この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
鳥インフルエンザが流行した折、各地の
養鶏場が大打撃を被られたのは
記憶に新しい話でございます。
デンマークでは毛皮用に飼育されていた
ミンクからcovid-19の変異種が発生したと
いう事で1500万匹が処分されるのだとか。
処分されたミンクからも毛皮は
活用されるのか、と考えましたが
焼却される事になる様でございます。
ミンクを育てる方々の先行きを思うと
鳥インフルで被害を受けられた養鶏の方々を
思い出して、胸が締め付けられます。
この変異種、極めて悪質で従来よりも
感染力が高く検出されにくいというお話で
開発中のワクチンも効果が期待出来ないと
いう話も聞こえて参ります。
情報を鵜呑みにするのは危険ですので
複数のソースから話を仕入て精査し、
各自で慎重に対応すべき案件でございます。
暗澹たる気分を笑い飛ばせるような
良い話が欲しいものでございますね…
さて、今回の更新は20日に運転されました
北陸へのレールを輸送する臨時貨物を
撮影しておりますご報告でございます。
この日はみんな大好きニーナ様が
カンガルーライナーを牽引するという事で
大盛り上がりでしたが、その裏ではひっそり
何気にレアな臨貨も運転されていたのです。
桂川駅を通過しますシーンから。
この臨貨はEF510-502が登板となりました。
横っ腹に西日を受けて北を目指します。
このスジは光線が強いとお顔が黒くなり
画面の影率が上がりますので、サイド気味に
構えて影の面積を減らしてみました。
これも短編成だから出来る事でございます。
EF510が定尺チキを牽く姿はあまり目にする
機会も無く休日に運行されてとても有り難い
被写体となりました。
この撮影後に第1450列車記事で取り上げ
ました、国宝機の2059レを狙いに移動し
その撮影後、再度この列車を狙うべく
掘割へと向かったのでございます。
まずは望遠でファーストショット。
実は背後から、何か列車が接近していると
ご一緒したブログ友氏が気づかれまして
振り向きますとライトが見えました。
慌ててレンズを伸ばし、望遠構図でまず
一打ち致しまして、被りを回避します。
レンズを引きながら、本来の切り位置で
もう一写する事が出来ました。
表題とは異なり、このスジでも既に
太陽は高度を下げてしまい辺りはすっかり
残照で撮影するしかない露出具合でした。
その方が反って光線の影に悩まされなくて
良い結果とはなったのですが、露光が一気に
下がったのには驚かされます。
やはり太陽の明るさというのは偉大ですね…
後ろから来た列車が丁度目の前を過ぎる
タイミングで離合致しました。
ゴトーがもう少し遅かったり、117系が
早かったら惨劇となる所でございました。
やれやれ、でございます。
オマケ。
列車が東山通の下を潜り滋賀方面へと
走り去るのを見送りました。
チキのお尻に付けられた後部標識灯が
片方しか点いていないのと、カラフルに
色付けされたレール断面に目が行きます。
どうしてもレールの積載された隙間が
ハハハハ、ハハハハ、ハハ、と見えて
この不穏な情勢をレールたちが
笑い飛ばしているかの様に感じます。
来年は、積まれたレールの隙間の様に
ハハハハと笑いあえる年になれれば
良いな、と切に願いながら。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!