写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1167列車 「 蒼天駆けるにちり…青き貨物列車たちを狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

私の子供時代、沿線を眺めていてやって来ます

貨物列車は酷く地味な存在でございました。

 

まず機関車は薄汚れた黒いボディのH級機関車や

国鉄一般塗装をまとうEF65といったものでしたし

貨車はワムやタキ、トラといった地味な色合いが

編成の大半を占める列車が多く走っておりました。

 

そんな地味な存在に目を向け、EH10の我儘ボディに

喜んだり2軸貨車の走行音に痺れたりしておりました

変態子供時代のワタクシ。

 

今と何ら変わっておりませんね…

 

JRになって塗装が変わったり新製された白い車体の

機関車に違和感を覚えつつも歓迎していた青春時代。

 

そんな青春の思い出もEH10や2軸貨車の様に、やがて

全ては主観性を失い歴史的遠近法の彼方で古典へと

移り変わるのでございます。

 

私、気になりますって言ってみたかっただけです。

 

 

さて、今回の更新は国鉄当時の貨物列車からは

想像もつかない鮮やかな青い列車たちを

撮影しておりますご報告となります。

 

本日は実に良いお天気に恵まれまして、そんな

午後に関西へやって来ます注目列車、2059レには

ぼちぼち去就が取り沙汰され始めました丸鮫の

トップナンバーが充当されておりました。

 

そこで、良い天気に誘われて

思わずそーおてぇんかーけるぅ、と口ずさみつつ

丸鮫を撮影するかと沿線に陣取ってみました。

 

 

余談になりますが、小学生の時に音楽の授業で

この曲を校歌と同様に叩き込まれたものでした。

 

関西電気保安協会のCM並みに関西人なら

誰でも歌える知名度を誇る曲ですからねぇ。

 

 

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2020-03-12 2059列車  桂川ー向日町

雲一つない快晴のイオンストレートを

吹田へ向けて疾駆しますEF66 101と

付き従います青いコンテナがずらりと並ぶ

2059レ。

 

カンガルーライナーSS60という愛称のついた

この列車、10tトラック60台分の荷物を、

SuitaとSendaiを結んで走るからSS60なんですね。

 

カンガルーは西濃のマークに描かれておりますし。

 

 

蒼天の下、青いコンテナを揃えました貨物列車が

駆け抜けて行く様を狙う事が出来ました。

 

 

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2020-03-12 配6550列車  京都貨物ー向日町(操)

場所を移動しましてEF510-511が先頭に立つ

配給列車を狙いました。

 

こちらは富山と吹田を結びます

車軸コンテナ輸送を担う地味な列車なのですが

本日の釜は青空に映えます青い釜、という事で

順光で仕留めたくてここへ布陣しております。

 

 

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2020-03-12 223系W7編成  桂川ー向日町

練習電。

 

以前にも拙ブログにおきまして2059レをここで

撮影した記事はだしておりますが

イオンストレートでの2059レ撮影はいつも

普電の並走リスクにハラハラ致します。

 

今回は表題の左端に写ります普電が2059レの通過時に

まだ桂川駅へ停車しておりましたが、表題の撮影後

わずか20秒でイオンストレートを通過するのです。

 

つまり2059レが僅かでも遅延すれば、ここでの

撮影は残念な事になるという極めて心臓に

悪い場所なのございます。

 

 

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2020-03-12 配6550列車  京都貨物ー向日町(操)

今回の〆。

 

配6550レのファーストショットでございます。

 

赤いゴトーも格好いいのですが、ブルトレ牽引に

合わせた塗装をまといます500番台の青ゴトーには

別格の恰好良さを感じます。

 

この青ゴトーも第2全検を受ける際には

塗装の塗り替えが実施されますので、0番台同様に

赤い車体へと変わる懸念がございます。

 

そうした近い内に見られなくなるかも、という

理由から撮影するのは不純かもしれませんが

地道な日常の記録が、いずれ古典となった今日の

鉄道にとっての貴重な資料となるのでは、と

思うのでございます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!