この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
かつて、国鉄時代やJR化初期の頃は各地の車両が
異動したり不要となった車両を配車回送する際に
様々な形式の車両が一つの列車として組み込まれ
本線上を走るケースがございました。
こうした珍妙な、どこへ向かうのかよく判らない
編成の列車を指しまして我々鉄道ファンは
珍(妙な)どこ(へ向かう)列車と称していたので
ございます。
時代は下って近頃ではこういった異形式混成の
列車はそれこそ珍しく、気動車や貨車の
入出場時に時折目にするくらいでございます。
さて、今回の更新は関西で目にするのは珍しい
組成となりました8865レのご報告となります。
この日の8865レには翌週8日に実施されました
DD200-4の出場甲種を牽引する為、EF64 1044が
無動力で送り込まれたのですが、その後ろには
賑やかでごちゃついた貨車達が連なっております。
この列車を撮影する為に光線が良好な佃踏切へと
布陣致しました。
原色のEF64 1023が牽きますこの日の8865レは
機次位にEF64 1044、その後ろにコキ、ヨ8625、
更には三岐鉄道から戻りましたチキが2両ついて
最後尾にコキ、という面白い編成となりました。
EF66 125が先頭に立つカンガルーライナー、
2059レでございます。
当初は8865レを此処で撮影しようと、A直線に
やって参りました。
然し乍ら影が伸びて来て、8865レ通過30分前の
時点でこの様な塩梅でございました。
編成後方の影は既に編成へ掛かり、前方の影も
30分後には確実に釜に掛かると思われます。
そんな訳でこの撮影後直ぐにブログ友さんが
いらっしゃると聞く佃踏切へ移動致しました。
練習電には前走りとなります289系を狙いました。
私が佃踏切へ到着した時点で、既に10数名もの
鉄さんが陣取られ、構える場所が無い状況となって
おりまして、練習電もこの有り様…
ただ、集まられた鉄さんの多くは親しくさせて
いただいております馴染みの面子でしたので、
鉄仲間さんの背後に密着させていただき表題を
撮影する事が出来ました。
オマケ。
バックショットは名神高速の影に沈む為に敢えて
途中でシャッターを切っております。
さしずめ甲127のプロローグといった具合の
無動力回送が付きましたシーンでございます。
また稲沢常駐のヨ8625は回送票の確認が出来ず、
何処へ送られるのかが不明でございます。
山陽方面へ向かったそうなのですが、この後は
どうなるのか気になる所でございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!