この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
トラブルが起きた際の判断は経験と勘に基づく事で
明暗が分かれる事がございます。
だからこそ失敗を重ねてでも経験を積み
いざという時の為に備えるのが大切なのだ、と
痛感するのでございます。
さて、今回の更新は今朝方に関西を通過致しました
甲種輸送を撮影しておりますご報告となります。
今回も山口県のメーカーから発送という事で
大阪、京都でも夜明け前には通過するスジでの
運転でございました。
先日の様に滋賀県方面へ出向いての撮影を考慮して
撮影地を選択していたのでございます。
所が、昨夜の時点で列車は機関車と荷の間で
ブレーキが連動していないのでは、と思われます
不具合があったそうで大幅に遅延しておりました。
甲種輸送の場合は荷となります車両にメーカーの
スタッフが乗車して不測の事態に備えております。
トイレもベッドも無い通勤車両の車内に待機する
スタッフを考慮して、スジは小まめに停車する様
組まれているのでございます。
そんな訳で今回は大幅遅延のままで関西を通過する
可能性があるな、と睨み朝は2度寝を噛まして余裕で
自宅を出る事と致しました。
向かう先も滋賀県内では無く、
通い慣れた調子踏切と致します。
予想では6:30~7:00くらいに通過するのでは?と
アタリを付け、自宅を出たのでございますがふ、と
撮影者が多くいらっしゃるかも知れないので早めに
現着した方が良いのかも、と不安がよぎります。
そこで急遽、高速道路へ乗ってハイスピードで
現着する事と致しました。
私が到着したのは5:39。
車を停めて携帯を確認しますと、お友達からの連絡で
5:35に茨木を通過したよ、と表示されております。
え、あと10分くらいしか余裕ないじゃん…と
大急ぎで車から飛び出し、同じく待機していらした
鉄仲間のh氏とご一緒にポジションを組みます。
結局、撮影者はワタクシとh氏、他1名という
まったりな陣容で本番を迎える事となりました。
予想外に早く通過した為、望んでおりました
露出は得られず厳しい撮影ではありましたが
捉える事が出来ました。
車体はステンレス地の銀色に、路線カラーの
紫色を帯として巻くスタイルでございます。
帯色も単色では無く、グラデーションで濃淡のある
設えでございました。
こちらは先打ちでございます。
踏切が鳴動し列車が接近する方向を示す矢印が
上りを指し示して点灯します。
が、直後に下りの矢印まで点灯致しまして
やば、被られちゃうかも!?と焦りが生まれ
先打ちをしておいたのでございます。
ですが色々とアレな切り位置ですので
このカットは次点落ちとしております。
後打ちはほんまにあわや、という具合でございます。
ここがカーブでございましたので撮影出来ましたが
これストレートでしたら詰んでおりました。
ISOを上げまくって露出を得ておりますので
画面がザラザラなのですが、取り敢えずは
今回も無事に記録を取る事が出来ました。
この撮影後、お友達のh氏は滋賀方面へ追っ掛けを
されるという事でここでお別れ致しまして、
ワタクシは居残ってちょっと朝練を楽しむ事に。
EF210-169がヘッドライトを煌めかせて
迫って参りました。
朝の下りは何処で撮っても逆光となるのですが
この日は雲が多く陽を隠しましたので
調子のカーブで下りカモレを狙ってみました。
上りのカモレにはEF210-153が充当され、明るさが
増した調子踏切を駆け抜けて行きました。
この時点で6時過ぎ、曇りとは申しましても
流石にまだ露出は暗く、デジタルパワーで何とか
撮影が出来ている状況でございます。
もう少し月が進みますとこの時間でも
撮影が厳しくなって参りますので、朝練も
終焉が近づいているのを痛感いたします。
今回の〆。
現在稼働しております丸鮫はわずか3両でして
その内の一両となりますEF66 103がこの日の
フクツー便をエスコートしておりました。
貴重となって参りました丸鮫の雄姿を
記録すべくの居残りでございまして、無事に
目的を果たせましたのでここで撤収、この後
お仕事へと向かったのでございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!