この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
雨の方は日中に降られる事は無かったものの、
酷く強い風が吹き荒れました本日の関西。
お蔭で風に滅法弱いと定評のございます湖西線では
一時運転見合わせとなった様でして、北陸方面とを
結ぶ特急が湖西線の前後で詰まった状態に
なったそうでございます。
夕方に雨が降り初めましたが、その頃には風も
収まり、ダイヤも回復へ向かっている様ですので
一安心、といった所でしょうか。
激甚化する自然災害が近頃では目に付く様に
なりましたが、こうした普段からの災害への意識が
大きな事故を未然に防ぐのかも知れませんね。
さて、今回の更新はGWに得られました連休を費やし
四国遠征に行って参りましたご報告の続き、
高徳線紀行の始まりでございます。
キハ40系列の気動車は数多く製造されました
形式でございます。
九州の白地に青帯の車両や北海道の白地に緑帯、
東日本や西日本は勿論、ここ四国にも徳島運転所に
僅かながら現存しております。
ここ数年は保有する各社で経年によります劣化が
取り沙汰されておりまして、後継車両が
導入され始めた所もございます。
今後はJR東海の様に姿を消す地域も
出てくる事になるのでしょう。
そんな訳で機会のある内に出来るだけ
撮影しておきたい被写体の一つとして
意識しておりましたので、今回の遠征に際して
狙うべく予定を組んだのでございます。
2019-05-05 キハ47 191+キハ40 2107 吉成ー勝瑞
非電化ののどかな風景を、爽やかな色合いの
古株気動車が走り抜けて行きました。
把握しておりました運用ではキハ47の2連が
来る予定だったのですが、実際には美味しい事に
キハ47+キハ40という変態編成でございました。
前面と中間面との連結を変態と呼ぶのは何故なのか、
判りかねますが…
ことでんレトロを切り上げ、順光での撮影を狙って
駆け付けた甲斐のございます一枚が得られました。
四国のキハ40系列はここ徳島運転所に
集中配置されております。
(観光列車として1編成が松山におりますが)
しかしながら日中はJR化後に新製配置されました
車両が活躍し、国鉄生え抜きの彼らには朝夕の
時間帯しか出番がございません。
今の季節であれば、丁度この撮影地で順光カットが
仕留められる為、夕方の吉成ストレートを目掛けて
車を走らせたのでございました。
撮影地紹介 GoogleMapより抜粋
では恒例となります撮影地のご紹介を致しましょう。
吉成ストレート、と称されますこのポイントは
吉成と勝瑞のほぼ中間に位置する踏切の付近が
撮影地となっております。
ただ中間とは申しましても、特急停車駅となります
勝瑞からの方が道が単純なので徒歩利用の場合は
そちらからの方が行き易いかも知れませんね。
駅間の短い区間なので、徒歩でも何とか訪問が
可能な距離かと思われます。
撮影地拡大 GoogleMapより抜粋
上の地図を拡大した所でございます。
線路が南北に走っておりますので
光線を意識するのであれば、午後からの撮影が
適しております。
2019-05-05 キハ47 191+キハ40 2107 吉成ー勝瑞
引いた構図でもう一度。
ご覧の様に手前の田んぼには水が張っていたのですが
風が強く水鏡が成立しませんでしたので、車両主体で
狙っております。
レンズを引くと背景に鉄塔が入りますので、ある程度
望遠のレンズが必要かと思われます。
尤も私の使用機材は55㎜ー200㎜(APS-C)の
ズームレンズですのでそれだけの焦点距離があれば
十分に撮影が可能でございます。
高徳線用に130キロ運転が出来る仕様として
車番は高松方に2428、徳島方は2451でございました。
2019-05-05 1200形1255 吉成ー勝瑞
雲にお日様が遮られ、露出が下がってしまった
瞬間にやって来た普通列車でございます。
こちらはJR化後に初めて導入されました四国の
一般型気動車、1000形を改造した1200形。
21mクラスという気動車としては大型の部類に入る
車体とワンマン運転が可能な3扉車という使い易い
車両で、徳島、高知を中心に50両が運用される
グループでございます。
その中でも後輩となる1500形との併結運転の為に
連結器などを改修したリニューアル車が
この1200形でございます。
この区間、撮影しておりますと案外と数々の形式が
目を楽しませてくれます。
国鉄型のキハ40系列、1000形、今回の1200形、
そして1500形。
飽きの来ない時間を過ごす事になりました。
次回その2は鳴門へ向かった表題の編成が
徳島へ戻る姿を狙いますが、それ以外にも数々の
列車の姿を併せてお届けさせていただく予定で
ございます。
ご期待いただければ、そしてこれをご覧の皆様の
四国遠征を後押し出来れば幸いでございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!