写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第932列車 「 観光列車ひえいの車内外を狙う 2019・梅雨 京都ぶら鉄紀行その9 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

 

さて、今回の更新は叡電の観光列車ひえいに

乗車いたしました際に、車内を撮影しておりました

ご報告となります。

 

まずはひえいことデト732号の外観を、既出ですが

修学院駅に停車中の写真から見ていきたいと思います。

 

 

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2019-06-30 観光列車ひえい(デオ732号)  修学院

 

叡電では90年代に主力路線となります鞍馬線向けに

展望の効く大きな開口部の窓を持つデオ900形を

新製しておりました。

 

そちらはきららという愛称で親しまれております。

 

 

一方で本線となります八瀬比叡山口方面へ向かう

列車は、全て通常の単行列車で運転されて

おりましたので、こちらのテコ入れ?の為に

新たに投入されましたのが、今回ご紹介致します

デオ732号、愛称ひえいでございます。

 

その前面デザインにはコンセプトの発表直後から

話題が巻き起こり、実車の登場を盛り上げました。

 

マニアの間では既に川重で改造された姿が出場前に

ネットで広まり、陸送で搬入される際にも多くの

撮影者が繰り出したそうでございます。

 

 

今回は我々が修学院から車を停めた宝ヶ池へ戻る

際に、折角なので八瀬比叡山口までひえいに乗車し

折り返して宝ヶ池へ向かいましょうか、という

提案をさせていただきました。

 

嵐電撮影の際には乗車の機会が皆無でしたので、

叡電の面白い車両に乗車する事で京都土産にして

いただこうかと思案した次第でございます。

 

 

そんな訳で、やって来ましたひえいへ乗車し、

八瀬比叡山口へと向かいました。

 

 

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2019-06-30 観光列車ひえいの座席配置  デオ732号車内

 

駅に到着し、乗客が降車した隙に車内を撮影する

予定だったのですが、折り返します列車にはすぐに

乗客が乗り込んでいらっしゃいました。

 

 

観光列車とは申しましても、座席指定や特別運賃の

必要が無い列車でございます。

 

平日も運用に就きまして通勤、通学に対処出来る

様に設えてある車内。

 

それでも間接照明を始めとしたお洒落な空間は

そこはかとなく非日常を演出している様な気も

しないではございません…

 

お仕事に向かう、或いは草臥れて帰宅の途に就く

道中でこの様な列車に乗車出来れば、それはまた

素敵な通勤となる様に思えます。

 

まぁ、3度目くらいからは慣れてしまい、

有難た味も薄れてしまいそうですが。

 

 

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2019-06-30 観光列車ひえい客用扉  デオ732号車内

 

外観からもお判りいただけます様に、側面は

ガラス部が全て楕円に合わせてありました。

 

大きな姿見の様な印象を受けますこのデザイン。

 

窓ガラスに映りますビニ傘を持った人物は、上手く

お顔が隠れておりますが、今回の賓客、

かわつる氏でございます。

 

自分はきちんとした傘を使用しておいて、お客様に

ビニ傘をお貸しするという不義理な有様を

このような形で記録してしまいました…

 

また、嵐電に続きまたも無断で撮影、掲載して

しまいかわつる氏には二重に申し訳なく

思う次第でございます…

 

 

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2019-06-30 楕円状の彩光窓  デオ732号車内

 

こちらは扉では無く、恐らく採光の為に座席を

排して大きな窓としたのでは無いかと思われます

車体の真ん中部分でございます。

 

腰掛けの様なブロックが据え付けてありました。 

 

と、申しますかこれは腰掛けなのでしょうね。

 

恐らく窓の強度を保つための梁としての意味合いに

腰掛けの要素を付加した、といった所ではないでしょうか。

 

 

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2019-06-30 観光列車ひえい前面展望  デオ732号車内

 

座席の位置から運転席を望みます。

 

前面に貼り付いた楕円の物体も、内側からこうして

見てみますと案外、邪魔な様には

感じませんでした。

 

当然ながら運転台も中央に寄せて設置されており、

外側以上に車内は大改造だった事が判ります。

 

 

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2019-06-30 デオ732号  八瀬比叡山口

 

その外観。

 

やはり楕円が激しく主張しております。

 

 

八瀬比叡山口で一旦改札を出まして、新たに

宝ヶ池までの乗車券を購入し、車へと戻る事と

なりました。 

 

 

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2019-06-30 デオ710形711号  修学院

 

オマケ。

 

ひえいを待つ間に撮影しておりました列車。 

 

 相変わらず雨がザンザカと降る

状況でございました。

 

 

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2019-06-30 デオ710形711号  修学院(後打ち)

 

雨樋いを伝った雨水が車端部から筋になって流れ

 落ちておりました…

 

この撮影のあと、ひえいに乗車致しました我々は

宝ヶ池から再び車に乗りまして、昼食を摂るべく

市の中心部へと向かったのでございます。

 

 

という訳で叡電でのぶら鉄はこれにてお開きと

なるのですが、ぶら鉄紀行自体はもうしばらく

残っております。

 

次回からは京都での鉄活を締めるに相応しい場所へ

ご案内申し上げます。

 

その次回でございますが、少し間を開けての

再開となります事をご容赦ください。

 

他のネタを消化しつつ、最終章となります

次回からの更新を準備いたします。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!