この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
デーテンことDE10形という釜が大好きなのです。
国鉄形機関車は全般的に好みなのですが
地元関西では滅多と見る事の出来ない
前後がアンシンメトリーなデザインのあの釜が
何かを牽いて走る姿に毎回痺れております。
嵯峨野トロッコの京都方にもデーテンが
就いておりますが、それよりも原色、国鉄色の
釜が走っている姿こそ至福なのでございます。
さて、今回の更新はたれパンダ事件が勃発しました
30日夜、自宅を飛び出して小浜線へ撮影へと
行っておりましたご報告となります。
お世話になております鉄仲間さんから小浜線で
教えて頂き、自宅から車を走らせて数時間、
辿り着きましたのはとある駅でございます。
駅へと入線するのはDE10 1119が牽くホキ4両の
工事臨時列車でございます。
この駅では停止目標が光源よりも奥になりますので
夜間撮影では面が影になってしまいます。
そこで先ずは入線シーンを狙い、面にも光の当たる
写真を確保しておきます。
夜もふけて参りましたこの時間帯、駅に並行する
国道の飲食店なども多くが店を閉めております。
しかも人口が少ない閑散とした駅、ここでの
撮影はきっとまったりしているだろうと気楽に
現着致しました。
所が、ホームへ上がりますと小雨の降る中で
既に何人もの鉄さん方が三脚を設置され
スタンバイされていらっしゃいました。
ワタクシも慌ててスタンバイし、露出の確認に
看板を撮影して本番を待ちます。
練習電で撮影しておりました小浜線の普電。
優等列車の設定が無い為、クモハ125系の
独壇場となっております。
ですがこの列車は行き先が西舞鶴になっており
いよいよ本番でございます。
列車の停止位置は懸念通りとなりまして
面が影になりました。
まずは手持ち撮影で軽く様子見でございます。
駅での撮影ですがこの立ち位置には屋根が無く
雨に打たれながらの撮影となりました。
表題の撮影と同じISO6400にSS1/30という
高感度バリバリな撮影スタイルで取りあえずは
一枚撮影し、設置しておいた三脚へカメラを
接続します。
鉄火場、という言葉がございます。
この時のホーム端はまさにその様相を呈し
狭い範囲に十数本の三脚が林立する状況。
傘をさしての悠長な撮影は難しく、結果として
アイタタタ…な仕上がりとなりました。
停車時間は多少の余裕があるので、レンズを拭き拭き
しながら立ち位置を変えてもう一度挑戦です。
今回の〆。
釜や編成に雨粒が架かる前に何とか撮り終えました。
ISO100で撮影しますと画質は綺麗に仕上がるので
闇鉄では足の伸びない壊れた三脚を騙し騙しで
使用しております。
ローアングル限定ですが、それでも辛うじて
ホキ工臨の編成を撮影する事が出来ましたので
小浜線までやって来た労も報われます。
教えて頂いたスジではこの後も追っかけが
可能だったのですが、機材もワタクシも雨に打たれて
気力が急激に削がれてしまいまして。
この撮影のみで撤収する事となりました。
またの機会がございましたら、心ゆくまで
デーテンホキの撮影を堪能したいものでございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!