この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
北海道の苗舗車両所では今夏のイベント列車である
ロイヤルエクスプレス用の牽引機が文字通りの
真っ黄色で出場を果たした様でございます。
世の中がこんな状況ですので列車が走るのか、という
点も大いに気がかりなのですが、仮に走ったとしても
流石に北海道へ撮影に出向くというのは家族から
反対されそうでございます。
日帰りならまだしも、宿泊となりますと
他者との接触も考慮せねばなりませんからね…
難儀な事でございます。
さて、今回の更新は真っ黄色な牽引機ではなく
普通に赤い原色のDD51がチキを引っ張る列車の
撮影報告となっております。
この列車、通常ですとムコソから吹田経由で
関西本線へ入り、王寺からは往路を逆に
戻って来ると考えるのですが、今回の設定では
王寺から奈良周りでムコソへ帰着しております。
シーンが狙えるという事で、夜明け前から奈良線へ
出向いて参りました。
DD51 1193が牽引します4両の空チキが
複線化工事真っ只中の宇治川橋梁を渡ります。
ここ宇治市は東側に山々がそびえまして
日の出から光線が注ぐまでにタイムラグが発生。
従って露出も中々厳しい条件でございました。
あと一ヶ月遅ければ、良い光線での
撮影となったのでしょうね。
もう一度狙います。
奈良線の複線化工事は現在各所で進んでおりまして
宇治川では橋の西側に新たな橋梁を掛けるべく
重機が活躍しております。
構図に重機が入らない様に意識しながら
カメラを構えての撮影となりました。
オマケ。
サイドから牽引機を狙います。
橋の向こうには黄色いクレーンが
チラリと見えます。
ここではバックショットが京阪宇治駅に
掛かる為狙えませんので、釜のサイドショットで
お茶を濁す事と致しました。
宇治川での撮影後は車を走らせて
再撮影の機会を得ます。
世間が眠っている時間帯ですので
可能な追っかけでございます。
引いた構図でもう一度。
ここは光線が列車の向こう側から照ります
逆光となるのですが、釜の背面に建物を配して
影に沈ませる事で見づらい逆光を回避しております。
もう少し陽が昇りますと建物では防げずに
アウトとなってしまうのですが。
オマケ。
ここでようやくバックショットに至りました。
今回のチキは4両全車が最近の新標準である
グレー台車となっているのが注目点でしょう。
車体は黒いのに台車がグレーでは妙に浮いた
感じに見えてしまいますが、今後はこれが
当たり前となっていくのでしょうね。
今朝は早くから現地でお会い致しました皆様
楽しい時間をありがとうございました。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!