスでございます。


舞台は天橋立、股のぞきを済ませた所からの

スタートでございます。

 

 

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2019-04-22 笠松ケーブル車内  笠松ー府中

 

ゴゥンゴゥンとレールを伝って下山する

笠松ケーブルの車内から。

 

写真はご用意出来ませんでしたが、この車内から

見渡す天橋立の景色も中々見事なものでございます。

 

 

ケーブルを降りて府中から天橋立駅へと戻るには

海路を使いました。 

 

徒歩で戻ろうとしますと延々松林の続く

天橋立の真ん中を歩き続けねばなりません。

 

実は学生時代にあの松林を歩いて踏破した事が

ございますが、もう2度としたくない経験の中でも

第2位に位置するしんどさでございました。

 

かと申しましてレンタサイクルなども遠回りに

なってしまいます。

 

そこで、最も早くかつエンタメ性に優れた

手段として、智恩寺傍から府中までを往復する

モーターボートに乗船する事にしたのでございます。

 

これが大正解。

 

 

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2019-04-22 モーターボート船内から接岸部を望む

 

この日は平日でございまして、しかも

ピークを過ぎた午後遅めという事で、乗船客は

私どものみでございます。

 

ボートの最先頭部に陣取りまして

風を切って波間を抜ける楽しいひと時を

味わう事が出来ました。 

 

 

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2019-04-22 モーターボート船内から天橋立を望む

 

風になれ、俺!と息巻いてシャッターを切るオヤジ。

 

恐らく時速40~60キロくらいの速度なのでしょうが

近くに何もない広い海の為、正確な速度が判りません。

 

ただ顔に当たる風の強さがテンションを盛り立てます。

 

内海ですので波の揺れもほとんど無く

わずか5分程で対岸の智恩寺方へ到着となります。


遊覧船や護衛艦の乗船経験はありますが、

モーターボートは初めてでしたので、とても

楽しい時間となりました。

 

 

智恩寺から天橋立駅までは徒歩5分。

 

再び丹鉄に乗って向かいます次なる目的地は

西舞鶴でございます。

 

論座る座席は進行方向に向いて左側。

 

車中、由良川鉄橋の絶景を昨年に続いて

味わったりしながら、小1時間の旅を終えます。

 

そちらの写真は昨年の記事と変わり映え

しませんので、割愛となりますが。

 

 

西舞鶴からは特急へ乗車し、京都へ向かう事に

なるのですが、西舞鶴駅で待ち時間が出来ました。

 

そこで一旦駅から出まして、西舞鶴駅に隣接する

丹鉄の車庫へと向かいます。

 

その狙いは…

 

 

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2019-04-22 KTR300形301  西舞鶴

 

5/18にデビューが予定されております

京都丹後鉄道の新形式気動車、KTR300。

 

従来のMF形やKTR700、800形と異なり

普通気動車ながらデザインが丸目ライトから

ツリ目へと変わりました。

 

前面窓の形状もJR東日本E127系などを

彷彿とさせます、中央に向けてRが下がる

曲線が付いた独特な形状でございます。 

 

 

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2019-04-22 KTR300形301  西舞鶴

 

屋根つきの車庫に半身を入れたKTR300形。

 

庫内には青鬼も休んでいる姿が見えます。

 

 

この日も日中に西舞鶴ー豊岡で試運転が

実施されていたのですが、今回は

観光優先でしたので撮影は諦めておりました。 

 

デビュー前に撮影が出来まして

ラッキーでございました。 

 

新潟トランシスで落成したKTR300形は、陸送で

西舞鶴へ搬入され、目下デビューへ向けた

試運転を繰り返しております。



続いて撮影しましたのは、青坊主やら海坊主と

呼ばれもしますKTR8000形、丹後の海車両で

ございます。

 

 

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2019-04-22 KTR8000形  西舞鶴

 

渋いブルーメタリックな塗装に各所に配された

図案や文字が特徴的なデザインの「丹後の海」。

 

JR九州の車両デザインで著名になりました

デザイナーが手がけましたKTR8000

リニューアル車両が並びます。 


リニューアル前の姿は、一昨年のGWに撮影して

おりましたが、今では全てのKTR8000が青坊主に

なりました。

 

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2019-04-22 KTR8000形  西舞鶴

 

 ちょっと白飛びしてしまいました。

 

夕方の時間帯に色の濃い車両を

スマホで狙うのは難しいですね。

 

 

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2019-04-22 KTR8000形車内  舞鶴線

 

 折角ですので、京都へは丹後の海に

乗車してみました。

 

張り切って指定席を取ったのですが、見事に

ガラガラでございます。

 

木の香りがする、とまでは申しませんが

木目調の床、壁、天井と間接照明も使用した

2重の照明で暖かな雰囲気の車内でございます。

 

往路に福知山まで乗車致しました287系とは

全く異なる、上質な印象となりました。

 

同じ特急料金でこの差ですから、

丹後の海に乗車する方が断然お得なように

感じます。

 

 

JR線内を走行する私鉄特急車両に乗車という

面白い経験を最後に、この旅を終えました。

 

大阪ー福知山ー豊岡ー天橋立ー西舞鶴ー京都と

北近畿をぐるりと回る2日間。 

 

撮り鉄として活動します普段では味わえない、

乗り鉄旅というのも良いものでございますね。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!