写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第870列車 「 四国色のキハ47形を狙う 2019・春 高徳線紀行その1 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

雨の方は日中に降られる事は無かったものの、

酷く強い風が吹き荒れました本日の関西。

 

お蔭で風に滅法弱いと定評のございます湖西線では

一時運転見合わせとなった様でして、北陸方面とを

結ぶ特急が湖西線の前後で詰まった状態に

なったそうでございます。

 

夕方に雨が降り初めましたが、その頃には風も

収まり、ダイヤも回復へ向かっている様ですので

一安心、といった所でしょうか。

 

激甚化する自然災害が近頃では目に付く様に

なりましたが、こうした普段からの災害への意識が

大きな事故を未然に防ぐのかも知れませんね。

 

 

さて、今回の更新はGWに得られました連休を費やし

四国遠征に行って参りましたご報告の続き、

高徳線紀行の始まりでございます。

 

 

キハ40系列の気動車は数多く製造されました

国鉄型一般気動車の中で、今もまだ各地に残る

形式でございます。

 

九州の白地に青帯の車両や北海道の白地に緑帯、

東日本や西日本は勿論、ここ四国にも徳島運転所に

僅かながら現存しております。

 

ここ数年は保有する各社で経年によります劣化が

取り沙汰されておりまして、後継車両が

導入され始めた所もございます。

 

今後はJR東海の様に姿を消す地域も

出てくる事になるのでしょう。

 

そんな訳で機会のある内に出来るだけ

撮影しておきたい被写体の一つとして

意識しておりましたので、今回の遠征に際して

狙うべく予定を組んだのでございます。

 

 

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2019-05-05 キハ47 191+キハ40 2107  吉成ー勝瑞

 

非電化ののどかな風景を、爽やかな色合いの

古株気動車が走り抜けて行きました。

 

 

把握しておりました運用ではキハ47の2連が

来る予定だったのですが、実際には美味しい事に

キハ47+キハ40という変態編成でございました。

 

前面と中間面との連結を変態と呼ぶのは何故なのか、

判りかねますが…

 

 

ことでんレトロを切り上げ、順光での撮影を狙って

駆け付けた甲斐のございます一枚が得られました。

 

 

四国のキハ40系列はここ徳島運転所に

集中配置されております。

(観光列車として1編成が松山におりますが)

 

しかしながら日中はJR化後に新製配置されました

車両が活躍し、国鉄生え抜きの彼らには朝夕の

時間帯しか出番がございません。

 

今の季節であれば、丁度この撮影地で順光カットが

仕留められる為、夕方の吉成ストレートを目掛けて

車を走らせたのでございました。

 

 

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撮影地紹介  GoogleMapより抜粋

 

では恒例となります撮影地のご紹介を致しましょう。

 

吉成ストレート、と称されますこのポイントは

吉成と勝瑞のほぼ中間に位置する踏切の付近が

撮影地となっております。

 

ただ中間とは申しましても、特急停車駅となります

勝瑞からの方が道が単純なので徒歩利用の場合は

そちらからの方が行き易いかも知れませんね。

 

駅間の短い区間なので、徒歩でも何とか訪問が

可能な距離かと思われます。

 

 

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撮影地拡大  GoogleMapより抜粋

 

上の地図を拡大した所でございます。

 

線路が南北に走っておりますので

光線を意識するのであれば、午後からの撮影が

適しております。

 

 

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2019-05-05 キハ47 191+キハ40 2107  吉成ー勝瑞

 

引いた構図でもう一度。

 

ご覧の様に手前の田んぼには水が張っていたのですが

風が強く水鏡が成立しませんでしたので、車両主体で

狙っております。

 

レンズを引くと背景に鉄塔が入りますので、ある程度

望遠のレンズが必要かと思われます。

 

尤も私の使用機材は55㎜ー200㎜(APS-C)の

ズームレンズですのでそれだけの焦点距離があれば

十分に撮影が可能でございます。

 

 

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2019-05-05 N2000系特急うずしお  吉成ー勝瑞

 

高徳線用に130キロ運転が出来る仕様として

製造された気動車N2000系が駆け抜けます。

 

車番は高松方に2428、徳島方は2451でございました。

 

 

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2019-05-05 1200形1255  吉成ー勝瑞

 

雲にお日様が遮られ、露出が下がってしまった

瞬間にやって来た普通列車でございます。

 

こちらはJR化後に初めて導入されました四国の

一般型気動車、1000形を改造した1200形。

 

21mクラスという気動車としては大型の部類に入る

車体とワンマン運転が可能な3扉車という使い易い

車両で、徳島、高知を中心に50両が運用される

グループでございます。

 

その中でも後輩となる1500形との併結運転の為に

連結器などを改修したリニューアル車が

この1200形でございます。

 

 

この区間、撮影しておりますと案外と数々の形式が

目を楽しませてくれます。

 

国鉄型のキハ40系列、1000形、今回の1200形、

そして1500形。

 

特急もN2000系や最新の2700系、試作車2600系

飽きの来ない時間を過ごす事になりました。

 

次回その2は鳴門へ向かった表題の編成が

徳島へ戻る姿を狙いますが、それ以外にも数々の

列車の姿を併せてお届けさせていただく予定で

ございます。

 

ご期待いただければ、そしてこれをご覧の皆様の

四国遠征を後押し出来れば幸いでございます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!