写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第1279列車 「 小浜線ホキ工臨を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

デーテンことDE10形という釜が大好きなのです。

 

国鉄形機関車は全般的に好みなのですが

地元関西では滅多と見る事の出来ない

前後がアンシンメトリーなデザインのあの釜が

何かを牽いて走る姿に毎回痺れております。

 

嵯峨野トロッコの京都方にもデーテンが

就いておりますが、それよりも原色、国鉄色

釜が走っている姿こそ至福なのでございます。

 

 

さて、今回の更新はたれパンダ事件が勃発しました

30日夜、自宅を飛び出して小浜線へ撮影へと

行っておりましたご報告となります。

 

お世話になております鉄仲間さんから小浜線

バラストを散布する為のホキ工臨が走ると

教えて頂き、自宅から車を走らせて数時間、

辿り着きましたのはとある駅でございます。

 

 

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2020-06-30 工9---列車

駅へと入線するのはDE10 1119が牽くホキ4両の

工事臨時列車でございます。

 

この駅では停止目標が光源よりも奥になりますので

夜間撮影では面が影になってしまいます。

 

そこで先ずは入線シーンを狙い、面にも光の当たる

写真を確保しておきます。

 

 

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2020-06-30 若狭町看板

夜もふけて参りましたこの時間帯、駅に並行する

国道の飲食店なども多くが店を閉めております。

 

しかも人口が少ない閑散とした駅、ここでの

撮影はきっとまったりしているだろうと気楽に

現着致しました。

 

所が、ホームへ上がりますと小雨の降る中で

既に何人もの鉄さん方が三脚を設置され

スタンバイされていらっしゃいました。

 

ワタクシも慌ててスタンバイし、露出の確認に

看板を撮影して本番を待ちます。

 

 

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2020-06-30 クモハ125-14他2両

練習電で撮影しておりました小浜線の普電。

 

小浜線敦賀と東舞鶴を結ぶ単線でして

優等列車の設定が無い為、クモハ125系の

独壇場となっております。

 

ですがこの列車は行き先が西舞鶴になっており

区間のみ舞鶴線へ乗り入れる様でございます。

 

 

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2020-06-30 工9---列車

いよいよ本番でございます。

 

列車の停止位置は懸念通りとなりまして

面が影になりました。

 

まずは手持ち撮影で軽く様子見でございます。

 

駅での撮影ですがこの立ち位置には屋根が無く

雨に打たれながらの撮影となりました。

 

表題の撮影と同じISO6400にSS1/30という

高感度バリバリな撮影スタイルで取りあえずは

一枚撮影し、設置しておいた三脚へカメラを

接続します。

 

 

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2020-06-30 工9---列車

 鉄火場、という言葉がございます。

 

この時のホーム端はまさにその様相を呈し

狭い範囲に十数本の三脚が林立する状況。

 

傘をさしての悠長な撮影は難しく、結果として

アイタタタ…な仕上がりとなりました。

 

停車時間は多少の余裕があるので、レンズを拭き拭き

しながら立ち位置を変えてもう一度挑戦です。

 

 

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2020-06-30 工9---列車

 今回の〆。

 

 釜や編成に雨粒が架かる前に何とか撮り終えました。

 

ISO100で撮影しますと画質は綺麗に仕上がるので

闇鉄では足の伸びない壊れた三脚を騙し騙しで

使用しております。

 

ローアングル限定ですが、それでも辛うじて

ホキ工臨の編成を撮影する事が出来ましたので

小浜線までやって来た労も報われます。

 

教えて頂いたスジではこの後も追っかけが

可能だったのですが、機材もワタクシも雨に打たれて

気力が急激に削がれてしまいまして。

 

この撮影のみで撤収する事となりました。

 

またの機会がございましたら、心ゆくまで

デーテンホキの撮影を堪能したいものでございます。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!