この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
泣かなければ冷たい人、と言われそうなのは
卒業式でございます。
近所の公立中学で卒業式が挙行された様で
着飾った奥様方がそぞろに道を歩く姿が
見られました。
生徒の方はまだ校舎から出てきていない様で
母親たちだけが帰宅の途に就いている模様。
そんな奥様方を見て思うのでございます。
左手の、ふくよかな奥様はお腹を空かせた
子犬の様な感じでクフゥ~ン、と。
隣の、枯れ枝の様な手足をした奥様は夜中に
時折聞こえるサギの様に、アー!アー!と。
向こうから歩いて来られる、遠目からでも
判る厚化粧な奥様はサルが威嚇する時の様な
フゥーッ、フゥーッという声で。
夜になれば鳴き声を上げるのでは
なかろうかと。
さながら、
森の動物たちのようでございますね。
昼間は貞淑な奥様、でも夜のベッドでは
森の動物なのでございます…というゲスな
妄想をして楽しんでおりました。
因みにワタクシの鳴き声は、米国の
PCメーカーの名前を連呼しております。
さて、今回の更新は本日撮影して参りました
ラッピング電車につきましての
ご報告でございます。
京都府が推進しております地域振興の企画で
中部地域の山ばかりな自治体を森の京都、と
銘打ちましてPRをしております。
明日からはその、森の京都地域を運行する
山陰本線でラッピング電車が走るのですが
それに伴って本日、お披露目と式典が
開催されるとの事でございました。
お披露目にはラッピングが施された編成が
初めて本線上に姿を見せますから、初物を
仕留めたい!という欲求にかられまして
沿線へと向かいました。
煌びやかなラッピングをまといます
223系6000番台、R02編成の姿を狙いました。
森の京都、企画のコンセプトカラーとして
設定されます茶色、黒、金色が中部地域を
代表する花、木、鳥をモチーフにあしらわれ
柄としてデザインされております。
こちらは今回のファーストショットでして
このコマを撮影するまではワタクシもどんな
デザインのラッピングなのか全く知らずに
カメラを構えておりました。
ただ、223系が使用されるという事ですから
281系のキティ柄などの様な車体の一部に
装飾が施されたデザインなのかと思って
期待せずにおりました。
所がやって来た列車はステンレスの地味な
印象を覆す柄でして、ビックリしつつ
シャッターを切る事となりました。
2号車をクローズアップしまして、柄を
良く見える様に撮影してみました。
花や木、鳥といった森の京都の住人が
品よくデザインされておりますね。
でも実際の森、と申しますか山の中には
鹿やアライグマ、イノシシとサルが闊歩し
隅の方をヌートリアなんかが蠢く様な
魔境なのでございますが。
同じ魔境なら森よりも
奥様が蠢くベッドの上の方が
ワタクシは嬉しい所でございますが。
車両前面の貫通扉下部にはおにぎりの様な
図案が白地で描かれております。
これは森の京都のシンボルマークだそうで
地域振興の旗印にも使用されております。
オマケ。
後打ちも一応は狙ってみたのですが
ここでは中途半端なテキトーショットで
終わってしまいます。
取り敢えず前と後ろでデザインの相違が
無い事を確認する事は出来ました。
ちなみにこの列車、
森の京都QRトレインという名称なのですが
何がQRなのかと申しますと、車内の各所に
QRコードが貼付されておりまして乗車時に
読み込んでもらうのだそうでございます。
GRコードには森の京都が如何に素晴らしい
場所かというのを報知する内容となっていて
乗客に中部地域をPRするのだそうで
ございます。
森の京都に興味を持ちそうな府外の方々に
知って貰うべき内容を、何故に府内を走る
車内で読み込ませるのか?と意図が良く
判らず、頭を抱えている所でございます。
例えば、関西を走る列車で山形の魅力を
発信されれば山形に行きたくなりますが
地元の魅力を地元で発信されても、ふーんと
なるだけの様に思うのでございます。
実際の所、どうなんでしょうかね。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!