この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
今日から本格的に令和元年の日常が
始まりましたね。
懸念された年号記載ミスは、
何とか免れる事が出来ましたが、何だか明日辺り
やらかしそうな気も致します。
さて、今回の更新は一日お休みをいただきました
北近畿グルリ旅の最終局面、いわば
クライマックスでございます。
舞台は天橋立、股のぞきを済ませた所からの
スタートでございます。
ゴゥンゴゥンとレールを伝って下山する
笠松ケーブルの車内から。
写真はご用意出来ませんでしたが、この車内から
見渡す天橋立の景色も中々見事なものでございます。
ケーブルを降りて府中から天橋立駅へと戻るには
海路を使いました。
徒歩で戻ろうとしますと延々松林の続く
天橋立の真ん中を歩き続けねばなりません。
実は学生時代にあの松林を歩いて踏破した事が
ございますが、もう2度としたくない経験の中でも
第2位に位置するしんどさでございました。
かと申しましてレンタサイクルなども遠回りに
なってしまいます。
そこで、最も早くかつエンタメ性に優れた
手段として、智恩寺傍から府中までを往復する
モーターボートに乗船する事にしたのでございます。
これが大正解。
2019-04-22 モーターボート船内から接岸部を望む
この日は平日でございまして、しかも
ピークを過ぎた午後遅めという事で、乗船客は
私どものみでございます。
ボートの最先頭部に陣取りまして
風を切って波間を抜ける楽しいひと時を
味わう事が出来ました。
2019-04-22 モーターボート船内から天橋立を望む
風になれ、俺!と息巻いてシャッターを切るオヤジ。
恐らく時速40~60キロくらいの速度なのでしょうが
近くに何もない広い海の為、正確な速度が判りません。
ただ顔に当たる風の強さがテンションを盛り立てます。
内海ですので波の揺れもほとんど無く
わずか5分程で対岸の智恩寺方へ到着となります。
遊覧船や護衛艦の乗船経験はありますが、
モーターボートは初めてでしたので、とても
楽しい時間となりました。
再び丹鉄に乗って向かいます次なる目的地は
西舞鶴でございます。
勿論座る座席は進行方向に向いて左側。
車中、由良川鉄橋の絶景を昨年に続いて
味わったりしながら、小1時間の旅を終えます。
そちらの写真は昨年の記事と変わり映え
しませんので、割愛となりますが。
西舞鶴からは特急へ乗車し、京都へ向かう事に
なるのですが、西舞鶴駅で待ち時間が出来ました。
そこで一旦駅から出まして、西舞鶴駅に隣接する
丹鉄の車庫へと向かいます。
その狙いは…
2019-04-22 KTR300形301 西舞鶴
5/18にデビューが予定されております
京都丹後鉄道の新形式気動車、KTR300。
従来のMF形やKTR700、800形と異なり
普通気動車ながらデザインが丸目ライトから
ツリ目へと変わりました。
彷彿とさせます、中央に向けてRが下がる
曲線が付いた独特な形状でございます。
2019-04-22 KTR300形301 西舞鶴
屋根つきの車庫に半身を入れたKTR300形。
庫内には青鬼も休んでいる姿が見えます。
この日も日中に西舞鶴ー豊岡で試運転が
実施されていたのですが、今回は
観光優先でしたので撮影は諦めておりました。
デビュー前に撮影が出来まして
ラッキーでございました。
新潟トランシスで落成したKTR300形は、陸送で
西舞鶴へ搬入され、目下デビューへ向けた
試運転を繰り返しております。
続いて撮影しましたのは、青坊主やら海坊主と
呼ばれもしますKTR8000形、丹後の海車両で
ございます。
渋いブルーメタリックな塗装に各所に配された
図案や文字が特徴的なデザインの「丹後の海」。
JR九州の車両デザインで著名になりました
デザイナーが手がけましたKTR8000の
リニューアル車両が並びます。
リニューアル前の姿は、一昨年のGWに撮影して
おりましたが、今では全てのKTR8000が青坊主に
なりました。
ちょっと白飛びしてしまいました。
夕方の時間帯に色の濃い車両を
スマホで狙うのは難しいですね。
折角ですので、京都へは丹後の海に
乗車してみました。
張り切って指定席を取ったのですが、見事に
ガラガラでございます。
木の香りがする、とまでは申しませんが
木目調の床、壁、天井と間接照明も使用した
2重の照明で暖かな雰囲気の車内でございます。
往路に福知山まで乗車致しました287系とは
全く異なる、上質な印象となりました。
同じ特急料金でこの差ですから、
丹後の海に乗車する方が断然お得なように
感じます。
JR線内を走行する私鉄特急車両に乗車という
面白い経験を最後に、この旅を終えました。
北近畿をぐるりと回る2日間。
撮り鉄として活動します普段では味わえない、
乗り鉄旅というのも良いものでございますね。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!