この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
本日も実に気持ちの良いお天気となりました関西。
こんな日には撮影に出向きたくなるのですが、
生憎と非鉄でございました。
夜も自宅警備の任を預かりますので、結局
丸々非鉄となっております。
さて、今回の更新は先月、検査を終えて吹田から
戻りました電気検測車クモヤ443が、出場後初の
運用に就くという事で、撮影して参りました
ご報告となります。
この日は快晴の空となりまして、鉄活には
申し分の無い陽射しでございましたが、私は
お仕事の都合で桂川界隈にしか間に合わない状況で
ございました。
そこで、2両のクモヤ443をドーンと据えた構図に
したくて、下津林へと向かいます。
相変わらず雑草達が賑やかなスポットなので
構図は限定されてしまいますが、狙いの構図は
組む事が出来ました。
ストレートへ差し掛かりましたクモヤ443形。
このポジションでは架線の影落ちは避けられず
些か鬱陶しい仕上がりになったのですが、概ね
狙い通りの撮影となりました。
検測用のパンタも上がり凛々しい姿を再び拝む事が
出来まして、感謝でございます。
練習にはスーパーはくと号として新快速並みの
速度で爆走する気動車、HOT7000の非貫通先頭車を
狙います。
流線形だと架線の影落ちもさして気にならないのは
羨ましいですね。
でも運転士さんがとても眩しそうでした…
こちらはファーストショットになります。
構図内カツカツとなりまして、実はファインダーで
見た限りでは切れた、と感じる失敗撮影でした。
モニターを後から確認してみると、編成が何とか
収まっていたので掲載する事になりました一枚で
ございます。
レンズを引きながら連写した中の最後がこちら。
串パン上等な出来映えですが、迫力はこのコマが
一番見応えがありました。
ボディは塗装が検査時に省かれたのか、
パッチワークの様な模様になっております。
錆などで剥がれた部分を修繕致しますと、この様な
ツギハギ塗装となるのですが、この姿もまた
古参車両の証の様なものでございます。
それよりも、台車を含めた床下機器が
流行りの明るいグレーでまとめられ、一見すると
オモチャの様に見えてしまうのが
何とも残念な点でございましょう。
オマケ。
西陽を受けて走り去るクモヤ443でございます。
バックショットは踏切の機器に阻まれ、小さな
画角になってしまいました。
広角系のレンズを使いますと、この辺りは
仕方の無い事となりますね…
まさにオマケ、でございます。
今しばらくは元気な姿を見せてくれるであろう
クモヤ443、関西ではこの車両が
唯一の国鉄特急スタイルとなりました。
最近の貫通扉を備えたJR西日本の特急車も、実は
シルエットにして見ればこのスタイルに通ずる
デザインだと思えます。
いわばご先祖さまと申せます立ち位置ですね。
ヌリカベなんて揶揄されます287系や、
更にヌボォッとした顔立ちの271系も国鉄特急顔からの
正統進化なのかもしれません。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!