この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
相変わらず日中は暑く感じるのですが、午後の気温は
28℃と夏日にすら届いておりませんでした。
着実に秋へと近づいているのでございますね。
確かにここ数日は就寝時にエアコンを掛けなくても
快適な睡眠が得られるようになりました。
こんな心地の良い気候もあっという間に過ぎ去って
今度は寒い寒いと凍える日々が
やって来るのでございましょう…
さて、今回の更新は季節ごとのネタとして時々
撮影しております電気検測車、クモヤ443形の
ご報告となっております。
約半年に一度のペースで架線の検測を行います際の
貴重な担い手となりますクモヤ443。
関西ではこの車両でしか見られなくなりました
国鉄電車特急のシルエットを今に伝えます
稀有な存在でございます。
手前の車両は電動車、後ろの車両が
検測機器を設置されます車両でございます。
後ろの車両のパンタグラフは集電してモーターを
動かす為ではなく、架線の状態を確認する為の
モノだそうでございます。
引いた構図でもう一度。
此方のカットで架線柱から後部のパンタが抜けまして
ようやく検測車らしい姿になりました…
因みに先頭部に設けられます連結器は
ゴテゴテとした印象が有りますが、電車用の
密着自動連結器と客車や気動車などに備わる
連結器のそれぞれに使用可能な双頭連結器と呼ばれる
形でございます。
こちらは日が変わりまして、
山陰本線の京都口を検測しております。
検測用パンタを意識して構図を組みましたが
線路の脇に繁茂します草木に足回りを隠されて
何とも微妙な仕上がりになりました…
オマケ。
こちらも引いた構図で更に狙ってみたのですが
反って盛大に足回りが隠れてしまいました。
クモヤと夏の終わり、将来の夢、大きな希望
忘れない、10年後の8月…までこの車両は
残っているのでしょうか!?
絶対残ってないでしょうね…
現在、吹田総合車両所で全般検査を
受けておりますクモヤ443形でございますが、
噂によりますと今回が最終の全検なのだと
いう事でございます。
元々、キヤ141に電気検測用の中間車を増結すると
聞いておりましたので、もしかすると近いうちに
落成するのかも知れません…
中間用電気検測車として、またケッタイな形式が
付けられますと盛り上がりそうでございます。
キモヤ、とかキサヤとか。
最高の思い出ならぬ、微妙な思いでとなりました今回の
検測車撮影でございますが、いずれまた再履修で
挑みたい所でございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!