この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
そこの観光土産に売っているカイコのチョコレートを
ご存知でしょうか。
絹糸を生産する方にとってお蚕さんは有り難い
存在なのですが、一般人にとってはただの芋虫。
その芋虫の姿をリアルにチョコで再現したのが
件のチョコレートでございます。
今から7年ほど前、前橋へ所用で出かけた際に
土産物屋で購入して家族へ見せた所、非常に不評な
見た目だったのですが、味は抜群に美味しくて
私以外の家族はみな目を瞑って食べておりました。
https://yurugido.com/index.php?OnlineShop
↑ご参考までにリンクを貼っておきましたので
興味のある方はご覧になって見て下さい。
さて、今回の更新は食べる芋虫ではなく
撮る芋虫という事で検測車祭りの第2弾を
お送りさせていただきます。
この日は草津線での検測が実施されたという事で
草津線は大まかに見て南北に線路が伸びている単線で
しかも大部分で線路の西側に架線柱が植わっている為
午後からの撮影地探しには苦労致します。
そんな訳で今回は午後の草津線撮影地をロケハンする
目的も併せて参戦しておりました。
が、現着した折の空模様は曇天…ならば光線を
気にせずに構図を組もうと当初の予定を踏み外して
列車を狙ってしまいました。
キヤ141系の第2編成がこの日の検測に充当され
木々の合間を縫って現れました。
表題の撮影はファーストショットの後に
列車が交換の為に駅で停車中の時間を使って
追い抜きました先での撮影でございました。
現場合わせで丁度2連なら編成が抜けそうだと
思いまして構図を組み、目論み通りに撮影が
叶った一葉でございます。
ファーストショットはこんな感じでございます。
逆光構図になるのですが、肝心のお日様は
雲に隠れておわしましたのでその隙に。
列車は草津を出て柘植に向かう
シーンでございまして、この後駅で停車し
対向から来る普電と交換となります。
表題から引いた構図でもう一度。
木立を抜けて来る列車を敷地外ギリギリから
広角で仕留めてみました。
特徴的な足回りが良く判ります。
ただ、午後の撮影地を開拓するという目論みからは
外れておりましたので、柘植から折り返す列車は
午後用の撮影地を探して挑む事と致しました。
幸いお天気も回復し、にわかに暑さが増して来ます。
お財布に優しいガリガリ君を頬張りつつ
撮影地をこれまた現場合わせで見つけました。
草津行きの普電で練習撮影を試みます。
日中は草津線に1運用が設定されております
白いアイツこと221系。
高架を潜る為に編成の後ろ半分が影に沈みました。
暫く待っておりますと反対からも
普電がやって参りました。
よく見ますと先ほどと同じ編成が
折り返してきた様でございます。
背景にデンと立つ鉄塔がちょーっち邪魔な気も
するのですが、水鏡が狙えそうなので妥協します。
編成を影から脱する為に広角構図を組み
4連でも影落ちから逃れさせる事に成功致しました。
しかしながら目論みました水鏡はここですと
上手く構図に組み込めません。
113系の撮影後すぐに反対からも列車が来ますので
対応すべくポジション変更をし、やって来る列車を
捉えましたら117系。
こちら側の構図は顔黒になるのですが
線路から立ち位置が離れるので水鏡に最適、と
目論んでの撮影でございました。
しかしながら結果は…
すぐにキヤがやって来るので慌ただしく
再びポジションを変えてカメラを構えます。
水鏡は潔く諦め、編成構図を組んでの
撮影でございます。
キヤ141系はキヤ141形とキクヤ141形で
2連を組む軌道検測車なのですが、側面の
青いJRマークはキヤ141形にしか掲示は
為されておりません。
ですので遠目に見ても判りやすい特徴と言えます。
オマケ。
引いた構図でもう一度でございます。
草津線での検測は2往復、午前と午後にそれぞれ
草津と柘植を往復する便が設定されておりまして
更に今回は17日と19日の2日間に渡るメニューと
なっていた様でございます。
噂によりますと、近い将来には
東海のキヤ95系の様な3両編成に移行するという
話も聞きますし、撮れる間に今の姿を
記録しておこうという魂胆でございました。
芋虫ともあだ名されます検測車キヤ141系。
機会があればまた撮影に出向いてみたいと
思う所でございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!