写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第935列車 「 工9398レ 厄神工臨の返空を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

関東のブログ友さんが昨夜の更新記事で、JR東日本から

東武鉄道へ譲渡されましたDE10の試運転列車の模様を

撮影されておりました。

 

その記事中では今夜から明朝にかけ、DE10が青い14系

客車を牽引する夜行列車についても言及されて

いらっしゃり、拝読し俄然興味が湧いております。

 

もっとも興味が湧くだけで撮影に行ける様な身分では

ございませんワタクシは、地元で撮影したDE10の

写真でも眺めて自身を慰めるだけでございますが。

 

 

さて、今回の更新は19日早朝に雨の降る中、出掛けて

参りました撮影のご報告となります。

 

 

以前は厄神工臨と申しますとお昼前にムコソを発し

夕方にムコソへ戻る、という撮影しやすいスジで運転

されていたのですが昨年からは深夜に発しまして

早朝にという撮り難いスジへ変更となっております。

 

この日は時折激しい雨の降る中、それでも貴重な

厄神工臨返空という事で、撮影意欲が雨音によって

ガシガシと削られつつも裏調子へ布陣致しました。

 

可愛らしい釜が定尺チキを牽く編成でしたので、

ここは敢えてこちらに布陣していたのでございます。

 

 

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2019-07-19 工9398列車  山崎ー長岡京

 

梅小路区のDE10 1118が先頭に立つチキ工臨

 

なぜ厄神工臨が貴重かと申しますと、ご覧の通り

本線上をDE10がチキを牽いて走るからでございます。

 

丁度この2日前には、前説でも触れました東武鉄道

DE10が14系客車を牽引する試運転が実施されて

おりましたが、関西ではDE10がチキを牽引する姿を

撮影する事が出来ました。

 

梅小路区の1118番は旋回窓を装備した釜として

宮原支所所属の1115番と同様に人気の釜でございます。

 

 

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2019-07-19 工9398列車  山崎ー長岡京

 

まずは遠目からファーストショットを。

 

DD51と違って前後がアンシンメトリーなデザインの

車体が特徴となりますDE10。

 

個人的には短い鼻面を先頭にする姿の方が

DE10形らしいと思うのですが、

これはこれで良いですね。

 

 

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2019-07-19 工9398列車  山崎ー長岡京

 

表題の一つ前のコマでございます。

 

梅小路区のDE10はこの1118番と、トロッコ色の

1156番が配置されているのですが、厄神工臨

出番はいつも1118番になっております。

 

コレも個人的な感想ですが、トロッコ色よりは

原色のDE10が走ってくれる方が嬉しく、撮影の

意欲も高まる様に思うのでございます。

 

 

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2019-07-19 DE10 1118  山崎ー長岡京

 

オマケ。

 

チキ工臨返空を牽引しますDE10を

アップで狙ってみました。

 

 

小さな車体に力強いエンジンを響かせまして

夜明け直後の長岡京を駆け抜けますDE10。

 

DE10形も古豪としていつまでも末永く活躍を

して欲しいものでございますが、JR貨物が開発した

DD200形ディーゼル機関車がいよいよ量産に

入っておりますので、全国的に見ましてもその活躍は

風前の灯火となっている様に思えます。

 

中々撮影の機会が無いDE10ですが、貨物・旅客を

問わず機会を逃さずにその姿をしっかりと

記録していきたい所でございます。

 

 

SLの様に、今から数十年先の未来には

DE10やDD51が動態保存機として客車を

牽引する様な時代が訪れるのかも知れませんね。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!