写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1129列車 「 甲172 東京メトロ03系(104f+108f)の譲渡に伴う甲種輸送を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

風が吹けば桶屋が儲かる、と申します

慣用句がございます。

 

風が砂を巻き上げる事で失明者が増え、彼らに

三味線を弾かせる為に猫が大量に狩られる事で

鼠が増えて疫病が蔓延し、死者が増える事で棺桶の

需要が増す、といった内容の

些かツッコミたくなる論理でございます。

 

要するに、とある要因が後々思わぬ所で作用を来す

バタフライ効果を指す物言いでございます。

 

鉄道業界にもそんなバタフライ効果があるものと

今回のネタで知らされたのでございます。

 

 

さて、今回の更新は昨日撮影して参りました

甲種輸送につきましてのご報告となります。

 

 

長野電鉄が2020年に2本、21年に1本、22年に2本の

計5本を導入する新車の発表がアナウンスされ

かつて日比谷線を走り今は長野電鉄で古株となった

3500/3600系を更新する事が明らかになりました。

 

しかも、更新の為に長野電鉄へ入線するのは

日比谷線を今回追い出された03系。

 

奇縁でございますね。

 

 

日比谷線にホームドアがを導入されると長野電鉄

3500系が廃車になる、なんていう因果関係は

流石に想像もしておりませんでした。

 

バタフライ効果と申しますよりは玉突き廃車と

申した方がしっくりとした感じになりますが。

 

 

そんな訳で、03系が長野電鉄へ譲渡される為に

甲種輸送が実施されるという話を教えていただき

私が中学時代に関西から見送った03系の姿を再び

見送れるという事で、長野への日帰り弾丸ツアーを

敢行したのでございます。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20200202210615j:plain

2020-02-02 9481列車  川中島ー安茂里

EH200-15に牽引されて3両となりました03系が

2本、計6両で信越本線区間を走る姿を捉えました。

 

もう少し鈍角構図の方が好みなのですが

前日に篠ノ井までやって来ました列車、この日の

運転区間篠ノ井から北長野と短い距離でしたので

撮影場所の選定に難儀を致しました。

 

最終的に3ヶ所程に絞ったのですが、光線の具合と

背景などの諸事情により、ド定番となります

この場所へと布陣致します。

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20200202210709j:plain

2020-02-02 9481列車  川中島ー安茂里

引いた構図でもう一度。

 

 

撮影前に犀川の鉄橋や北長野辺りを徘徊し、最終的に

ここへやって参りましたのが列車通過の2時間前。

 

流石に誰もいないだろうと踏んだのですが、先客が

お一人いらっしゃいました。

 

その方がまた朗らかな方で、しなの鉄道115系

練習電に撮影しながら歓談しつつ過ごしておりますと

更にもう一人お見えになり、キャパが埋まります。

 

本番ではもうお一方いらっしゃり、

4人の鉄さんが集う結果となりました。 

 

 

ご一緒致しました皆さま、楽しい時間を下さり

ありがとうございますm(_ _)m

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20200202210738j:plain

2020-02-02 9481列車  川中島ー安茂里

更に引いてみました。

 

面は黒潰れなのですが、この区間では妥協するしか

ありませんでしたので、サイドに光線が当たるだけ

御の字でございます。 

 

 

f:id:kyouhisiho2008:20200202210806j:plain

2020-02-02 9481列車  川中島ー安茂里

オマケ。

 

クルリと振り向いてケツ打ちも狙いました。

 

長野電鉄への譲渡に伴い中間車が抜かれて

3両編成となり、排障器が増設され新たな姿と

なりました。

 

機関車の次位から

03-108,208,808+03-104,204,804という編成で

組成されての輸送となります。

 

元の車番は外され、窓に車番を記したシートが

貼付されておりました。

 

 

この撮影後、現場でご一緒した鉄さん方を最寄りの

安茂里駅までお送りし、長野電鉄の撮影へ向かう

予定だったのですが、何だか面倒になってしまい

そのまま長野道のインターへ向かいました。

 

 

帰り道でも松本電鉄飯田線など、寄り道の

誘惑は色々とあったのですが、暖かな布団に

包まっての睡眠に勝る誘惑とは申せず、

まっすぐに帰宅しております。

 

まぁ、またいずれ長野へ足を運ぶ事に

なりそうですしね。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!